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【マッチレポート】ラ・リーガ第17節 ウエスカ 0-1 バルサ

もうちょっと楽に勝ちたかったが。

メッシのアシストを受けたデ・ヨング弾で勝利。
試合はほぼバルサが支配したが、とどめを刺せずに苦しんだ。

前半に決まったデ・ヨングのゴールで辛うじて勝利を収めた。ここまで1勝でプリメーラ最下位のウエスカに対しバルサは明らかに試合を支配したのだが、恒例となっている決定機不足がまたも発生し苦しむことに。勝負を決められずに綱渡りの勝ちとなった。2021年の初戦を何が何でも勝つ、その最低限の課題はクリア。ほぼ完璧だった前半のうちに勝ちを確定させたかった。

試合のポイント

今季の象徴のような:ここ最近のクーマンバルサの特徴が色濃く表れていた試合。出来の良い時間帯には非常に良い印象を残しながらも、そこで決着をつけることができず、後半にリズムを落として苦しむことになっている。前半のバルセロナはウエスカに付けいる隙を与えず、ほぼ試合を支配。相手陣内でボールを回収しては主導権を持って攻め、インテンシティも高かった。しかしそこで複数得点して試合を終わらせることができない。最後はウエスカの攻勢を受け、綱渡りの勝利となった。



電撃のデンベレ:足首の痛みから復帰したレオ・メッシが引っ張り、ペドリデンベレが絶え間ない動きでウエスカをかき回す。そこに重ねられるジョルディ・アルバの攻め上がりと、デ・ヨングの侵入。スペースを消して守るウエスカを崩すのは容易ではなかったものの、相手には1本のシュートも許さず圧倒する前半のバルサに危なげはなかった。一番危なかったのは、セルヒオ・ブスケツのヤバい長距離バックパスだったろうか(ステーゲンがライン上で頭でクリア)。エレクトリック・デンベレは今日も資質の高さを見せつける。

デ・ヨングが先制点:押しに押していたバルサの攻めは27分に実を結んだ。左方面にいたレオ・メッシから正確無比なる浮き球パスがエリア内へと送り込まれ、2列目から飛び込んできたフレンキー・デ・ヨングがジャンプ一番右足で押し込み0-1。アシストも得点もお見事だった。ブライスウェイトのDFを引き連れる動きも。この時はもっとゆとりを持って勝てると思ったのだが、実際はこの得点がなければどうなっていたやら。40分にはメッシの入ったかと思えたFKをGKアルバロが横っ飛びセーブ。そういえば今季はまだ、レオのFK弾が生まれていない。

テル・ステーゲンが止めた:後半も立ち上がりはバルサのペースで進んでいく。しかし変化の予兆もあった。ウエスカが持ち前の勇敢さを見せ始め、前に出ることでスペースが生まれていたのだ。地元チームに最初にして唯一のチャンスが訪れたのは62分のことだった。CKからラファ・ミルが意表を突くヒールシュート。呆気なく同点(事故)となっていても不思議ではない場面で、集中力高くセーブしたテル・ステーゲンはさすがの一言だ。

耐えた最後の10数分:その数分後(68分)には、ペドリとの壁パスから抜け出したメッシの近距離シュートをGKアルバロがブロック。さらにはペドリのパスを受けてフリーのデンベレが1対1を決めきれない場面もあった。このあたりの好機を活かせていれば違ったのだが・・・。残り20分間は、同点を狙って前に出てくるウエスカの波に防戦を強いられたバルセロナ。ボールを失ってしまう回数も増え、いつ発生するともしれない事故にひやひやしながら、終了の笛に安堵した試合だった。

トピックス

グリーズマンは再び控え:怪我から復帰したウスマン・デンベレに先発の座を奪われるアントワン・グリースマン。前々節のバジャドリー遠征に続き、このウエスカでもベンチを温める姿が切なさを呼んだ。ブライスウェイトとの2トップに活路が見えた時もあったが、メディアプンタはペドリとどちらが良いかといえば、正直ペドリ。サイドでは断然デンベレに軍配が上がり、再び苦しい状況となっている。

ペドリも止まらない:ウエスカでもペドリは強い印象を残した。弱冠18歳にしてすでに、バルサをけん引する責任を引き受けようという覚悟がプレーから感じられるセントロカンピスタ。レオ・メッシとの関係性はこの試合でも冴え、デンベレを活かしたり、アルバのセンタリングに合わせて飛び込んだりと随所で光る動きを見せていた。もはやバルサの攻撃に欠かせない選手。

