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マルティーノ「あれはペナルティキック」

 

前半の問題を後半で解決できたと監督。

チームにおけるネイマール・ジュニアの存在感がどんどんと大きくなってきています。負傷した大エースの穴を埋めるべく、セルティック戦ではまずセスクを偽9番として起用したマルティーノ監督でしたが、このバジャドリー戦(4-1)では彼を冒頭から中央に配置。するとネイマールは水を得た魚のように輝き、リサイタルショートといえる活躍によってチームを快勝へと導いています。メッシ不在時にどう戦うべきか?とのここ数年のテーマは、ネイ加入によって早くも解決しそうな気配。強豪相手の実績はこれからとはいえ、真クラックとしてのオーラが彼にはあります。ブラジリアンマジックがカンプノウに復活!バルサはん、ええ買いもんしましたわ。

 

今回の反省点は、激しさの不足

リーガ開幕8連勝を達成したバジャドリー戦終了後、記者会見室に現れたヘラルド・マルティーノ監督は満足そうな表情ながらも、いつものように反省の言葉も忘れませんでした。「全般として、前半の私たちには激しさが不足していた。ライン間隔が広く、セルティック戦のようにボールの出所にプレッシャーをかけられず、裏のスペースを取られていたね。それでも後半は修正が効き、バジャドリーの内容も落ちていた。最初の25分間、彼らの出来はとても良かったよ」

ミスターはそして序盤にコントロールが効かず、先制を許したのは問題があると指摘。「毎回逆転する可能性があるとは限らないんだ。セットプレーでの失点は修正点だ」と警告しています。

 

2つの疑惑の判定について

この夜の試合は、フェルナンド・テイシェイラ・ビティエネス主審の話題を避けて通ることは出来ません。前半に1つと、後半に1つ。ネイマールが相手エリア内で倒された場面は敵方のファールであり、首都系メディアでもペナルティキックとなるべきプレーだったのですが、主審は反則は存在しなかったと判断した点です。

この判定に関しては、マルティーノよりも先にメディアに応じたバジャドリーのファン・イグナシオ・マルチネス監督が、ネイの芝居を示唆するコメントを発しているのですが(「ネイマールには1つだけ欠点がある。それが何かはキミたちはすでに知っている」)、マルティーノ監督はその論議には応じようとはしませんでした。「他チームの監督の発言について、私はコメントしないよ。前半のプレーはピッチ上ではペナルティに見えたし、テレビで見たところ、やはりペナルティだったね。後半のプレーはピッチでは分からなかったけれど、今確信したらペナルティだ

 

ネイマールには特別なものがある

紛れもない主役となったネイマールに関しては、マルティーノ監督は称賛あるのみでした。「毎試合長所を際立たせるのはとても難しいことなんだ。彼はエストレーモでも中央でも、同じようにプレーが出来る。その秘密は彼が備えているクオリティによるもの。監督にはなんの秘密もないよ

エル・タタのネイへの賛辞は続きます。「彼のような若者が他所からやってきて、数ヶ月でチームに溶け込むということは、彼がこれからさらに向上していけるということだ。とはいえネイマールはすでにゴールを決め、アシストし、守備にも惜しみなく加わっているんだけれどね。彼には数少ない選手にしか見られない“ヒエラルキー”があるんだ」。独特の表現ですが、別格の選手ってことですかね。

超ゴラッソを含む2ゴールを決めたアレクシス・サンチェスもまた、ぴかぴかと輝いていました。ミスターは言います。「アレクシスは優れた選手。私からどうこう言う必要はないよ。私から彼に言ってあるのは、ビエルサが率いたチリ代表でのアレクシスが見たいということ。今日の彼は上手く試合を終わらせてくれたよ

決定的なシュートを2つほど外しはしましたが、クリスティアン・テージョもまた監督から褒められた1人です。「彼は決定機を2回手にし、チャビのゴールをアシストした。チームが良かった時間帯に、決定的な役割を果たしていたね。これからも出番を得ることで成長していくだろう」

そして最後、この3試合でクレの心を掴んだマルク・バルトラについてです。「守備陣の問題は冬のマーケットではなく、リーガ中断の後に解決していきたい。マルクは分別があり、パーソナリティを持っている。それはチームにとっても彼にとっても良いことだよ。私たちが求めていた答えを彼は返してくれている

FCバルセロナ 4-1 バジャドリーのマッチレポートはこちら】

 

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