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【マッチレポート】スーペルコパ準決勝 レアル・ソシエダ 1-1(2-3) バルサ

救世主テル・ステーゲン。

決定的なパラドン連発でチームを救ったドイツ人GK。
メッシ不在で苦しむも、PK合戦で勝ち抜き決勝進出。

FCバルセロナがPK戦の末にレアル・ソシエダに勝利し、スーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝へと勝ち進んだ。120分間でのスコアは1-1。バルサはフレンキー・デ・ヨング弾で先制したが、後半オヤルサバルのPKで追い付かれた。英雄はPK戦を含む決定機を幾つも止めたテル・ステーゲンメッシは怪我のために欠場となっている。

試合のポイント

序盤は劣勢:試合当日の午前、メッシがホテルに残って準備セッションに行かなかったぞ、との知らせからざわついた場外。週末のリーグ戦で途中交代の原因となった左腿の違和感が消えず、リスク回避のためにカピタンはこのラ・レアル戦を欠場となった。支柱であるレオを欠くバルサは、序盤、レアル・ソシエダのプレッシングの前に劣勢を強いられる。17分にブスケツがボールを奪われ、速攻からイサクにやられかけた場面では、テル・ステーゲンが完璧な位置取りとブロックでシュートを未然に防いでいる。



フレンキーの先制弾:バルサが押し返し始めたのは25分過ぎあたりからだ。活発だったのは右サイドのウスマン・デンベレブライスウェイトにも何度か、ちょっと惜しいくらいの好機が訪れている。待望の先制点は39分。左サイドを切れ込んだグリーズマンのセンタリングに、飛び込んだデ・ヨングが頭で合わせて0-1!クーマンに攻撃的な役割を追加されたフレンキーの飛び出しが、今回も非常に重要な意味を持った。圧している時間帯に得点できたのも良い。

PKで同点に:そのデ・ヨングは失点の場面でも主役になってしまったが、白いチームのヒゲ主将なら笛は吹かれなかっただろうなと思うようなハンドをPKにされたことによる。これをPK職人のオヤルサバルがきっちり決め、ラ・レアルが後半早々に同点へと追い付いている(51分)。
その後はバルサが優勢に試合を進めるも、レアル・ソシエダを完全に崩した・・・・という好機は作れず。デンベレがメッシだったらあるいは・・・という惜しいシュートはあった。

ステーゲン現る:延長戦の主役はなんといってもテル・ステーゲン(と相手GKレミーロ)だ。94分、サルドゥアの強烈なミドルを横っ飛びで弾き、115分にはヤヌザイの至近距離弾を右手でかき出す。118分のヤヌザイによるポスト直撃シュートも、リプレイで見ると空飛ぶステーゲンがわずかにコースを変えていた。すばらしきかな。一方でバルサの好機(デンベレグリーズマン)にはレミーロが立ちはだかる。試合は120分で決着せず、PK戦へともつれ込んでいる。

聖ステーゲン:PK合戦における英雄もテル・ステーゲンだった。快感だったのはレアル・ソシエダの2人目、PKは16回連続で決め続けているらしいオヤルサバルのシュートをがっちり止めて見せた場面だ。同じ試合で二度は決めさせないぜ・・・とのセーブにカタルシスを感じる。惚れる。バルサ側はデ・ヨンググリーズマンが決め損なったが、5人目を務めたリキ・プッチがハートの強さを見せて決勝弾(2-3)。熱戦をメッシ抜きで競り勝ったクーマンチームが決勝へと駒を進めた。

トピックス

守護天使テル・ステーゲン:前半17分にイサクの決定的シュートを直前で阻止。94分にサルドゥア、115分と118分にヤヌザイの決定機をセーブ。PK合戦でもオヤルサバルのシュートを止め、ウィリアン・ジョセのシュート方向を読んでいた(そしてポスト直撃)テル・ステーゲンがFCバルセロナの決勝進出の立役者であるのは間違いない。舞台となったヌエボ・アルカンヘルは「新しい大天使(ニュー・アークエンジェル)」を意味するが、バルサのアルカンヘルはドイツ人GKだった。

リキ・プッチ「プレーはしていないけど、僕には家族と健康がある。なんの不満も言えないよ。もしロナルドがいくらかの出番をくれるなら、感謝するさ。もしもらえないなら、ハードワークを続けていく」
延長戦から試合に入ると、チームにフレッシュさをもたらし、PK戦においては重圧のかかる最終キッカーを申し出たという。「ロナルドが最初に蹴る4人を言ったので、僕が5人目になると頼んだんだ。確信をもって蹴った。どこに打つかは分からなかったけれど、打つなら強く、自分を信じてやらないとね」

