1ゴールが遠く、勝負は最終節のミュンヘンへ。
バルサは内容でベンフィカを上回ったものの、堅守を破れず無得点。
3セントラルが機能、後半にデンベレが復帰し存在感を出した。
カンプノウにベンフィカを迎えての“決勝戦”は、0-0の無得点ドローに終わった。チャビチームは試合を支配し、得点機も作り出しはしたが、決定力不足が今回も響いて勝つことはできず。グループステージ最終節を消化試合とする目論見は叶わず、バルサは1/8 final 進出か敗退を懸けてミュンヘンに乗り込むこととなる。2週間後の今よりチャビに仕込まれたバルサなら、バイエルンにも勝てる・・・そう信じて決戦を待とう。
試合 覚え書き (雑)
●両チームともに、試合に勝てるチャンスはあった。判定勝ちがあるなら、バルサか。チャビは今回3セントラルを採用し、中盤を厚くすることで敵陣でのボールの即時奪回を狙っている(ベンフィカのシステムも考慮)。これは成功した。チャビバルサはインテンシティが高い。
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トピックス
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Champions League | Jornada 5 | |
23 de Noviembre 2021 – martes 21:00 h Camp Nou :49,572 |
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FC Barcelona | SL Benfica |
0 | 0 |
Goles | |
Titular | |
Ter Stegen【】 | Vlachodimos |
Araujo【】 | Almeida |
Piqué【】 | Otamendi |
Lenglet【】 | Vertonghen |
Jordi Alba【】 | Gilberto |
Busquets (c)【】 | Weigl |
Nico【】 | João Mário |
Frenkie【】 | Grimaldo |
Gavi【】 | Everton |
Memphis【】 | Rafa Silva |
Demir【】 | Yaremchuk |
Cambios | |
Dembélé【】 |
Darwin Nuñez |
Eric【】 |
Taarabt |
Lenglet【】 |
Everton |
Lazaro |
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Seferovic |
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Entrenadores | |
Xavi Hernández【】 | Jorge Jesus |
Arbitro | |
Sergei Karasev (ruso) | |
Tarjetas | |
Grimaldo (36) | |
Piqué (49) | João Mário (49) |
Vlachodimos (90) | |
Taarabt (45+4) | |
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 0 | 0 |
Goles |
0 | 0 | 0 |
8 | 6 | 14 (3) |
Tiros a puerta |
7 (3) | 4 | 3 |
3 | 2 | 5 |
Ocasiones de Gol |
2 | 1 | 1 |
1 | 5 | 6 |
Corners |
3 | 0 | 3 |
4 | 4 | 8 |
Fueras de juegos |
3 | 2 | 1 |
300 | 360 | 660 |
pases |
363 | 157 | 206 |
57% | 63% | 61% | Posesion del Balon | 43% | 37% | 39% |
perdidas de balon | ||||||
recuperaciones de balon | ||||||
6 | 7 | 13 |
Faltas |
14 | 7 | 7 |
0 | 1 | 1 |
Tarjetas Amarillas |
4 | 3 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
アンス、ブライスウェイト、ぺドリが負傷中。アグエロは療養中。 ネト、デスト、リキ・プッチ、デンベレ、コウチーニョ、ルーク、ミンゲサ、ウンティティ、エリク、イニャキ・ペーニャ、バルデがベンチスタート。 3セントラルシステムを採用(アラウホ、ピケ、ラングレ)。右はデミル、左はアルバがカリレーロとなり、ニコとガビがメンフィスの下に入った。フレンキーはバランスを取りつつ前に出る。ハイプレスが効き、敵陣でのボール回収を可能としていた。 選手交代は3人のみ。 |
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Titular | Final |
2021年11月24日(水)、ベンフィカ戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。試合終了間際に幻のゴールを決めたアラウホが両紙の表紙を飾っています。
MD「全ての力でミュンヘンへ」
- ■「全ての力でミュンヘンへ」
- → インテンシティ高く身を捧げたバルサだが、得点なく1/8 final 進出は決められず:バイエルンに敵地で勝たねばならない
- → デミル弾がクロスバーを叩き、デンベレが再登場。そしてセフェロビッチが追加タイムに決定機を外す
SPORT「ミュンヘンでの奇跡が必要」
- ■ミュンヘンでの奇跡が必要
- 褒美なき好ゲーム
→ バルサはベンフィカを大きく上回り、ハイレベルなプレーをしたが、勝つためのゴールが再び欠けていた - まだ自分たち次第
→ もし最終節でベンフィカが引き分け以下なら、バルサはチャンピオンズ1/8 final へ進む
コメント
クーマン時代にさんざん物議を醸した3バックでしたが、チャビの元ではやはりまるで違います。
ボールをポゼッションし、プレスに参加し、フリーであれば上がって攻撃にも参加し、フォーメーションなど関係ないかのような自由度で戦えました。
今日の仕掛け役はデミルでしたが、何度も仕掛けて惜しいシーンも一つ作り出しましたね。
代わって入ったデンベレは言わずもがなで、あのポジションで仕掛け役をやらせたら、やはり世界一に近い実力はあります。
ニコのプレーは見る度に向上し、ガビもボールを繋ぐ中で何かをしようと前を向いています。
ブスケの安定度に、デパイの力強さと細かく意外性のあるプレー、フレンキーの飛び出しに、アラウホの守備の強さと上がった時の高さ強さと、左で激しく動くアルバ、ラングレの攻撃参加、ピケの安定性。そして守護神テア。
皆持ち味を存分に発揮していたと思います。
ただ、決定力だけは如何ともし難い。
ゴールを決めるという持ち味を持った選手がいないのです。
可能性のありそうなのはデパイくらいですが、彼は中央でDFに囲まれながらのチャンスメイクを任されてしまっています。
デパイを囮にしたマイナスのクロスを、決められる選手もおらず…。
フレンキーの飛び出しに期待するのみですが、それも何度もあるものでもない。
ファティの復帰を待ち、クンに変わるストライカーを補強するしかなさそうです。
ストライカーと、崩しつつ点も取れてアシストもできて連携もできるようなウィング、中盤でゲームを作りつつゴールも奪えるゲームメイカー、サイドから攻撃を作れるサイドバック。
とりあえずこれらのピースが揃えば、チャビの哲学の元で、必ずバルサは復活できます。
3セントラルが相手の3トップとがっちりマッチアップ
ボール所持時前線とセントラルの間は僅か30mしかないというコンパクトな陣形でボール所持とロスト時の即時奪還を達成
79回のボール奪取のうち27回は相手陣内
ボール所持時はブスケッツのソロピボーテでポジション実現とともに裏へのパス供給
フレンキーは縦への動きで裏抜けを狙う
ニコは右のハーフレーンの位置をキープしチャンスメイク
ガビは左のハーフレーンから前方を狙う
デミルが幅をとってアイソレーション。デンベレ投入後は縦への推進力が増した
当然狙われる裏は超人アラウホが獅子奮迅の活躍でカバー
チャンスメイクまでの戦術は言うことなし
あとは枠内シュートを増やすための戦術浸透ができるか