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チャビとならバルサは復活できる:エスパニョール戦感想(雑)

チャビ・エルナンデス新監督に率いられたバルサが、エスパニョール相手の初陣に勝利しました。微妙なPK判定やペリコが決定機を何度も逃す幸運に助けられた面もありましたが、勝ちは勝ち。この幸運が明日のベンフィカ戦でもチャビたちに味方することを期待しましょう。選手たちはチャビが仕込もうとしているアイディアを信頼し、このミステルに着いていけば勝てると信じている。当面は結果優先としつつも、離脱者の復帰とともに内容も安定していくでしょう。

明快なアイディア

チャビバルサにとって最初のミッションだったエスパニョールとのデルビ。特に印象的だったのは“本道”であるエストレーモにこだわった点と、ピッチサイドで選手たちに向けて修正の指示を送るチャビの姿でした。

これらはどちらも、長いこと目にしていなかった気がする。バルサっぽいフットボールをする監督と、バルサそのものである監督は似て非なるものだと確認しましたし、カンテラーノの起用も含めてチームがいよいよ原点へと戻るぞと直観できて幸福でした。
ラ・マシア育ちの選手にとっては、チャビの示すアイディアはすとんと腑に落ちるでしょう。彼らは同じフットボール言語を教え込まれてきたのですから。

チャビのメッセージが選手たちに素早く吸収されたことは、初采配からクーマン時代との変化が多く見られ、チャビ印が表れていたことからわかります。
最終ラインを相手陣内にまで上げ、前線からのプレッシングでボールを即時奪還する。インテリオールはゴール前にどんどん出ていく。エストレーモは幅を取り、相手の守備ラインを横に広げる。
FIFAウィークがありましたから、数回のセッションしかトレーニングする機会がなかったことも考慮に入れると、上々じゃないでしょうか。後半に失速したのは今後の改善点です。

(※試合終了後、チャビは終盤の失速はフィジカルによるものではなく、相手の戦術変更に対してプレーを正しく読んで判断できていなかったからだと説明)

そして得点力の物足りなさ。これはアンスの復帰によってだいぶ良くなるでしょうから、しばらくは我慢です。デンベレも早く戻ってこい。

情熱に溢れ戦術眼に長けたテクニコが、私たちをあるべき場所へと導いてくれると素直に思える。それがエスパニョール戦の収穫です。その道のりは長くなるでしょう。当面は我慢の日々が待っています。でもその過程もまた味わい深く、達成後の喜びも大きいのは間違いない。焦らず急がず、皆で楽しんでいきましょう。

公式動画のカンプノウ周辺の空気も熱い!
バルセロニズモに情熱が戻ってきました。そのうち魔法も戻ってくる。

心強いのは、選手たちがチャビダニ・アルベスのスピーチに刺激されていて、休日返上でも17選手がトレーニングをしようとシウタット・エスポルティーバにやってきたという知らせ。チームが一体となってバルサを復活させようと燃えているわけで、明るい未来を予感させます。

そしてエストレーモについても書こうと思ったのですが、、、
また別の機会にします 汗 目が不調で、、と言い訳言い訳。

コメント

  1. イザナギの目 より:

    ペドリ本年度ゴールデンボーイ賞ガチおめでとう。カンテラ出身のガビ、アンスファティが続けたら2年連続でバルセロナから輩出でもっと嬉しいです。

  2. ロンド より:

    練習の動画で雰囲気が見違えるほど良くなっているように見えます
    アップ練習が動画化されているのだと思いますが、ゲーム形式になっていて一体感が増す工夫がされています
    7万人の観衆は久しぶりですし、何よりスタジアムの周辺に集まったクレの雰囲気はさながらCLの準決勝のホームゲームのようでした
    チャビは戦術以前にチームとバルセロナの街そのものの雰囲気を一変させました
    もちろん戦術面の改善は明らかです
    開くエストレーモ、飛び出すインテリオール、裏にパスを通すブスケッツ、前半20〜30分までのバルサは見たかったバルサでした
    課題は山積みですが、怪我人への対処にも着手していて、全員のコンディションが整えばチームは強くなれるはず
    やれることは全てやっているチャビには、職業人として尊敬します

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