●ジェラール・ピケが戦列を離れて以降、守備ラインの要はラングレではなくロナルド・アラウホ

デ・ヨングの勢い:攻撃的な役割を与えられたフレンキー・デ・ヨングが、水を得た魚となっている。インテリオールの位置から、折良く相手エリア内へと飛び込んでいく動きはチームにとって非常に有効なオプションとなっており、39分の先制点以外にも2度ほど惜しい場面が。デ・ヨングの得点はこの1ヶ月間で3度目となり、チームの浮上と重なっている。ハンドを取られてPKにされたり、PK合戦では外したりもしたけど、どんどん前へ進んでいこう。

 




Supercopa de España | semifinal
13 de enero 2021 – miercoles 21:00 h
Nuevo Alcángel
:—
Real Sociedad FC Barcelona
1(2) 1(3)
Goles
  De Jong (39)
Oyarzabal (51pk)  
Titular
Remiro 【】Ter Stegen
Gorosabel 【】Mingueza
Zubeldia 【】Araujo
Le Normand 【】Lenglet
Monreal 【】Jordi Alba
Guevara 【】Busquets (c)
Mikel Merino 【】De Jong
Guridi 【】Pedri
Portu 【】Griezmann
Isak 【】Demélé
Oyarzabal 【】Braithwaite
Cambios
Guridi→
Barrenetxea (81)
Braithwaite→
【】Trincao (78)
Gorosabel→
Zaldua (91)
Busquets→
【】Pjanic (91)
Isak→
William Jose (91)
Pedri→
【】Riqui Puig (91)
Portu→
Januzaj (103)
Mingueza→
【】Junior (114)
Guevara→
Zubimendi (106)
 
Zaldua→
Bautista (120)
 
Entrenadores
Imanol Alguacil 【】Ronald Koeman
Arbitro
Munuera Montero (andaluz)
Tarjetas
Le Normand (57) Dembélé (54)
  Mingueza (97)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a pr Total Total pr 2a 1a
0 1 0 1

Goles

1 0 0 1
8 4 5 17 (7)

Tiros a puerta

18 (5) 5 4 9
       

Ocasiones de Gol

       
      8

Corners

3      
0 0 0 0

Fueras de juegos

0 0 0 0
      450

pases

786      
33.8% 41.0%   37.0% Posesion del Balon 63.0%   59.0% 66.2%
61     167 perdidas de balon 166     69
32     77 recuperaciones de balon 78     35
6 6 10 22

Faltas

14 6 5 3
0 1 0 1

Tarjetas Amarillas

2 0 2 0
0 0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0 0
Formación

ピケ、メッシ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷欠場。マテウスが監督判断で招集外。
ネト、イニャキ、デスト、ピアニッチ、リキ・プッチ、トリンカオ、ウンティティ、ジュニオル、イライシュ(二度目)がベンチスタート。

レオ・メッシがリーグ戦のダメージにより欠場。グリーズマンが中央に、ブライスウェイトが左に入っている。週末の試合を欠場したアラウホが復帰、右ラテラルにはミンゲサ。

交代は試合終盤。1人目は78分、ブライスウェイトに代えてのトリンカオ。延長戦からデンベレが左に回っている。
続いては延長戦開始前で、91分、ブスケツとペドリに代わってピアニッチとリキ・プッチに出番。
4人目にしてラストは114分、ミンゲサからジュニオル。

Titular Final
 

2021年1月14日(木)、レアル・ソシエダ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。英雄テル・ステーゲンを称えつつも、チーム一丸で勝った様子が伝わる写真が選ばれています。

MD「決勝戦へ」

  • 決勝戦へ
  • → バルサ(メッシ欠場)が非常にタフだった準決勝にてPK戦を制する
  • → 最高のテル・ステーゲンと決定的なゴールを決めたリキが試合の英雄
  • ■アトレティコ・マドリー 1-1 バルサ:(女子)クレたちはPK戦にて倒れる
  • アトレティコ・マドリー
    ムッサ・デンベレが150万ユーロで赤白クラブにレンタル移籍
  • フランス/PSG 2-1 マルセイユ
    ポチェッティーノの初タイトル

SPORT「英雄!」

  • 英雄!
  • → テル・ステーゲンがバルサをスーペルコパ決勝に導く
  • → 試合中に3度、PK戦での2度の魔法のセーブにより、青えんじチームが勝ち抜け
  • スーペルコパ/レアル・マドリー対アスレティック(21時)
    決勝戦の1枠を求めるレアル・マドリー
  • 女子スーペルコパ/アトレティコ 1-1(3-1) バルサ
    PK戦でバルサが痛いKO負け

コメント

  1. バルサ より:

    感動的な試合でしたね。
    タイトルのため、全力を尽くして戦っていることが伝わってきました。
    pk勝ちはそのおかげでしょう。
    次はクラシコか、ビルバオか、暫くぶりのタイトルにつけて期待大です。
    メッシ復帰できるかな…

  2. LUKA より:

    ですね……

    ファンとしはメッシは絶対見たい、でも体調が一番だし、、難しいところです笑

    とにかくバルサ頑張って!!!