新生バルサ、上々のスタート。
2得点1アシストでチームの勝利に大貢献したブライスウェイト。
ポストメッシ時代の初試合は、チームで頑張りまずまずの合格点。
レオ・メッシなきバルサが、幾分苦しみながらもまずまずのフットボールでラ・リーガを白星発進した。メッシという巨星の不在を、チームがひとつのブロックとなることで埋めたバルセロナ。終盤にやや落ち着かない時間もあったが、それ以外は希望の抱けるゲーム内容だった。英雄になったのは2得点1アシストのブライスウェイト。デビューのメンフィスにも期待が持てそうだ。ファンの後押しの重要さも再確認。
試合のポイント
●レオ・メッシの退団を嘆いていても仕方がない。チーム全員が力を合わせ、新時代のバルサを作っていくのだ。そんな気持ちのこもったレアル・ソシエダ戦の勝利だった。終盤の10分間は多少苦しみもしたが、1年5ヶ月ぶりにカンプノウに戻ってきたファンの後押しにも助けられて4-2の快勝。勝点3を手にシーズンを開始できたのは明るい。英雄は2得点1アシストの活躍を見せたブライスウェイト。先制点のピケも光っていた。
●EURO2020、さらに東京五輪をも戦ったペドリと同様に、エリク・ガルシアもまた先発起用された(アラウホとラングレがベンチ)。レアル・ソシエダもまた五輪組の3選手が先発しており、フォームが出来上がっていることを両監督は評価したようだ。シーズンが進み、疲労が出たところで休養させる計画か。それまでに怪我しないことを祈る(特にペドリ)。
●メンフィス、グリーズマン、ブライスウェイトによるトリデンテは非常に活発だった。流動的にポジションを入れ換え、高い位置からのプレッシングも効果的。水分補給中断までの30分はレアル・ソシエダを制圧し、ほとんど自陣をふませていない。メンフィスはプレースキッカーとしての資質の高さも示した。今季はセットプレーからの得点が増えるかもしれない。先制点となったジェラール・ピケのヘッド弾もメンフィスのFKによる。
●サイドからの崩しに中央で合わせる攻撃は、ブライスウェイトのスタイルに合っている。前半追加タイムの2-0弾、後半早々に3-0弾を決めてドブレーテを達成するデンマーク代表デランテロ。そのいずれもが左右深い位置からのセンタリングに、ゴール前の彼が合わせたものだった。MSNに比べると小粒にはなるが、このトリデンテも案外機能するかも?
●60分で3-0となり、そのまま快勝かと思われた試合だが、不運なことに途中交代選手(エメルソンとニコ)絡みのプレーでバルサは2点を返されてしまう。82分と85分。オヤルサバルのFK弾は見事だったので相手を褒めよう。。残り5分で1点差、、、そんな落ち着かない状況を決着させたのはカピタン衆のひとりセルジ・ロベルトだった。追加タイムのカウンター攻撃。途中出場で元気なセルジを仕上げ人にする絵を描き、まずブライスウェイトへのパスを選択したグリーズマンを称えたい。ブライスのセンタリングも素晴らしかった。
トピックス
●更新待ち:
●
La Liga | Jornada 1 | |
15 de Agosto 2021 – domingo 20:00 h Camp Nou :20,384 |
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FC Barcelona | Real Sociedad |
4 | 2 |
Goles | |
Piqué (19) | |
Braithwaite (45+2) | |
Braithwaite (59) | |
Lobete (82) | |
Oyarzabal (85) | |
Sergi Roberto (90+1) | |
Titular | |
Neto【7】 | Remiro |
Dest【7】 | Zaldua |
Eric García【8】 | Aritz |
Piqué【8】 | Le Normand |
Jordi Alba【7】 | Aihen |
Busquets【7】 | Zubimendi |
De Jong【7】 | Merino |
Pedri【7】 | Januzaj |
Griezmann【8】 | David Silva |
Braithwaite【9】 | Oyarzabal |
Memphis【8】 | Portu |
Cambios | |
Dest |
Januzaj |
De Jong |
David Silva |
Busquets |
Zaldua |
Eric García |
Portu |
Memphis |
Aritz |
Entrenadores | |
Ronald Koeman【7】 | Imanol Alguacil |
Arbitro | |
Hernández Hernández (las palmas) | |
Tarjetas | |
Zubimendi (37) | |
Busquets (57) | |
Aritz (61) | |
Aihen (62) | |
Le Normand (78) | |
Nico (84) | |
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
2 | 2 | 4 |
Goles |
2 | 2 | 0 |
9 | 4 | 13 (8) |
Tiros a puerta |
11 (3) | 8 | 3 |
4 | 2 | 6 |
Ocasiones de Gol |
3 | 3 | 0 |
3 | 2 | 5 |
Corners |
3 | 1 | 2 |
0 | 1 | 1 |
Fueras de juegos |
2 | 1 | 1 |
539 |
pases |
330 | ||||
61.2% | 62.1% | 61.6% | Posesion del Balon | 38.4% | 37.9% | 38.8% |
58 | 54 | 112 | perdidas de balon | 117 | 51 | 66 |
25 | 22 | 47 | recuperaciones de balon | 58 | 23 | 35 |
5 | 6 | 11 |
Faltas |
18 | 9 | 9 |
0 | 2 | 2 |
Tarjetas Amarillas |
4 | 3 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
テル・ステーゲン、デンベレ、アンス、ミンゲサ、アグエロが負傷中。ピアニッチ、ウンティティ、コウチーニョ、コリャドが監督判断で招集外。 基本ラインは昨季のメンバー。ぎりぎり出場登録が間に合ったメンフィスとエリク・ガルシアが先発出場(デビュー)。右ラテラルはデストが起用された。前線の3人は流動的にポジションを入れ換える。メッシ不在により中央突破が減少し、サイドからの崩しが増えていた。 最初の交代は71分まで引っ張り、デストとデ・ヨングに代えてローヤル(デビュー)とセルジ・ロベルトが登場。 |
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Titular | Final |
2021年8月16日(月)、レアル・ソシエダ戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。
MD「ここがバルサだ」
- ■ここがバルサだ(※メッシが移籍したPSGのスローガン "ICI C’EST PARIS"をもじっている)
- → 新生バルサがすばらしい試合と輝く勝利でメッシ不在での挑戦に返答
- → ピケが得点し、ブライスウェイトはドブレーテ、そしてメンフィスが上々デビュー。ラ・レアルの反撃に対してはセルジ・ロベルトの最終弾でブレーキをかけた
- ■観客が戻ってきたカンプノウで、メッシに対する喝采、そして指笛も
SPORT「偉大なるバルサ!」
- ■偉大なるバルサ!
