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リーガ祝勝会

 

地元ファンと喜びを分かち合ったティトチーム。

50万人が沸いた月曜日の優勝パレード、ご夫人たちも同伴で1年の頑張りを労った木曜日の祝勝パーティ、そして地元のファンの前で優勝杯を受け取り、ファミリー的ムードでタイトル奪還を祝った日曜日のセレモニー。これにてひとまず、ティトチームによる幸せな祝勝ウィークは終了となります。華々しくはなかったけれども、バジャドリー戦にもきっちり勝利(2-1)したことで100ポイントへの挑戦も続行。今週もまた何かと良い感じのカンプノウ周辺であります。

 

祝勝セレモニーの流れ

バジャドリー戦の終了後、程なくしてセレモニーは始まりました。この日のバルセロナは朝から雨が降り続き、試合中は祝勝会が心配になるほど雨脚が増した瞬間もありましたが、いつの間にやらそんな雨もほとんど上がり。悪天候にもかかわらずスタジアムへと足を運んだ56,000人のクレたちとともに、チームは幸せの時間を満喫しています。

セレモニーではまず、RFEF会長アンヘル・ビジャール氏によるトロフィー授与で幕を開きました。選手たちは試合終了後に一度拍手を受けながらロッカールームへと下がり、きれいなユニフォームに着替えなおして登場。メッシほか、怪我のためにゲームを欠場した選手たちもまた、ユニフォーム姿で参加しています。

優勝杯をビジャール会長から受け取ったのは、カピタンのプジョルです。しかし彼はトロフィーを天へと掲げる役割を、ティト・ビラノバとエリック・アビダルの2人へと譲りました。そう、2年前のウェンブリーのように。嗚呼このシーンを25日のチャンピオンズ決勝(舞台は同じくウェンブリー)で見たかった・・・ と改めて思うものの、それがリーガであることに不満はありません。何よりも周囲の選手たちの嬉しそうな表情が、”なんだかんだでエエ一年やったやないか”と思わせてくれるのです。

セレモニーの定番曲、Queenの”We Are the Champions”がスタジアムに流れ、これでもかと大量に噴出されるブラウグラナの紙吹雪。今回の祝勝会で印象的だったのは、その後パパ選手たちが子供たちをピッチサイドへと迎えに行き、文字どおりにファミリアなセレモニーとしたことです。恒例となっているスピーチは短め。担当したのはカピタンプジョルと、ミスタービラノバの2名のみでした。そして打ち上げ花火のショーを楽しんだ後は、紙吹雪で覆われたグラウンドをチームで一周。最後はいつものように、輪になってのダンスで締めくくっています。

 

プジョルとティトのスピーチ

カルラス・プジョル:
「みんながシーズン中に与えてくれたサポートに、ありがとうと言いたい。難しい一年だったけれど、僕らはリーガで優勝したし、何よりも重要なのはアビダルとティトが今こうして僕らと一緒にいることだよ。僕らにとって相応しい、このリーガ優勝を祝おう。来シーズンはもっと多くを獲りたいと思ってるよ。本当にありがとう。ビスカ・バルサ、ビスカ・カタルーニャ」

ティト・ビラノバ:
「このリーガをみんなに捧げられ、本当に嬉しいよ。このトロフィーは1年間バルセロナから離れていたけれど、また私たちの元へと戻ってきたんだ。良い時もそうでない時も、みんなが今季私たちに見せてくれた信頼とサポートに感謝したい。みんながいなければ、シーズンはもっと難しいものになっていただろう・・・(スタンドからの大歓声)・・・ありがとう。そして私のスタッフたちにも感謝を述べたい。私は彼らをかつてなく働かせたけれど、彼らはすばらしい仕事をしてくれたからね。そして選手たち。彼らを助け、励ましてほしい。彼らはまたみんなを楽しませてくれることだろう。ビスカ・バルサ、ビスカ・カタルーニャ」

ちなみに、ミスターによるこのスピーチの、選手たちについて語った最後の部分が別れの言葉のようにも思える、と一部では解釈をされていたのですが、直後の記者会見を担当した第二監督ジョルディ・ロウラは、「とても好いスピーチだったね。他の解釈を探す必要はない。彼は選手たちが良いシーズンを送ったことに対し、感謝の言葉を送りたかっただけだよ」と説明しています。

 

ファミリーで祝うのがバルサ流

この夜のセレモニーで、ティトとアビダルがトロフィーを掲げたシーンと並んで印象的だったのは、パパ選手が子供たちとタイトルを祝う姿でした。バルサの祝勝会では子供たちの参加は定番ですが、今季はなにせベイビーブームだったために、その数の多いことと言ったら。ざっと数えただけでも、二十人弱はいました。

なかでも一番の注目は、チアゴくんを”デビュー”させたレオ・メッシです。生後約6ヶ月にして、なんだかよく分からない場所に連れてこられたチアゴくん。最初のうちは泣いていましたなぁ。

その他、ちびっ子たちを連れていた父親選手を判る範囲で挙げていきますと、、、イニエスタとアンナ・オルティスさんの娘バレリアちゃん。ダビド・ビジャとパトリシア・ゴンサレスさんの2人の娘サイーダちゃんとオラージャちゃん(最近生まれたルカくんはパトリシアさんが抱っこ)。ピントとエレナ・グロスさんの息子ナサンくんと娘サイラちゃん。アビダルとハェット夫人の3人の娘メリアナちゃん、カメリアちゃん、そしてレイナちゃん。マスチェラーノとマリア・フェルナンダさんの娘アルマちゃんとロラちゃん。バルデスとヨランダ・カルドナ夫人の2人の息子ディランくんとカイくん。アレックス・ソングとオリビア夫人の2人の息子ノランくんとケイリアンくん。ペドロとカロリナ・マルティンさんの間に最近生まれたブライアンくん。そしてセスクとダニエラ・セマーンさんの娘リアちゃんです。

ピケの息子ミランくんは、母シャキーラがアメリカ合衆国にて仕事があったため、残念ながら参加できず。寂しかったであろうワカ旦那はその後、「来年はきっとここにいると思うよ」と語っています。

 

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