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【マッチレポート】ラ・リーガ第1節 バルサ 3-0 エルチェ

メッシがクーマンの求めに応じる。

カピタンが後半の2得点で監督の呼びかけに応えた。
ラ・リーガのタイトル戦線に止まる勝利。

FCバルセロナがエルチェに3-0で勝利し、リーガ優勝争いへの関心をつないだ。前日会見で、可能性はあるのだから全力で立ち向っていかねばならないとメッセージを投げたクーマンに対し、メッシが後半のゴラッソ2発にてチームを引っ張り返答とした試合。結局メッシ頼みではあるが、多少のイメージ改善に役立っただろう。強豪相手には、まああれだけれど。

試合のポイント

クーマンの求め:前日会見でロナルド・クーマンは次のように語っていた。「全ての試合に勝つチームはいないし、これからの試合次第だろう。希望はある。そして希望あるかぎり、全てを求めて行かなければならないんだ」「フットボールの世界では、2日で全てが変わりうることを私たちは知っている。パリ戦とセビージャ戦の結果で私たちはダメージを受けた。私たちはバルサであり、ここでプレーすることを誇りに思わなければならない。実績ある選手たちとカピタンたちが、全てを目指す雰囲気を作らなければならない
これに応えたのが、大エースのメッシだった。



眠い前半:イレギュラーな夏を送ったことで、この2月下旬まで延期されていたバルサのラ・リーガ第1節。首位アトレティコとの勝点差を縮めるためには勝利必須だったこの試合の、前半は眠気を誘う展開だった。開始1分にしてトリンカオの左足ロスカがGKエドガル・バディアを襲って以降、バルサはエルチェの敷くブロックを前に危険を作り出せない。ようやく20分に再びトリンカオが絶好機を手にするも、バディアの好守に阻まれ得点にはならなかった。シュートコース以外は完璧だったが・・・。彼のそういうギラギラしたところは好き。バルサの攻め手はほぼ右に限られ、相手を揺さぶる動きとアイディアに欠けていた。

デンベレを入れてピッチを開き、メッシが中央突破:試合を変えたのはクーマンがハーフタイムに施した交代だ。ピアニッチに代えてデンベレを入れ、2人のエストレーモでサイドを開く。ブライスウェイトは中央で相手セントラルたちを縛る。それによってメッシはライン間でボールを受け、中央突破を試みやすくなる。一気にギアを上げていったことも上手くいき、成果はわずか2分にして先制点となって表れた。ブライスウェイトとの連携で真ん中をこじ開けたメッシが、その技術と決定力を見せて1-0(48分)。強引でもいいじゃない。カピタンのゴラッソでチームはだいぶ楽になった。

意表を突いたフレンキー:エリアを固く閉ざす相手に対しては、結局のところ、古典的ではあるが両エストレーモ+9番による攻略が上手くいくケースが多い。そしてそれがバルサ伝統のスタイルでもある。68分の追加点では、デ・ヨングのドリブル突破が効いた。エルチェとしても予想外だったのだろう。急加速し、ライン裏へと抜け出すフレンキーに慌てる守備ライン。ここで4人の注意を引き付けたことでメッシがフリーとなり、カピタンは勝負を決定づける2点目をきっちり仕留めている。監督が求めた「決定力」を示したカピタン。

ベテランが道を示す:週末のカディス戦で痛い目を見た、決定機を逃すことによる勝点の取りこぼし。何度も示された教訓を今度は活かし、時間稼ぎをすることなく試合を終えられたのは良かった。後半に入ってからは、カピタン・メッシのほか守備の要ピケジョルディ・アルバらが監督の要請に応え、若いチームメイトを導いたのも収穫と言える。
73分にアルバのゴラッソで3点差が付いた後はセルヒオ・ブスケツを入れてチームの再編成。後半のような展開を増やしていければ戦いの負担も減っていくのだが。次のセビージャ連戦が勝負。

