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【マッチレポート】ラ・リーガ第19節 マジョルカ 0-1 バルサ

“戦力外”ルークが価値ある決勝弾。

チーム一丸となっての勝利に士気上がる。
テル・ステーゲンのパラドンで同点劇を阻止し、全員で守り切る。

チャビバルサが2022年を白星発進。COVIDによって起用可能な選手が非常に限定される苦しい状況の中、チームが一丸となって戦い、相応しい勝利を手繰り寄せたことが大きい。価値ある決勝ゴールを決めたのは、冬市場での移籍が語られるルーク・デヨング。試合終盤でのテル・ステーゲンによるパラドンも決定的だった。これにてバルサはチャンピオンズ圏内まで1ポイントへと接近。希望が見えてきた。

試合 覚え書き (雑)

●怪我人多数のチームにCOVID-19陽性反応が連発したことで、戦力が非常に限られた中でのマジョルカ戦。前半は良いプレーをしたバルサが優勢に進め(ハーフタイム直前にルークの先制弾!)、後半はマジョルカが押し返す展開となった。終盤はピケを中心に一丸となって耐える時間帯が続き、決定機をテル・ステーゲンの右腕が阻止する場面も。ギリギリでの勝点3確保だった。



 

●今季初先発となったリキ・プッチが良い働き。決定打は欠けていたが、前半はバルサがボールを圧倒的に保持する展開(72.9%)となった。右エストレーモを務めたイリアスは果敢に勝負を仕掛けて好印象。中央のルークも上々のプレーを見せ、縦パスへの反応から一度、さらに右からのクロスに直接合わせるボレーで一度、ゴール枠を叩く決定機を演出している。

●ボールを支配しながらも無得点のままハーフタイムか、、という44分、三度目の正直でついにルークがネットを揺らす。ミンゲサからのクロスに頭で合わせた、これぞ典型的9番のゴールだという先制点。冬市場での放出が有力とされるデランテロが、ここへきて大きな仕事をしてくれた。

●後半になると元気を無くしてしまうバルサは、このソン・モイシュでも姿を現した。そんな中で守備の要として気を吐いたのがジェラール・ピケ。終盤はマジョルカの攻勢に押されっぱなしとなったものの、偉大なるピケを中心に若きバルサは堪え続け、テル・ステーゲンのパラドンも生まれてどうにかこうにか1点リードを守り切っている。

トピックス




LaLiga | Jornada 19
2 de Enero 2022 – domingo 21:00 h
Son Moix
 :14,654
Real Mallorca FC Barcelona
0 1
Goles
  Luuk (44)
Titular
Reina 【5】Ter Stegen
Maffeo 【6】Mingueza
Russo 【6】Piqué
Valjent 【6】Eric
Costa 【6】Araujo
Baba 【5】Frenkie
Battaglia 【6】Nico
Antonio Sánchez 【7】Riqui
Dani Rodríguez 【7】Ilias
Lee Kang-in 【7】Jutglá
Ángel 【7】Luuk
Cambio
De Galarreta
Baba (61)
【】Álvaro Sanz
Nico (71)
Nino
Ángel (61)
【】Lenglet
Mingueza (76)
Mboula
Antonio Sánchez (70)
【】Estanis
Ilias (80)
Javi Llabres
Lee Kang-in (71)
 
Abdon
Battaglia (84)
 
Entrenadores
Luis Garcia Xavi Hernández
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano)
Tarjetas
  Jutglá (79)
Costa (83)  
Abdon (89)  
  Lenglet (90+4)
Dani Rodríguez (90+4)  
Maffeo (90+5)  
Valjent (90+6)  
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total   Total 2a 1a
0 0 0

Goles

1 0 1
5 8 13 (3)

Tiros a puerta

13 (4) 5 8
0 2 2

Ocasiones de Gol

3 0 3
2 2 4

Corners

3 1 2
1 1 2

Fueras de juegos

1 1 0
    298

pases

567    
27.1% 43.8% 35.3% Posesion del Balon 64.7% 56.2% 72.9%
    117 perdidas de balon 111    
    47 recuperaciones de balon 52    
9 13 22

Faltas

24 13 11
0 5 5

Tarjetas Amarillas

2 2 0
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

メンフィス、アンス、ブライスウェイト、ぺドリ、セルジ・ロベルトが負傷中。ブスケツ、ガビが出場停止。デスト、デンベレ、コウチーニョ、アルバ、アブデ、バルデがCOVID陽性で欠場。
ネト、ラングレ、ウンティティ、イニャキ・ペーニャ、アルバロ・サンス、コマス、イリアス、ギリェム、エスタニス、ベガ、ミカ・マルモルがベンチスタート。

COVID-19の影響で選択の余地のない状況。アラウホが左ラテラルで起用されている。前線は右にイリアス、左にジュグラ。リキは今季初先発出場。
攻撃は右ラテラル・ミンゲサのクロスが中心となっていた。

