価値あるトリノ攻略。
一体感のあるフットボールでユベントスを上回り、トリノで初勝利。
デンベレ弾で軌道に乗り、終盤アンスが引き起こしたPKでとどめを刺した。
FCバルセロナが歴史的な勝利をものにした。ユベントスの本拠地を攻略したのはこれが初。グループで有利な立場に立つと共に、エル・クラシコ敗北で沈んだ気分を上げる大きな白星となるだろう。試合は全般的にバルサが支配。モラタに3度ネットを揺らされたが、全てオフサイドで大きなピンチは至らなかった(3度目は際どかった)。デンベレが価値ある先制点、ペドリも輝く。攻撃陣のシュート精度がもう少し上がれば。
試合のポイント
●アクセル全開で:バルサが未だかつて勝ったことがない、トリノでの試合。塩っぱい試合で負けたエル・クラシコ直後。注目された試合への入り方は上々だった。キックオフと同時にユベントス陣内へと押し入り、1分たたずしてメッシが最初のシュート。2分にはピアニッチのミドルとグリーズマンのポスト直撃弾が飛び出している。意気込みを感じる出足。以後はボールが両陣地を忙しなく行き来する展開となる。
●デンベレの先制点:そして14分、バルサは先制に成功する。メッシの長いパスを受けたデンベレが、シュートフェイントからの右足シュート。これが相手選手に当たったことで、ちょうど良い放物線となってユベントスゴールへと吸い込まれるのだ。これにユベントスは直ちに反応した・・・ が、モラタのゴール(16分)は明らかなオフサイドで無効。バルサは22分のメッシの決定的シュートがわずかに枠を外れ、35分の速攻からの連続攻撃をデンベレとグリジが仕留め損なうなど、0-2の好機を活かせなかったのが勿体ない。ピボーテへの寄せが緩かったことで、バルサはPエリアまで比較的楽にボールを運べていた。
●モラタ弾が3度目の取り消し:後半のバルサは前半とは異なり、ボール保持から入っている。敵陣で問題なくパスをつなぎ、決定機手前のチャンスを作っていたクーマンチーム。だが55分、ユベントスは1本のロングパスからバルサ守備網を崩した。左右に振られ、最後は中央のモラタが仕留めて同点・・・かに見えたが、VARのチェックが入ってオフサイドの判定。モラタは前半16分、29分にもオフサイドで得点を取り消されており、1試合に3度はなかなか珍しい。3度目は気の毒。
●支配はするが、仕留められない:バルサは試合をコントロールしていたものの、1点リードだけでは非常に心許ない。勝負を終わらせるチャンスは何度もあったのに、判断を誤ったり、シュートが少しズレたりとゴールネットを揺らせない。60分あたりには惜しい場面を連続して作りながら、決まらないのが信じられないくらいだった。75分にもグリーズマン弾がポスト横を通過・・・ 惜しいんですよ、惜しい。ペドリはもうファールでなければ止められないレベル。末恐ろしい17歳だ。
●デミラル退場:82分にはユベントスの若手DFデミラルが2枚目のイエローカードで退場(ドリブルを仕掛けてピアニッチを蹴った)。バルセロナのパス展開にはさらに余裕が出た。そして追加タイム、エリア内でパスを受けたアンス・ファティをベルナルデスキが浴びせ倒してしまい、PKの笛。これをメッシが決め、ようやくのとどめの一撃としている。
トピックス
●主役の一人だったのはエル・クラシコに続いての先発起用となったペドリ・ロドリゲス。マドリー戦ではあまり持ち味を出せていなかったが、この試合では才能のきらめきを見せつけ、欧州を驚かせている。
●
Champions League | Jornada 2 | |
28 de Octubre 2020 – miercoles 21:00 h Juventus Stadium:— |
|
Juventus | FC Barcelona |
0 | 2 |
Goles | |
Dembélé (14) | |
Messi (90+pk) | |
Titular | |
Szcesny | 【6】Neto |
Demiral | 【7】Sergi Roberto |
Bonucci | 【7】Araujo |
Danilo | 【7】Lenglet |
Cuadrado | 【7】Jordi Alba |
Bentancur | 【7】Pjanic |
Rabiot | 【7】De Jong |
Kulusevski | 【7】Dembélé |
Chiesa | 【8】Pedri |
Dybala | 【7】Griezmann |
Morata | 【8】Messi (c) |
Cambios | |
Kukusevski→ McKennie (75) |
Araujo→ 【7】Busquets (46) |
Bentancur→ Arthur (83) |
Dembélé→ 【7】Ansu Fati (66) |
Rabiot→ Bernardeschi (83) |
Griezmann→ 【sc】Funior Firpo (89) |
Pedri→ 【sc】Braithwaite (90+2) |
|
Entrenadores | |
Andrea Pirlo | 【7】Ronald Koeman |
Arbitro | |
Danny Makkelie (holandes) | |
Tarjetas | |
Kukusevski (45+) | Sergi Roberto (60) |
Demiral (70) | |
Cuadrado (74) | |
Rabiot (79) | |
Demiral (85DA) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 0 | 0 |
Goles |
2 | 1 | 1 |
2 | 7 | 9 (0) |
Tiros a puerta |
13 (4) | 6 | 7 |
0 | 2 | 2 |
Ocasiones de Gol |
5 | 3 | 2 |
0 | 1 | 1 |
Corners |
4 | 2 | 2 |
2 | 1 | 3 |
Fueras de juegos |
0 | 0 | 0 |
283 | 246 | 529 |
pases |
728 | 352 | 376 |
48% | 48% | 48% | Posesion del Balon | 52% | 52% | 52% |
6 | 13 | 19 |
Faltas |
16 | 9 | 7 |
1 | 2 | 3 |
Tarjetas Amarillas |
1 | 1 | 0 |
0 | 1 | 1 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
テル・ステーゲン、コウチーニョ、ウンティティが負傷中。ピケが出場停止。 デンベレが右、ペドリが左の4-2-3-1。ボール非保持時はメッシとグリーズマンが2トップの4-4-2へ。敵陣でのハイプレスはかけず、相手攻撃の遅延を試みつつ撤退してブロック形成。 1人目の交代は負傷によるもので、ハーフタイム明けにアラウホに代えてブスケツ。デ・ヨングが緊急的にセントラルを務めた(2人しかセントラルがいない)。 |
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Titular | Final |
2020年10月29日(木)、ユベントス戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「トリナッソ」
- ■トリナッソ(※トリノでの好ゲーム、みたいな)
- → バルサがジンクスを破り、ユベントスのホームで初勝利。得点はデンベレとメッシのPK
- → ペドリがすばらしいリサイタル。デ・ヨングはアラウホ負傷によりセントラルとなった。そしてモラタの3得点がオフサイドで無効に
- ■代理役員会は今日、メンバー8人で発足へ
- ■チャンピオンズ/セビージャ 1-0 レンヌ
ルーク・デ・ヨングがセビージャに値千金の3ポイントをもたらす - ■レアル・マドリー
チームメイトたちがビニシウスにうんざり
SPORT「堂々たる」
- ■堂々たる
- 歴史的勝利
デンベレとメッシの得点で、バルサがトリノでユベントス相手に初勝利 - ヨーロッパへのメッセージ
クーマンチームが輝く試合をし、チャンピオンズリーグで力を示した - ■バルサ/形を成している代理役員会
カルラス・トゥスケツが指揮を執る
今日、今後下していく決断の説明へ - ■チャンピオンズ/セビージャ 1-0 レンヌ
デ・ヨングがセビージャに勝利をもたらした
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