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拡大するコロナウイルスの影響、バルサ対ナポリやラ・リーガも無観客試合に

コロナウイルス感染予防のため、カタルーニャ州政府が観客なしでの試合開催を要求
人々の健康を優先し、バルサは提案を受け入れた

コロナウイルス感染拡大の影響が、スポーツ界にも広く及んできました。FCバルセロナもその例外でなく、今月18日にカンプノウで開催が予定されているナポリとのチャンピオンズ1/8 final ブエルタを無観客で行うことが決定。ジャナラリター(カタルーニャ州政府)保健省の要請をクラブが了承しました。

さらにラ・リーガも、少なくとも2週間はすべての試合を観客を入れずにプレーする旨を発表。スポーツは観客の情熱あってこそなので、無観客開催ではなく延期がベターではないかとの議論も発生しています。

カタルーニャ州政府の要請を受け

昨日(10日)午前、カンプノウのすぐ隣りにあるカタルーニャ州政府・保健省庁舎において、重要な会議が行われました。
出席したのは州政府のジョアン・グィシュ保健相、州スポーツ局のジェラール・フィゲラス事務長官、その他担当閣僚ほか、バルサ代表としてはオスカル・グラウ(CEO)、アルベルト・ソレール(プロ部門総括ディレクター)、ラモン・カナル(クラブ医療部長)ら。

議題はコロナウイルスの感染拡大を受け、今月18日(水)にカンプノウで開催される予定のチャンピオンズ 1/8Final ブエルタ、バルサ対ナポリを無観客にするか否かです。

州政府としては、ウイルスの感染拡大を防ぐためには9万人以上が集まるであろうイベントは控えてほしいですし、バルサとしては大一番に地元ファンの応援を受けてプレーできる利点をどうにか活かしたい。せめて年間指定席を持つソシオだけでも入場できるよう、求めたようです。

しかし結論はもうすでにご存じの通り、「無観客での実施」。
健康面での理由から、バルサが当局の要請を受け入れました。

ラ・リーガも無観客で
その少し後、バルサとカタルーニャ政府の決定を追うように、スペイン政府下でスポーツ政策を担うスポーツ上級審議会(CSD)が同国内の各スポーツ協会に対して全ての競技大会やスポーツイベントを無観客で行うよう通達。ラ・リーガも2週間にわたって観客を入れずにプレーされることとなりました。寂。

スタジアムに入場できる人々は・・・
●選手、コーチ陣、各スタッフ、審判団 ●両チームの役員 ●ラ・リーガの使節団 ●ドーピング検査官 ●ボールボーイ ●グラウンド整備スタッフ ●スタジアム清掃係 ●テレビ放送関連 ●消防士 など一般人以外の、試合運営に必要な人。
新聞記者などは入場不可。

無観客試合では、カンプノウの魔法に頼れない

ホーム&アウェイ対決の第二戦を、地元で戦えるアドバンテージ。
バルサはその有利さの多くを失うことになります。

地元ファンの後押しがもらえない。カンプノウの場合は9万人以上が発するエネルギーがなくなる。
そして相手チームや審判が圧力を感じない。

カンプノウが様々なドラマの舞台となってきたのはクレたちの情熱が後押ししたからであり、熱狂が生むエネルギーの偉大さはあのPSG戦での大レムンターダ(6-1)を見れば分かります。あの試合は審判を含めて異様な雰囲気に呑まれていました。
静寂がこだまするスタジアムでは魔法は生まれないでしょうし、逆境を跳ね返す力はもらえません。

昨夜メスタージャで散ったバレンシアも(対アタランタ、3-4)、地元ファンがいれば違ったかもしれない。
観客の以内スタジアムで試合なんてできるかと、各所でスポーツ選手や監督たちが声を上げ始めています。

魔法に頼れないということは
マイナス要素満載の無観客試合を、無理やりに良いように解釈してみましょう。
考えられるのは、イダで有利な1-1を持ち帰ったので大丈夫だろうという油断を排除できることとか・・・?
週末のラ・リーガ、マジョルカ戦はビジターとして無観客を経験できるので、セリエAが中止されていて混乱の渦中にあり、2月29日から試合のないナポリよりもマシとかですかね・・・。バレンシアはイタリアのアタランタに葬られましたケド・・・。

いずれにしてもキケ・セティエンによるメンタルコントロールが重要になりそう。

客席にでっかい液晶モニターを5万個くらい設置して、自宅やバルのくれたちを映し、擬似熱狂を演出するとか出来たらいいのにな。

そもそもナポリ一行が無事、試合のためにバルセロナまで遠征できるのか、という問題もある。イタリアの移動制限、そしてスペイン政府によるイタリアからの直行便の運行禁止。チャンピオンズを主催するUEFAはどう決断を下すでしょうか。例外的な延期もある?

 

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