【マッチレポート】ラ・リーガ第34節 ビジャレアル 1-4 バルサ

遅ればせながら、敵地で快勝

好調ビジャレアルをラ・セラミカで圧倒し、望みをつなぐ勝点3。
攻撃陣のクラックたちが躍動。

MSGトリデンテが光を放ち、好調ビジャレアルにラ・セラミカで快勝(1-4)した。アウェイでは苦戦続きだったバルサだが、この試合では攻撃陣が躍動し、黄色潜水艦を防戦一方に。相手OGで早々に先制すると、同点とされた後もスアレスグリーズマンのゴラッソで突き放した。白組は相変わらずVARの援護射撃を受けているが、バルサの雰囲気を変える勝利にできたのは大きい。

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試合のポイント

上々の立ち上がり:チームを取り囲むモヤモヤを吹き飛ばすべく、バルサ選手たちは立ち上がりから非常に積極的に前へと出て行った。その意気込みは早々に報われる。開始わずか3分、左インテリオールで起用されたセルジ・ロベルトのギャロップを発端にアルバが深く侵入、グリーズマンへのセンタリングがパウ・トーレスのオウンゴールを呼び込んだのだ。流れる攻撃。グリジの詰めも重要だった。



ビジャレアルの一撃:バルセロナは激しくハイプレスを仕掛け、ボール回収後の展開には工夫が感じられた。良い手応え。しかしながら好調ビジャレアルも大したもので、彼らが同点とするのにそう時間はかからなかった。14分のカウンターによる速攻。1本のロングパスからパコ・アルカセルに裏を取られた。バルサは守備陣が戻りきれず3対3。最後はこぼれ球をジェラール・モレノが押し込み、ビジャレアルが同点に追い付いている。

9番のゴラッソ:この日のバルサが良かったのは、ここから力強くリアクションして見せたことだ。以後はビジャレアルに有効打を打たせず、セルヒオ・アセンホの守るゴールを攻め立てる。MSGトリデンテが流動的かつ効果的に動き、シュートの雨を降らせた。追加点は20分。レオ・メッシが脅威の粘りでエリア前へと持ち込み、パスを受けたルイス・スアレスが豪快なロスカをゴール右端へと蹴り込んで1-2。これぞストライカーだ。

渦中のグリーズマンも美ゴール:攻めながらもGKアセンホの守りによって3点目を阻まれていたバルサに、ご褒美が届いたのはハーフタイム間際だった。メッシがエリア内に突入すると見せかけてDFを引き付け、後ろに落としたボールをグリーズマンが柔らかバセリーナで決めて1-3。先週末、起用法を巡って注目を集めた仏クラックとレオが良い連携を示したのは明るい。復調のきっかけとなるか。

バルサの優位動かず:2点リードで迎えた後半も、バルサがボールを支配し続けた。ビジャレアルは中盤の編成を変えることで状況の打開を図ったが、バルセロナの優位は動かない。時間経過につれてギアは落としながらも、守備で慌てるような場面はなかった。71分にはメッシの得点がオフサイドがあったとVARに難癖を付けられ無効とされている。白いゴールはこんなふうに取り消されないのにな。

アンスもゴール:大勢への影響はあまりなかったが、とどめ弾として勝負を決着させたのがアンス・ファティの1-4弾だった。左サイドを攻め上がり、中央へと持ち込んでパスを出すかと見せかけてニアを打ち抜く憎いシュート。やるではないか、青年。その後はメッシのFKがクロスバーを叩いたり、ブライスウェイトのヘッドをGKアセンホが猫反応でセーブしたりでマニータはならず。遅すぎたとは思うが、バルサにとって自信につながる完勝だった。

トピックス

怒りのバルトメウ:バルサ会長がVARに対して不満を爆発させた。「VARが全員に公平なものとなっておらず、いつも同じチームに有利な判定をしている」「世界最高のリーグで、VARが水準に達していないのは不愉快なことだ」「ロックダウン後、多くの試合で同じチームに有利な判定が起きている」「VARによってきちんと使われなかった映像があることを、私たちみんなが目撃しているんだ」

忘れたピケメッシのゴールがVARのチェックを受けていた際、VARがなにかやってるぞと思わせるジェスチャーをしていたジェラール・ピケ。試合終了後にその件を訊ねられると、「覚えてないよ」と答えるの巻。

グリーズマン輝く:前の2試合で控えスタートとなり、議論の中心になっていたアントワン・グリースマンが、会心のゲームで周囲の疑念に応えた。トリデンテの一角として自由な動きを許されたグリジは、以前の試合とは見違えるほどにプレーに関与し、決定機も創出。3分にパウ・トーレスのオウンゴールを呼び込むと、45分にはメッシのパスを受け技ありのバセリーナで勝利を決定づけた。セティエンがついにMSGトリデンテの最適解を発見したのか、次の試合を楽しみに見てみよう。

メッシ×グリジ連絡線レオ・メッシがビジャレアル戦で最も多くパスを送ったのがグリーズマンで、10回。そのうちの1つであるヒールパスが、グリジのゴラッソとなった。もう1つの得点アシストはルイス・スアレスへのパス。しかし親友へのパスは試合を通じて2回しかなかった模様だ。
グリーズマンからメッシへのパスは6回、スアレスには4回。

セルジ・ロベルトも輝く:左インテリオールとして起用されたセルジ・ロベルトが、中盤選手として出色のパフォーマンスを見せた。「戦術的に、僕は長いことあそこでプレーしていなかった。右では時々プレーしていたけど、今日は左で、僕はより落ち着いてやれたよ。バルサBでプレーしていた場所だしね」「スペースがあったし、楽しかった」
「あとでラテラルに戻らなきゃならないのは残念だったよ」

