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【マッチレポート】ヨーロッパリーグ プレーオフ第1戦 バルサ 1-1 ナポリ

終盤の猛攻も実らず、引き分けに終わる。

ご褒美のなかった怒涛の攻め。
得点はフェランの決めたPK止まりとなった。

カンプノウに戻ってきた、ヨーロッパの夜。チャンピオンズではないとはいえ欧州戦は欧州戦であり、内容も大いに盛り上がるものだった。前半は巧者ナポリのプランどおり。チャビチームは後半に盛り返し、怒涛の攻めで勝利へと肉薄したが、あと一歩及ばなかった。決定機を複数仕留め損なったのが悔やまれるが・・・次はきっと決めてくれると期待したい。

試合 覚え書き (雑)

●成長中の若いバルサが、成熟して抜け目のないナポリをぶっ倒そうとした試合。だが結果は今回も大満足とは遠かった。少しずつ前進しているチャビチームだが成果はなかなか訪れず、一歩一歩進んでいく必要性を改めて確認。堅守ナポリがスコアで先行したことで苦労し、猛攻実らずのバルサはフェランのPK弾ひとつに終わった。



●バルサをよく研究していると示した、ナポリのスパレッティ監督。獰猛なるアダマにはジュアン・ジェススインシーニェを合わせることで対処をしていた。バルセロナは立ち上がりからハイプレスを含めてナポリを支配したものの、それを結果(得点)に結びつけられない。そして決定機を逃すとピンチになるのはフットボールあるあるで、フェランがシュートを外した直後にZielinskiにやられてしまうのでありました。

●ロッカールームでどんな話があったのか、バルサはハーフタイム明けにギアを上げた。切れ味を増していくぺドリのボールコントロールやパス展開。この選手は本当に頼もしい。ただバルサに足りなかったのはゴール前でのシュート精度で(特にフェラン)、決定的だった3回のうちのどれか1つが決まっていればとは思う。VARの仲介で審判が与えたPKはきっちりと決めてくれた。

●後半のナポリはほぼ穴熊の如しで自陣から出ようとはせず、1人前線に残ったOsimhenの速さでバルサ守備陣を威嚇していた。65分の3人同時交代後は、さらにバルサの圧が高まる。効いていたのは右サイドでのガビ×デンボウズコンビ。必殺仕事人ルークのチレーナも美しかったが、惜しくも得点とはならなかった。もうちょっとで勝てたけれど、そのちょっとが遠い。その壁を破れる日を今は待ち望む。

トピックス

●契約更新への圧力をしれっとかわし残留を選んだウスマン・デンベレを、カンプノウの一部ファンは強烈な指笛で迎えた。まるで敵地のような雰囲気。しかしそんなブーイングをデンボウズは気にする様子もなくプレーし、持ち前のドリブルでナポリを脅かしていった。するといつしか指笛は止み、決定機を生んだ際には拍手も聞こえていた。

●木曜日の18時45分キックオフの試合に、73,525人の観客。テレビ画面からも外国人観光客らしき人々がたくさん訪れていることが分かり、かつてのスタジアムの風景が戻ってきつつあると感じられた。バルサの売り上げも徐々に戻っていくことだろう。




Europa League | Play-off, ida
17 de Febrero 2022 – jueves : 18:45 h
Camp Nou
 :73,525
FC Barcelona SSC Nápoli
1 1
Goles
Zielinski (29)
Ferran Torres (59pk)
Titular
Ter Stegen【6】 Meret
Mingueza【6】 Di Lorenzo
Piqué (c)【5】 Koulibaly
Eric【5】 Rrahmani
Jordi Alba【5】 Juan Jesus
Frenkie【5】 Anguissa
Nico【7】 Fabián
Pedri【6】 Elmas
Adama【6】 Zielinski
Ferran【6】 Insigne
Aubameyang【5】 Osimhen
Cambio
Gavi【6】
Nico (65)
Ounas
Insigne (72)
Dembélé【7】
Adama (65)
Demme
Zielinski (80)
Busquets【5】
Frenkie (65)
Mertens
Osimhen (80)
Dest【5】
Mingueza (81)
Malcuit
Anguissa (84)
Luuk【5】
Aubameyang (86)
Mário Rui
Elmas (84)
Entrenadores
Xavi Hernández Luciano Spalletti
Arbitro
István Kovács (rumania)
Tarjetas
Anguissa (39)
Fabián (70)
Mário Rui (90)
Meret (90+1)
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1

