メッシがクーマンの求めに応じる。
カピタンが後半の2得点で監督の呼びかけに応えた。
ラ・リーガのタイトル戦線に止まる勝利。
FCバルセロナがエルチェに3-0で勝利し、リーガ優勝争いへの関心をつないだ。前日会見で、可能性はあるのだから全力で立ち向っていかねばならないとメッセージを投げたクーマンに対し、メッシが後半のゴラッソ2発にてチームを引っ張り返答とした試合。結局メッシ頼みではあるが、多少のイメージ改善に役立っただろう。強豪相手には、まああれだけれど。
試合のポイント
●クーマンの求め:前日会見でロナルド・クーマンは次のように語っていた。「全ての試合に勝つチームはいないし、これからの試合次第だろう。希望はある。そして希望あるかぎり、全てを求めて行かなければならないんだ」「フットボールの世界では、2日で全てが変わりうることを私たちは知っている。パリ戦とセビージャ戦の結果で私たちはダメージを受けた。私たちはバルサであり、ここでプレーすることを誇りに思わなければならない。実績ある選手たちとカピタンたちが、全てを目指す雰囲気を作らなければならない」
これに応えたのが、大エースのメッシだった。
●眠い前半:イレギュラーな夏を送ったことで、この2月下旬まで延期されていたバルサのラ・リーガ第1節。首位アトレティコとの勝点差を縮めるためには勝利必須だったこの試合の、前半は眠気を誘う展開だった。開始1分にしてトリンカオの左足ロスカがGKエドガル・バディアを襲って以降、バルサはエルチェの敷くブロックを前に危険を作り出せない。ようやく20分に再びトリンカオが絶好機を手にするも、バディアの好守に阻まれ得点にはならなかった。シュートコース以外は完璧だったが・・・。彼のそういうギラギラしたところは好き。バルサの攻め手はほぼ右に限られ、相手を揺さぶる動きとアイディアに欠けていた。
●デンベレを入れてピッチを開き、メッシが中央突破:試合を変えたのはクーマンがハーフタイムに施した交代だ。ピアニッチに代えてデンベレを入れ、2人のエストレーモでサイドを開く。ブライスウェイトは中央で相手セントラルたちを縛る。それによってメッシはライン間でボールを受け、中央突破を試みやすくなる。一気にギアを上げていったことも上手くいき、成果はわずか2分にして先制点となって表れた。ブライスウェイトとの連携で真ん中をこじ開けたメッシが、その技術と決定力を見せて1-0(48分)。強引でもいいじゃない。カピタンのゴラッソでチームはだいぶ楽になった。
●意表を突いたフレンキー:エリアを固く閉ざす相手に対しては、結局のところ、古典的ではあるが両エストレーモ+9番による攻略が上手くいくケースが多い。そしてそれがバルサ伝統のスタイルでもある。68分の追加点では、デ・ヨングのドリブル突破が効いた。エルチェとしても予想外だったのだろう。急加速し、ライン裏へと抜け出すフレンキーに慌てる守備ライン。ここで4人の注意を引き付けたことでメッシがフリーとなり、カピタンは勝負を決定づける2点目をきっちり仕留めている。監督が求めた「決定力」を示したカピタン。
●ベテランが道を示す:週末のカディス戦で痛い目を見た、決定機を逃すことによる勝点の取りこぼし。何度も示された教訓を今度は活かし、時間稼ぎをすることなく試合を終えられたのは良かった。後半に入ってからは、カピタン・メッシのほか守備の要ピケ、ジョルディ・アルバらが監督の要請に応え、若いチームメイトを導いたのも収穫と言える。
73分にアルバのゴラッソで3点差が付いた後はセルヒオ・ブスケツを入れてチームの再編成。後半のような展開を増やしていければ戦いの負担も減っていくのだが。次のセビージャ連戦が勝負。
トピックス
●更新中:
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La Liga | Jornada 1 | |
24 de Febrero 2021 – miercoles 21:00 h Camp Nou:— |
|
FC Barcelona | Elche |
3 | 0 |
Goles | |
Messi (48) | |
Messi (68) | |
Jordi Alba (73) | |
Titular | |
Ter Stegen【】 | Edgar Badia |
Mingueza【】 | Barragán |
Piqué【】 | Gonzalo Verdú |
Umtiti【】 | Josema |
Jordi Alba【】 | Mojica |
Pjanic【】 | Cifuentes |
De Jong【】 | Mfulu |
