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空中分解か、団結しての反転攻勢か・・・セティエンバルサの正念場

バライドスでの引き分けはバルサにいくつかのダメージを残した
高まる監督たちへの疑問、度々見かけるようになったロッカールームとテクニコの不調和・・・

バライドスでのエンパテ(2-2)はバルサを、そしてキケ・セティエンを難しい状況に置きました。試合内容では改善が見られたものの(特に前半)、結果が伴わなければ信頼は得られない。テクニコと選手たちの関係がぎくしゃくしているとのウワサ話が聞こえてくる、危ない状況です。結末次第では、8月に嵐が来るかもしれない。しかしまだ物事は終わっていない。セティエンバルサの正念場です。

試合後のロッカールームに緊張

バライドスでの試合終了後、バルサのロッカールームでは何人かの選手たちがキケ・セティエンの戦術決定を避難し、緊張が走ったとの記事をMDが伝えています。
エルネスト・バルベルデの時は、たとえチームが低空飛行をしていても監督とぶつかったなんて話は出てこなかったので、セティエンは重鎮選手たちと良好な関係を築けてないのかもしれません。

セルタ戦終了後、ルイス・スアレスはMovistar+ のピッチサイドインタビューでアウェイで繰り返される取りこぼしについて訊ねられると、監督に矛先を向けています。曰く
何かをするために監督たちはいるわけだから、その類いの状況を分析したりね。僕らはピッチの中で全力を出してるよ。アウェイでの僕らは、他のシーズンでは失わなかった重要な勝点をたくさん失っている」

また6月29日版SPORTは、セルタ戦のセティエンの采配に選手たちが驚き、何故決着が付く前にジョルディ・アルバスアレスを交代させたのか理解できていないと伝えています。すぐ後にアトレティコ戦があるにせよ、1-3とするまでは主力は残すべきだったと。
交代前からすでにピンチが訪れていたので、余計でしょうか。

選手たちこそが正義でもないですし、ものを言うのは結果なんですが、ここでもやはり重要なのは、監督チームと選手たちが上手く行っていなさそうなことです。セティエンのメソッドが機能していない感。

シーズンの終わり方によっては・・・

アスレティック戦の給水ブレイクにて、最後まで円陣を組んで熱心にテクニコの話を聞く相手チームとは対照的にバルサ選手たちはさっさと解散していたシーンもありましたし、この重要局面でありながら熱い一体感が伝わってこないのが辛いです。
副司令エデル・サラビアはひとり熱いんだけれども、選手の評価・敬意は集められているんだろうか。

セルタ戦後半の給水ブレイクでは、メッシサラビアが話しかけても気付かないふりをして去って行った、ラキティッチもサラビアの指示に難色を示したとMovistar。

内部騒動、勝ちが続かない、同じ問題を修正できずライバルに差を付けられる点において、セティエンバルサには早くも末期臭が漂い始めています。

とはいえ、です。
マドリーに優勝争いをリードされていると言っても、まだ2ポイント差なので、勝ち続けていればバルサにもチャンスはある。きっとある。たぶん。
なのでもし最終節の逆転優勝なんてことになれば、セティエンバルサ万歳でしょう。せっかくなんで希望を抱いていきたい。

ピケのメッセージ

ジェラール・ピケがSNSを介して言っています。「ひとつ思い出してほしい、僕らはバルサで、これ(優勝争い)はまだ終わっていないんだ。最後まで戦うことが、僕らのDNAの一部。頭を高く上げて、火曜日(とアトレティコ戦)に全力で行くよ」

ラ・リーガは残りあと6節。セティエンバルサはさて、歓喜と混乱、どちらの港にたどり着いているでしょうか。

 

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