メッシ王とペドリ王子、大聖堂を攻略。
メッシが元気で楽しそうだとバルサは強い。
早々に先制点を奪われるも、一丸となって逆転に成功。
クーマンバルサが大聖堂サン・マメスにて勝点3を獲得した。勝利の立役者となったのは2得点を決めたレオ・メッシと、そのカピタンと抜群の関係性を再び示し1得点1アシストを記録したペドリ。わずか3分でウイリアムズに先制されたが、力強く反撃に成功し、良い印象のフットボールで逆転勝ちを収めた。バルサはこれにて3位に浮上。ラ・リーガ優勝争いに希望をつないでいる。
試合のポイント
●成長中:クーマンが目指しているバルサに、少しずつ近づいて行っているかな、との印象。基本は4-2-3-1的配置ながら、ボール保持時はフレンキー・デ・ヨングが攻撃的なインテリオールとなって4-3-3風へとシフトする。攻撃においてはカピタンメッシとペドリが息の合ったプレーで相手守備陣を翻弄。デンベレとアルバによるサイドも良いオプションとなっている。メッシが楽しそうなのが非常に重要。
●早い失点、すぐに同点:出足はちょっとつまずいた。3分、ムニアインからのパスを受けたイニャキ・ウイリアムスがラングレを楽に料理し、先制のゴールを決めたのだ。6分にも速攻からユーリに追加点を奪われそうになったりと、監督交代直後のアスレティックの立ち上がりは非常に意欲的だった。だがそこからバルサは反撃を開始する。最初の決定機は7分のデスト。同点の場面では起点となったメッシのパスは珍しく失敗に見えたが、走り込んだデ・ヨングがラインぎりぎりで折り返し、ペドリが頭で押し込んでいる(14分)。ウエスカ戦に続き、効果を発揮したデ・ヨングの飛び出し。
●メッシ×ペドリ:その同点ゴールも、少しさかのぼればデンベレのミドルシュートによって得たCKから続くプレーだった。週末のウエスカ戦に続き、このアスレティック戦でもデンベレの突破力はバルサの有効な攻め手。決定機では大抵デンベレが顔を出していた。予測しにくいアタッカーがサイドにいるのは良い。そして偽9番としてライン間を動くメッシと息の合ったプレーを連発するペドリ。逆転弾はこの2人の連携で生まれており、カピタンの意図を汲み取り、絶妙なヒールパスでアシストしたプレーはもう何年も一緒にいるかのようである。これにはビルバオ守備陣は誰も対応できず。メッシの丁寧なシュートがゴール左に決まり、バルサがスコアをひっくり返した(38分)。
●メッシSHOW:ペドリとの連携が機能し始めたこの頃、レオ・メッシの表情が目に見えて明るくなってきたのがクレとしては嬉しい。レオを中心軸にデザインされているこのチームは、レオが元気になることで躍動感も増していく。43分のポストぎりぎり弾、59分のポスト直撃弾、さらに53分にはわずかにオフサイドだったとして得点が取り消されるなど少々の不運もあったが、盛り上がりとしては上々。そして最後にはきっちり決めるあたり調子が上がっている証だろう、62分の包囲攻撃からカピタンはネットを揺らし、勝負をほぼ決着させている。アシストしたグリーズマンとの抱擁もGOOOOD。72分にもメッシはペドリのアシストからのポスト直撃弾で盛り上げている。
●試合終了少し前の失点は、メッシの横パスがカットされてしまったことがきっかけになってはいるのだが・・・ 幸い勝敗に影響はなく試合の余談として終わっている。バルセロナはこの勝利により、ついにチャンピオンズ圏内の3位へと浮上。この調子でひとつずつ上へと上っていきたい。
トピックス
●更新中:
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| La Liga | Jornada 2 | |
| 6 de enero 2021 – miercoles 21:00 h San Mames :— |
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| Athletic Club | FC Barcelona |
| 2 | 3 |
| Goles | |
| Wiliams (3) | |
| Pedri (14) | |
| Messi (38) | |
| Messi (62) | |
| Muniain (90) | |
| Titular | |
| Unai Simón | 【6】Ter Stegen |
| Capa | 【6】Dest |
| Núñez | 【7】Araujo |
| I. Martínez | 【4】Lenglet |
| Yuri | 【6】Jordi Alba |
| De Marcos | 【5】Busquets |
| Vesga | 【7】De Jong |
| Vencedor | 【8】Pedri |
| Muniain | 【9】Messi (c) |
| Raúl García | 【7】Demélé |
| Iñaki Wiliams | 【6】Griezmann |
| Cambios | |
| Yuri→ Balenziaga (32) |
Dest→ 【5】Mingueza (75) |
| De Marcos→ Berenguer (65) |