Goles

1 0 1
8 13 21 (5)

Tiros a puerta

4 (4) 1 3
2 6 8

Ocasiones de Gol

2 0 2
1 4 5

Corners

2 2
1 0 1

Fueras de juegos

4 2 2
775

pases

383
61.4% 72.6% 66.8% Posesion del Balon 33.2% 27.4% 38.6%
145 perdidas de balon 134
51 recuperaciones de balon 46
8 6 14

Faltas

8 6 2
0 0 0

Tarjetas Amarillas

4 3 1
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación
アラウホ、メンフィス、アンス、ラングレ、セルジ・ロベルト、ウンティティが負傷中。アルベスは登録外。
ネト、デスト、ブスケツ、リキ・プッチ、デンベレ、ブライスウェイト、ルーク、ガビ、アルナウ・テナスがベンチスタート。

オーバメヤン(初先発)、アダマ、フェランのトリデンテ。右ラテラルにはミンゲサが起用された。
中盤はブスケツが温存でフレンキーがピボーテに。インテリオールはニコとぺドリ。右の連携がもう一つでアダマの単騎突撃になりがち。

同点に追いついた6分後の65分、3人同時交代で攻勢を仕掛ける。ニコ、アダマ、フレンキーがベンチに退き、ガビ、ブスケツ、そしてデンベレが登場した。右の関係向上。
4人目は81分で、ミンゲサに代えてのデスト。
5人目は86分、オーバメヤンに代えて必殺仕事人ルークに出番。

Titular Final

2022年2月18日(金)、ナポリ戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。

MD「前進」

  • 前進
  • → バルサ(特に後半)はベストな面を見せたものの、決定機をものにすることはできず
  • → VARの申し出によるPKでZielinskiの先制点に追いついたフェラン、そしてルークは決勝点目前だった

SPORT「フットボールは多く、得点は少なく」

  •  フットボールは多く、得点は少なく
  • → バルセロナは上々のレベルでプレー、ナポリを支配し、21本のシュートを放ったが、PKでの同点に止まる
  • → 批判されるフェランをチャビは庇う:「ルイス・スアレスも最初は決まらなかったさ・・・トーレスはずっとゴールをしてきたし、単に時間の問題だ」

コメント

  1. トム より:

    攻めに攻めて、シュートだけが枠の中に収まらず。そんな試合でした。
    楽しかったんですが、くぅぅ!というシーンばかりで悶々。

    戦術アダマに対して、左WGのインシーニェが全力で下がる事で、バルサの右攻撃を封じてきたナポリ。
    バルサの右SBにミンゲサが入った事もあり、常に1vs2を強いられたアダマの輝きが失われてしまいましたね。
    ダニがいればもう少し違ったと思いますが、仕方なし。
    それでも結局は、アダマのクロスがハンドになってのPKです。筋肉は裏切らない。
    またアダマはボールを持った後、相手と必ず対峙して時間を使うクセがあるようですね。
    その時間によりインシーニェの戻りが間に合ってしまう感じでした。
    今後はこのクセが狙われそうです。

    今日は左がフェランでしたが、色んな事を試していましたね。
    右のアダマがキツい事もあってか、ドリブルを仕掛けるシーンも何度かありました。
    ただやはり細かいドリブルという感じでもなく、一瞬の瞬発力で抜きたいようです。
    今日はシュートは外れまくりましたが、PKも決めたし仕掛けも頑張っていたので、時間が経てば適応していくと思います。バモス、フェラン!
    またオーバもシュートが枠に行かずに天を仰いでましたが、この人は感覚だけでしょうね。そのうち決めてくれるでしょう。
    後は、ルークのオーバーヘッド!決まってれば永久リプレイ物だったのになぁ。

    ニコとペドリが中盤で奮闘し、前も後ろもプレスが連動していて、非常にアグレッシブな攻守を見せてくれました。
    結果は引き分けですが、内容はまさにバルサのサッカーです。
    これを続けていれば、いずれ溢れ出すように点が決まり出すはず。
    次の試合も楽しみです。落とせ、メスタージャ!

  2. ぼこ より:

    フレンキーアンカーでーほらー!っていいたかったけど、まだまだであった。