ピッチ上にファーストチーム登録選手が6人以上いなければならない規約ゆえ、選手交代も制限されている。
1人目は71分で、太ももがつったニコに代えてアルバロ・サンス(祝デビュー)。
2人目も、脚がつったミンゲサを下げてラングレがピッチへ(76分)。
3人目は80分、イリアスに代えてのエスタニス(祝デビュー)。

Titular Final
 

2022年1月03日(月)、マジョルカ戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。

MD「ルーク・デ・ゴール」

  • ルーク・デ・ゴール
  • → デヨングのヘッド弾が疫病で弱りつつもマジョルカ相手に好試合をしたバルサに褒美をもたらす
  • → 緊急的イレブンが期待に応え、チャビチームはチャンピオンズ圏内まで1ポイントとなる
  • 白組の失敗:ミリタオの大失態で首位チームの連勝止まる
  • 今日、フェラン・トーレスのプレゼンテーションならびにデンベレ代理人との会議

SPORT「彼らは立ち向かう」

  •  彼らは立ち向かう
  • → ルーク・デヨングがマジョルカで輝く。ゴール枠を二度叩き、値千金のゴール
  • → テル・ステーゲンが試合を閉じるための決定的なパラドン。チャビがさらに二人のカンテラーノをデビューさせた

コメント

  1. トム より:

    コロナ禍による延期もされず、異常な状況での試合です。
    苦しい中ですが、主力格のCBが全員残った事で、4バックが自然と収まりました。
    マジョルカのストロングである右サイドに脅威となる久保は居ませんでしたが、無敵のアラウホを置いてほぼ完封できましたね。
    慣れない左SBの筈ですが、攻守で大活躍でした。

    とにかく選手がいなくて攻撃力はガタ落ちですが、守備面がかなり安定してきています。
    マンツーマンでリスクを取りつつも、前へ前へのプレッシャーでパスを限定させ、狙い所ではCBが前に出てカットする形を、ベテランのピケが率先して作っていますね。
    守備力が疑問視されているエリックも、今日はダニロドリゲスにピッタリとくっつき、ボール持ち際に激しいプレッシャーをかけて、反転どころか身動きも難しい状況を作っていました。こういう戦うCBになってほしいです。

    プッチはミスが多いながらも前線から激しいプレスを繰り返し、ルークの運動量の無さを補います。
    両翼のジャグラとイリアスは、崩しや決定的な仕事は中々難しかったですが、守備に攻撃に動き回って、しっかりとタスクをこなしていた為、プレスが見事に効きました。
    フレンキーも中盤から後ろでしっかりとボールを繋ぎ、ブスケの代役をこなしています。
    そしてルークの意地の一発。この一点が何より大事です。

    最後はルークが疲れからかほぼ動けなくなるも、選手がいないせいか交代ができない。
    厳しい状況の後半一気に攻められるいつもの展開ですが、今日は最後まで集中を切らさず守り抜きました。
    テアはビッグセーブもありましたが、マジョルカのプレスをしっかりかわし、危ない所でも無理せずクリアする相変わらずの判断力は、流石の一言です。

    今のチャビバルサは、堅い守備と意図のあるサイド攻撃により、戦い方がかなり安定してきています。
    ここに崩しと決定力が加われば、結構な強さを見せれるのではないでしょうか。
    次も楽しみなのですが、コロナ禍で選手が揃わないのが厳しい。
    そんな中で来るのは、中二日での国王杯です。
    選手がいないのに若手は3人までしか使えないおかしなレギュレーションの中、どういう布陣を敷きますかね。

  2. ロベルト より:

    非常にポジティブな要素が多かった試合ですね。
    なによりCL圏に手がかかったことでチームもサポもモチベ上がりますわ。

    あえてネガティブなポイントとしては、個人的にはこのままではシーズン終了後にミンゲサとリキは放出候補になってしまうかなと思ってます。

    ミンゲサはSBをこなすには致命的に足が遅いのと、それを補うだけの(セルジロベルトのように)クロスの質やあるいは鉄壁のDFが見込まれる雰囲気がいまのところ感じられず、加えて肝心のDF面では軽い対応でピンチを作り出してしまう場面がこれまでも何度もありました。性格的にも結構短期でキレちゃうタイプだと僕は思っているので、純粋なCBとしてもSBとしてもこのレベルでは難しいと感じています。

    リキは自分の役割をチャビやチームメートとどう握っているのか気になりますね。ゴール前に飛び出すことはない、真ん中で触りまくってリズムをつくることもしない、裏へのキラーパスを出すわけでもなく(あるいは味方にそのランニングを促すわけでもなく)、効果的とは言えない横パスを繰り返しているだけになってしまっていて。。
    個人的にはかつてのシャビのように「とにかく俺を経由しろ」ってくらいボール触って全体のリズムをつくれる選手になってほしいですが。

    2人とも、夏に新加入が来る前に定位置確保してほしいですね。

    お昼休みのぼやきでした。