値千金のゴールを決めたデ・ヨング:「得点できて嬉しいよ。もっとエリアに入っていくようトライしているし、今日はレオが良いアシストをくれたね」「スペースが消されていて、相手が全員で守っている時は、DFの後ろから走り込むのが重要になる」
ロナルド・クーマンが前に出る自由を与えて以来、フレンキーの得点が生まれてきている。守備面でも貢献し、バルサではアラウホ(10回)に次ぐボール奪取数(9回)だった。




La Liga | Jornada 17
3 de enero 2021 – domingo 21:00 h
El Alcoraz
:—
Huesca FC Barcelona
0 1
Goles
De Jong (27)
Titular
Álvaro Fernández 【7】Ter Stegen
Pulido 【5】Dest
Insua 【6】Araujo
Siovas 【6】Lenglet
Javi Galàn 【7】Jordi Alba
Mosquera 【5】Busquets
Mikel Rico 【7】De Jong
Seoane 【7】Pedri
Sergio Gómez 【7】Messi (c)
Rafa Mir 【7】Demélé
Ontiveros 【6】Braithwaite
Cambios
Mikel Rico→
Doumbia (65)
Dest→
【5】Mingueza (75)
Pulido→
Juan Carlos (72)
Busquets→
【5】Pjanic (75)
Seoane→
Ferreiro (72)
Braithwaite→
【5】Griezmann (81)
Sergio Gómez→
Okazaki (72)
Entrenadores
Michel 【6】Ronald Koeman
Arbitro
Guillermo Guadra Fernández (baleares)
Tarjetas
Ontiveros (84)
Michel (88)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0

Goles

1 0 1
0 4 4 (4)

Tiros a puerta

20 (7) 8 12
0 1 1

Ocasiones de Gol

7 2 5
1 1 2

Corners

6 2 4
0 1 1

Fueras de juegos

3 2 1
345

pases

794
27.7% 33.5% 30.6% Posesion del Balon 69.4% 66.5% 72.3%
109 perdidas de balon 117
50 recuperaciones de balon 63
6 6 12

Faltas

11 6 5
0 1 1

Tarjetas Amarillas

0 0 0
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación
ピケ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。ウンティティが胃痛で招集外。
ネト、イニャキ、アラニャー、グリーズマン、ピアニッチ、リキ・プッチ、トリンカオ、マテウス、ジュニオル、ミンゲサ、コンラッドがベンチスタート。

奇をてらうことなく4バックで出撃。右レーンはデストの攻め上がりに任されたので迫力を欠き、攻撃はほとんどデンベレとアルバのいる左方向から行われている。もう少し右レーンを使う方法はないものか。

交代は終盤に入ってから。攻勢に出たウエスカを受け止め、2点差として勝負を決める意図で行われた。
まずは75分、デストとブスケツに代えてミンゲサとピアニッチ。
そして81分、ブライスウェイトに代えてのグリーズマン。

Titular Final

2021年1月04日(月)、バジャドリー戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「デ・ヨング決める」

  • デ・ヨング決める(デシデ・デ・ヨン、という音のリズム)
  • → オランダ人のゴールで2021年を白星発進、(優勝争いへの)選択肢を保ったバルサ
  • → メッシがラ・リーガでの500試合出場、バルサは試合を支配するも勝って終えるのに苦労した
  • アラベス 1-2 アトレティコ
    スアレスが90分に勝利をもたらす
  • ラス・パルマス 1-0 エスパニョール
    ボンヤリした試合のペリコたちを敗北で終わらせたVAR

SPORT「値千金のゴール」

  • 値千金のゴール
  • → デ・ヨングによる唯一の得点(メッシの絶妙のアシスト)が2021年を勝利でスタートする助けとなった
  • → バルサは前半に良い試合をし、明らかに支配をしていたが・・・ 得点不足は続き、苦しんで終わった
  • ラ・リーガ/アラベス 1-2 アトレティコ
    またも決定的、ルイス・スアレス
  • ラ・リーガ/アスレティック 1-0 エルチェ
    勝利にもかかわらず解任のガイスカ・ガリタノ

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