トピックス

更新中





La Liga | Jornada 1
24 de Febrero 2021 – miercoles 21:00 h
Camp Nou
:—
FC Barcelona Elche
3 0
Goles
Messi (48)  
Messi (68)  
Jordi Alba (73)  
Titular
Ter Stegen【】 Edgar Badia
Mingueza【】 Barragán
Piqué【】 Gonzalo Verdú
Umtiti【】 Josema
Jordi Alba【】 Mojica
Pjanic【】 Cifuentes
De Jong【】 Mfulu
Pedri【】 Raúl Guti
Messi (c)【】 Rigoni
Trincao【】 Pere Milla
Braithwaite【】 Lucas Boyé
Cambios
Pjanic→
Dembélé【】(46)
Cifuentes→
Fidel (60)
Trincao→
Busquets【】(67)
Rigoni→
Morente (60)
Braithwaite→
Griezmann【】(76)
Lucas Boyé→
Carrillo (72)
Jordi Alba→
Dest【】(77)
Pere Milla→
Nino (72)
Piqué→
Lenglet【】(77)
Mfulu→
Luismi (81)
Entrenadores
Ronald Koeman【】 Fran Escriba
Arbitro
Díaz de Mera (castellano-manchego)
Tarjetas
   
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 3 3

Golesredcard

0 0 0
2 7 9 (5)

Tiros a puertaredcard

6 (1) 3 3
3 4 7

Ocasiones de Golredcard

1 0 1
2 4 6

Cornersredcard

3 0 3
2 1 3

Fueras de juegosredcard

1 0 1
    772

pasesredcard

405    
66.2% 64.1% 65.1% Posesion del Balon 34.9% 35.9% 33.8%
72 31 103 perdidas de balon 103 41 62
39 24 63 recuperaciones de balon 54 19 35
4 4 8

Faltasredcard

8 3 5
0 0 0

Tarjetas Amarillasredcard

0 0 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

アラウホ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。
ネト、イニャキ、デスト、ブスケツ、グリーズマン、デンベレ、リキ・プッチ、ラングレ、マテウス、ジュニオル、コンラッドがベンチスタート。

幾つかのポジションでローテーション。ピアニッチ、トリンカオ、ブライスウェイトが出番となった。
ジョルディ・アルバが高めに位置を取り、ボール保持時は3セントラルに。エルチェの守備ブロックに阻まれ、前半はメッシが中盤底まで降りてくる場面が目立った。

ピアニッチは前半だけで交代。デンベレが左エストレーモに入り、デ・ヨングとペドリのドブレピボーテとなった。ブライスウェイトは中央へ。サイドが開かれたことが功を奏し、中央突破から先制点。
2人目の交代は67分、トリンカオに代えてのブスケツで再び4-3-3。
そして3点差が付いたことで3人同時交代。77分、ブライスウェイト、ピケ、アルバがベンチに下がり、グリーズマン、ラングレ、デストが起用された。デンベレは右へ。グリジは中央に寄るので、ペドリが空いたスペースを使う。

Titular Final
先発時 終了時
 

2021年2月25日(木)、エルチェ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「得点力はある。リーガもある」

  • 得点力はある。リーガもある。
  • → メッシのドブレーテ(18得点で単独ピチーチ)とアルバ弾のあった後半、バルサがエルチェを屈服させる
  • → タイトル戦線に復帰:1試合少ない首位アトレティコに5ポイント差、レアル・マドリーに2ポイント差
  • チャンピオンズ/アタランタ 0-1 レアル・マドリー
    10人相手の苦悶の勝利
    メンディの得点がジダンチームを救う(17分から1人多かった)
  • 2020年最優秀スポーツマン
    初のテレ式典
    MDの伝統的祭典はCOVIDによって方式を変え、今日2セッションのストリーミング放送

SPORT「メッシは確かに責任を受け持つ」

  • メッシは確かに責任を受け持つ
  • → エルチェ相手の落ち着かない試合、最初の2得点を決めバルサをけん引したレオ
  • → ゴレアーダを完成させたのはアルバ。これによりチームは3位に返り咲いた
  • チャンピオンズリーグ/アタランタ 0-1 レアル・マドリー
    マドリーがスキャンダル付き勝利
  • 会長選挙/ジョアン・ラポルタに一日密着
    希望を抱かせるカリスマ

コメント

  1. トム より:

    三点目、アルバが警戒されてる外ではなくPA内に入り、空いた左裏にメッシがパスを通してアルバが決める形がまた出ましたね。
    このパターン、増えるかな。

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