Dembélé→ 【5】Braithwaite (75) |
| Vesga→ Dani García (65) |
|
| Raúl García→ Morci (80) |
|
| Entrenadores | |
| Marcelino Garcia Toral | 【6】Ronald Koeman |
| Arbitro | |
| Del Cerro Grande (madrileño) | |
| Tarjetas | |
| Vesga (27) | Lenglet (57) |
| Dani García (70) | |
| 名前の次の数字は評価点:平均点【5】 | |
| Estadisticas | ||||||
| 1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
| 1 | 1 | 2 |
Goles |
3 | 1 | 2 |
| 4 | 4 | 8 (3) |
Tiros a puerta |
13 (9) | 5 | 8 |
| 2 | 1 | 3 |
Ocasiones de Gol |
10 | 4 | 6 |
| 0 | 3 | 3 |
Corners |
4 | 0 | 4 |
| 0 | 0 | 0 |
Fueras de juegos |
4 | 1 | 3 |
| 466 |
pases |
643 | ||||
| 39.3% | 45.5% | 42.6% | Posesion del Balon | 57.4% | 54.5% | 60.7% |
| 119 | perdidas de balon | 110 | ||||
| 51 | recuperaciones de balon | 53 | ||||
| 5 | 5 | 10 |
Faltas |
6 | 3 | 3 |
| 1 | 1 | 2 |
Tarjetas Amarillas |
1 | 1 | 0 |
| 0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
| Formación | |
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ピケ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。マテウスが監督判断で招集外。 デンベレは右から開始。グリーズマンが左から中央へと流れる。メッシは偽9番で自由に動いた。デ・ヨングの攻め上がりが攻撃のオプション。今回の攻めはデンベレのいる右サイドに集まっていた。左の大外レーンはアルバのためのフリーウェイで、時折ペドリが上手く利用した。 2点差で勝っていて、かつ全体のリズムも良かったことで交代は2人のみ。 |
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| Titular | Final |
2021年1月07日(木)、アスレティック戦翌日のバルセロナスポーツ紙。クリスマス週間の最後を飾るイベント・レイェスマゴスの日にちなみ、どちらも同じタイトルです。REYES MAGOSは子どもたちにプレゼントを届ける東方の三賢者を表しますが、直訳すると“魔術師の王たち”。表紙を飾るメッシとペドリです。
MD「レイェス・マゴス」
- ■レイェス・マゴス
- → メッシの2ゴールとペドリの得点が、調和したバルサに3ポイントをもたらし、3位浮上
- → カピタンとペドリのの連携が、先制はしたが内容では劣っていたアスレティックを破った
- ■コパ/コルネリャ 1-0 アトレティコ・マドリー
コルネリャッソ
ラ・リーガ首位チームの大変なKO負け、2部Bのコルネリャによって完全に妥当な結果として敗退となった
いつものかぎ爪を失ったコルチョネロたちはアドリアンのゴールをひっくり返せず - ■バルサ 5-0 エスパニョール
カンプノウでの歴史的な女子デルビにおけるマニータ
SPORT「レイェス・マゴス」
- ■レイェス・マゴス
- → メッシとペドリのコネクションがバルサに勝利をもたらす。アルゼンチン人クラックの2得点、カナリアの若きスターがもう1得点
- → バルサが今季初めてチャンピオンズ圏内に入る。マドリーに5ポイント差、アトレティコに7差の3位
- ■コパ・デル・レイ/コルネリャ 1-0 アトレティコ
ビッグニュース!コルネリャがアトレティコを敗退させる - ■女子フットボール/バルサ 5-0 エスパニョール
カンプノウで行われた歴史的デルビでのゴールラッシュ - ■バルサ/買取オプションなしのレンタル
アラニャーが今季末までヘタフェへ
コメント
メッシが笑顔でプレイしてて応援してるこっちからも嬉しい。デヨング、ペドリの成長も著しく、これからも頑張ってほしい。懸念点を挙げるとするならば、最終ラインの安定感。今季のバルセロナは自滅してポイントを失う傾向がある。2月にはCLファイナルステージが始まるのでそこまでには無駄な失点を減らすことがクーマンのタスクと思う。また、第二ポジションに位置する選手たちの活躍も芽が咲き始めたら3冠(CLは少し運も必要だが)も狙えるだろう。