スアレスがクバラに並ぶルイス・スアレスがまたひとつクラブ史に名を刻んだ。ビジャレアル戦のゴラッソで彼のバルサでの得点が194となり、伝説のラディスラオ・クバラと並びクラブ歴代3位となったのだ。歴代2位は232ゴールのセサル・ロドリゲス、首位は言うまでもなくメッシで圧倒的な630ゴール。

クラブ9,000ゴールアンス・ファティが86分に決めた1-4弾が、FCバルセロナの公式戦9,000ゴール目となったとバルサ公式。持ってるね、この若者。

アセンホの壁:ビジャレアルのGKセルヒオ・アセンホの活躍がなければ、点差はもっと盛大に開いていただろう。

やっと敵地で勝てた:アウェイゲームで待望の勝点3をゲット。敵地で勝てたのはリーガ再開戦となった第28節のマジョルカ戦(0-4)以来となる。今季ここまでの17回の遠征のうち、勝点3を持ち帰れたのは9回のみ。全51ポイントのうち、25を取りこぼしている(そりゃあ優勝は厳しくなる)。カンプノウではマドリー勢に引き分けた以外は17戦中15勝。




La Liga | Jornada 34
5 de Julio 2020 – Domingo 22:00 h
Estadio de La Cerámica
:—
Villarreal CF FC Barcelona
1 4
Goles
  Pau Torres (3pp)
Gerard Moreno (14)  
  Suárez (20)
  Griezmann (45)
  Ansu Fati (86)
Titular
Asenjo 【7】Ter Stegen
Gaspar 【6】Semedo
Albiol 【7】Piqué
Pau Torres 【7】Lenglet
Alberto Moreno 【7】Jordi Alba
Iborra 【6】Busquets
Anguissa 【7】Arturo Vidal
Chukwueze 【7】Sergi Roberto
Cazorla 【8】Messi (c)
Gerard Moreno 【8】Griezmann
Pacoo Alcácer 【8】Suárez
Cambios
Paco Alcácer→
Bacca (36)
Suárez→
【7】Riqui Puig (60)
Iborra→
Bruno (46)
Semedo→
【6】Rakitic (60)
Gerard Moreno→
Moi Gómez (46)
Griezmann→
【7】Ansu Fati (72)
Cazorla→
Trigueros (56)
Busquets→
【6】Braithwaite (73)
Bacca→
Fer Niño (70)
Piqué→
【6】Araujo (82)
Entrenadores
Javi Calleja 【6】Qique Setién
Arbitro
Del Cerro Grande (madrileño)
Tarjetas
Pau Torres (18)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 0 1

Golesredcard

4 1 3
5 4 9

Tiros a puertaredcard

18 10 8
1 0 1

Ocasiones de Golredcard

7 2 5
1 1 2

Cornersredcard

6 2 4
0 1 1

Fueras de juegosredcard

3 1 2
    379

pasesredcard

821    
29% 35% 32% Posesion del Balon 68% 65% 71%
2 9 11

Faltasredcard

11 7 4
1 0 1

Tarjetas Amarillasredcard

0 0 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

デンベレ、デ・ヨング、ウンティティ、ジュニオルが負傷欠場。
ネト、ラキティッチ、アルトゥール、ブライスウェイト、イニャキ、リキ・プッチ、コリャド、アンス・ファティ、アラウホ、モレール、モンチュ、クエンカがベンチスタート。

基本的にいつもの先発イレブン。新しいのはセルジ・ロベルトが左インテリオールに選ばれたことだ。キング・ビダルはすっかりレギュラー。グリーズマンは左サイドに縛られることなく、わりと自由に動いていた。

残り時間30分となってからベンチ活動開始。
60分、セメドとルイス・スアレスが任務終了となり、ラキティッチとリキ・プッチが入った。セルジ・ロベルトが右ラテラルへと移動。4-4-2となり、リキがひし形中盤の先端へ。
続いて72分、ブスケツとグリーズマンがベンチに下がり、ブライスウェイトとアンス・ファティを投入。ラキティッチが中盤の底を務めた。並びは変則的な4-3-3?アンスが左翼に大きく開く。
最後は82分、出場停止リーチのピケに代わってアラウホに出番。

Titular Final
先発時 終了時
 

2020年7月06日(月)、ビジャレアル戦翌日のバルセロナスポーツ紙。 ラ・リーガ優勝をチームがまだ諦めてはいないと伝えています。一方で、毎節白いチームに有利なPKを与えるVARと審判団を批判。

MD「復調」

  • 復調
  • → バルサはタオルを投げず、ベストバージョンを取り戻す。得点機を生みだし、リズムをコントロールした
  • → グリーズマンがすばらしいゴールを決め、スアレスはクバラの記録に並ぶ。アンスがパーティを締めくくり、メッシが2得点をアシスト
  • バルトメウ「VARは公平ではなく、いつも同じチームに有利に働いている」
  • アスレティック 0-1 R.マドリー
    もうひとつの恥
    VARが再びレスキューに出動:PKを与え、マドリーのPエリアにおけるファールは無視
  • エスパニョール 0-1 レガネス
    もしカンプノウで勝てなければ、ペリコたちは2部へ

SPORT「命はある」

  • 命はある
  • → バルサがセティエン時代のベストゲームをし、ビジャレアルに大量得点。ラ・リーガ優勝への希望を残した
  • バルトメウ爆発「VARは公平ではなく、いつも同じチームに有利となっている」
  • ■アスレティック 0-1 R.マドリー
    マドリーを味方する、もうひとつのVARスキャンダル
    審判は映像チェック後にマルセロに対するPKを取ったが、マドリーエリア内でのラモスによる踏みつけは全く見ようとはしなかった

 

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