Pedri【】 | Raúl Guti |
Messi (c)【】 | Rigoni |
Trincao【】 | Pere Milla |
Braithwaite【】 | Lucas Boyé |
Cambios | |
Pjanic→ Dembélé【】(46) |
Cifuentes→ Fidel (60) |
Trincao→ Busquets【】(67) |
Rigoni→ Morente (60) |
Braithwaite→ Griezmann【】(76) |
Lucas Boyé→ Carrillo (72) |
Jordi Alba→ Dest【】(77) |
Pere Milla→ Nino (72) |
Piqué→ Lenglet【】(77) |
Mfulu→ Luismi (81) |
Entrenadores | |
Ronald Koeman【】 | Fran Escriba |
Arbitro | |
Díaz de Mera (castellano-manchego) | |
Tarjetas | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 3 | 3 |
Goles |
0 | 0 | 0 |
2 | 7 | 9 (5) |
Tiros a puerta |
6 (1) | 3 | 3 |
3 | 4 | 7 |
Ocasiones de Gol |
1 | 0 | 1 |
2 | 4 | 6 |
Corners |
3 | 0 | 3 |
2 | 1 | 3 |
Fueras de juegos |
1 | 0 | 1 |
772 |
pases |
405 | ||||
66.2% | 64.1% | 65.1% | Posesion del Balon | 34.9% | 35.9% | 33.8% |
72 | 31 | 103 | perdidas de balon | 103 | 41 | 62 |
39 | 24 | 63 | recuperaciones de balon | 54 | 19 | 35 |
4 | 4 | 8 |
Faltas |
8 | 3 | 5 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Amarillas |
0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
アラウホ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。 幾つかのポジションでローテーション。ピアニッチ、トリンカオ、ブライスウェイトが出番となった。 ピアニッチは前半だけで交代。デンベレが左エストレーモに入り、デ・ヨングとペドリのドブレピボーテとなった。ブライスウェイトは中央へ。サイドが開かれたことが功を奏し、中央突破から先制点。 |
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Titular | Final |
2021年2月25日(木)、エルチェ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「得点力はある。リーガもある」
- ■得点力はある。リーガもある。
- → メッシのドブレーテ(18得点で単独ピチーチ)とアルバ弾のあった後半、バルサがエルチェを屈服させる
- → タイトル戦線に復帰:1試合少ない首位アトレティコに5ポイント差、レアル・マドリーに2ポイント差
- ■チャンピオンズ/アタランタ 0-1 レアル・マドリー
10人相手の苦悶の勝利
メンディの得点がジダンチームを救う(17分から1人多かった) - ■2020年最優秀スポーツマン
初のテレ式典
MDの伝統的祭典はCOVIDによって方式を変え、今日2セッションのストリーミング放送
SPORT「メッシは確かに責任を受け持つ」
- ■メッシは確かに責任を受け持つ
- → エルチェ相手の落ち着かない試合、最初の2得点を決めバルサをけん引したレオ
- → ゴレアーダを完成させたのはアルバ。これによりチームは3位に返り咲いた
- ■チャンピオンズリーグ/アタランタ 0-1 レアル・マドリー
マドリーがスキャンダル付き勝利 - ■会長選挙/ジョアン・ラポルタに一日密着
希望を抱かせるカリスマ
コメント
三点目、アルバが警戒されてる外ではなくPA内に入り、空いた左裏にメッシがパスを通してアルバが決める形がまた出ましたね。
このパターン、増えるかな。