- → リーガ開幕戦にて青えんじチームがすばらしいセンセーションを示し、レアル・ソシエダ戦での勝利でファンに夢を抱かせる
- → ブライスウェイト(2得点)、ピケ、そしてセルジ・ロベルトが、全てを熱望するブロックとしての勝利を決めた
- ■ピケ「カピタン全員がクラブを手助けするだろう」
ジョルディ・アルバ、ブスケツ、セルジ・ロベルトもまた近日中に減給するだろうとセントラル
コメント
バルサらしいフットボールだった
外野の喧騒を無視して選手たちは前を向いている
給与問題も選手間では冗談の種
メンフィスがピケにアシストし、「登録のために減給してくれたお礼だよ」、と言ってみたり、試合に出てないリキプッチもピケ宅にて、「良い家だよね、でも今年は家のお金払えるのか分かんないよね」、なんて言ってみたり
ピケもバルトメウは選手の信頼を失ってたけどラポルタはチームに統制をもたらしている、とも
カピタンズは皆減給に前向き。バルサは一枚岩だ。フロントのゴタゴタはほっといて団結して、Partido a Partido
今季は4-3-3でスタート。
攻撃的なフットボールを見せて、上々の出来と言って良いでしょう。
崩しはやはりデパイが中心。
右に回ったグリーズマンは相変わらず一人では仕掛けないので、崩しは基本左から。
26分くらいで、中央で何とか繋いで右のグリーズマンに渡したのに、何もしようとせずにバックパスしたのはため息出ました。このカウンター主体の選手がチーム一の高給取りなのは、本当に大問題です。
右はデストとフレンキーの上がりでカバーして、何とか形を作っています。
しかし崩しはほぼデパイ一人が中心なので、守備固められた上でデパイが対策されると苦しむと思いました。
ブライスは、器用な事はできませんが、開き直ったように走り回って、色んな所に顔を出す特徴をフルに発揮した感じです。
4点目もすぐにスピードで裏にドリブルを選択し、見事なアシストに繋げたのは良かったです。
守備からのカウンター主体であれば、グリーズマンとブライスの2トップは生きますね。
ソシエダはハイプレスで来ていましたが、バルサはネトが軽く蹴る事で割とあっさり躱しています。
デパイ、ブライス、グリーズマンの3トップは、そこそこ以上の強さがあるので、ネトが蹴っても割と繋がります。
しかもソシエダはハイプレスしてるので、前線に人数を揃えてる分、DFラインは空いています。
バルサらしくないという意見もあるかもしれませんが、ハイプレスの弱点はやはりDFラインがスカスカになり、一気にFWに当てられるとピンチになりやすい事にあります。
FWが早い上手いより、強くてキープできるチームであれば、ハイプレスはしづらくなるでしょう。
デパイは特に競り合いにも強いので、3バックにせずとも後ろからのロングボールをキープする事で、ハイプレス対策になっています。
スタメン11人を見回してみると、フレンキーもブスケも強く、CB陣も当然強いので、全体的にフィジカルが強いメンバーが多いです。
その上で中盤でのパス回しはクオリティを保っているので、割とバランスは良いですね。
ワイナルドゥムとモリバのフィジカルMFが居ない分は、ニコに頑張ってもらいましょう。
今節はボール行ってるのにも関わらずエルナンデス・エルナンデス主審にファールを取られ、イエローまでもらった上に、FKでゴラッソ決められましたが、あれはファールじゃないと思うので問題無し。
観客の口笛がありがたく嬉しく懐かしかった。
10分のメッシコール、17分の独立コールも。今季は全部聞きたいですね。
次のビルバオ戦も、おそらく4-4-2ハイプレスで来ると思うので、同じような戦いになりそうです。
前季は3-5-1-1でハイプレスを躱して大勝しましたが、今季はこの無理せずロングボールで躱す形で挑む事になるんでしょうかね。
終盤に無事デビューのニコ、出番は無かったけどデミル、ガビ、バルデもいたし、そこも嬉しい試合でした。
Piqueが開幕でしっかり決めるあたり、流石の男前っぷりでした笑!!
Memphisの技術が高く、小技を効かせた崩しは昨シーズンまでには無かったですし、思い切りの良い弾丸プレーのBraithwaiteと良いコンビネーションかもしれません。縦に速い場面ならGriezmannが光る時もあるとは思います。
相手の圧力が増した時間帯の守備面は不安でしたが、失点場面はどうしようもないですね。特に相手のフリーキックはエグかった…
まだ1試合ですから何とも言えませんが、とりあえず良い形でスタートを切れました。
懸念点は五輪に参加してた選手達の疲労状態(特にEricとPedri)と、どこまで守備面を強固にできるかといったところでしょうかね??
ここから長いシーズン、恐らく若手選手の出番も出てくるでしょうから見守って行きたいです。