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レバンドフスキやデンベレ代理人の面談と、気になるセンタリング一辺倒な攻撃について

平日開催の試合がなかった今週、バルセロナでは二つの面談が行われました。一つはウスマン・デンベレとの契約を更新するための、もう一つはレバンドフスキを獲得するための話し合い。タイトルの希望が儚く散ったバルサですので、当面はこの二つの話題が紙面を賑わせていくでしょう。そして余談ではありますが、最近のチャビバルサの気になるプレースタイルについても少し。

同日に二つの面談

この4月27日(水)にバルセロナにて行われた二つの面談。どちらもクラブにとって重要な話し合いですが、フットボルディレクターのマテウ・アレマニーが出席したのは、ロベルト・レバンドフスキさんをお迎えするためのピニ・ザハビ代理人との面談でした。
ウスマン・デンベレの代理人であるムッサ・シッソコとの食事会には、その他の役員たちが応じています。どちらの話し合いも、好感触だった模様です。

ザハビ代理人とアレマニーとの面談では、バイエルンのレバ放出に関する姿勢などの情報が伝えられたようです。ポーランド代表デランテロはバルサ入団に強い関心を示しており(すでに条件で合意?)、バルサとしては獲得に希望を感じている。
近いうちに公式オファーを準備し、バイエルンに提出する考えだと伝えられています。

デンボウズについては、基本的に選手側の歩み寄り次第です。バルサには譲れない給与額があるので、それを選手側が受け入れるか否かが鍵を握っている。ちなみに今回の面談は、シッソコ代理人からの要望で実施されたそうです(SPORT)。

チーム目標はチャンピオンズ出場権確保という地味なものになってしまいました。なのでこれから夏に向け、マーケット関連の話題が紙面を賑わせていくでしょう。レバさんはもちろん主役の一人です。

センタリング戦術はどうなの

チャビバルサは先週末、歓迎されざる新記録カンプノウ3連敗を経験しました。
そこで戦犯のごとく取り上げられているのが、パフォーマンスが芳しくなかったフレンキー・デヨング。ベルナベウでの0-4からの急降下があまりに鮮烈ゆえ、この変貌ぶりはどうしたことかと様々な分析もなされてはいます。
分かり易いところでは、ぺドリの離脱ですよね。チームのぺドリ依存症ぶりは深刻。

一方で、このところのチャビチームが積極採用している、センタリング頼みの攻撃スタイルの是非についてはあまり議論されていないようです。チャビはバルサDNAの権化だから、彼のスタイルに疑問を持つ必要はないのでしょうか。

エストレーモを使っての攻めはバルサの特徴であり、数々の名選手が時代を作ってはきました。
でも最近のセンタリング一辺倒見たいな攻撃は、なんだかいまいちではないですか。

中央から攻めると見せかけつつジョルディ・アルバが駆け上がり、中央に戻したところを後列から走り込んできたメッシィィィ!!!みたいなセンタリングは素敵でしたが、ルークとかピケアラウホの頭に目掛けて高めのボールを入れるばかりってのは大味すぎる。後列からの飛び出しがめっきり減りましたよね。

SPORTによると昨季はラ・リーガ最下位の494回だったセンタリング回数が(1試合平均13回)、今季はすでに690回行われ、ラヨ戦においては40回にも達したそうです。どうにか1点をと必死でしたからね。。。カディス戦は36回、アイントラクト戦は30回と。

チャビチームが好調だったときはもっと攻撃のバリエーションがあったと思うのですが、センタリングばかりになってしまった理由は何か。そしてその戦術は果たしてバルサらしいのか。チャビにも事情があるでしょうが、このスタイルは彼に希望していたものではないってのが今の感想であります。効果も薄く、結果が史上初のカンプノウ3連敗ってのもつらみ。

コメント

  1. kazu より:

    最近の攻撃はデンベレに依存していて
    彼ばかりが目立っているのもクロス戦術に拍車を掛けてますね
    サイドのデンベレが脅威になることで中央が空けばいいんですがそういう訳でもなく
    チャビの戦術もうまく回ってないような気がします。

  2. ゼロ より:

    チームが上手く機能していない原因はオーバメヤンが孤立しているのが大きいですね。オーバメヤンのパス数はラージョ戦ではたったの9本で成功率も70%以下ですし、フランクフルト戦以降どんどんボールタッチ数が減っているんですよね。

    フェランがタッチライン際まで開いているのがオーバメヤンが孤立している原因なのではないでしょうか。オーバメヤンは元々ボールのキープが上手い選手ではないですし、ペドリが機転を利かせてフェランとオーバメヤンとの間にボールを受けて攻撃のスイッチを入れる役割を果たしていてくれました。

    ただフェランはサイドで仕掛けるよりも、シティでの偽9番のようにPA付近で活躍する選手だし、彼がサイドに張っているせいでアルバが駆け上がるコースが潰れていますね。そのせいでユウさんが仰るアルバの最終ラインまで駆け上がってからのマイナスのクロスがなくなっているんですよね。アルバがサポートに入れず、フェランが相手DF二人に囲まれて常にバックパスで前進ができないため、ビルドアップが機能していない。

    だから、そうした機能していないビルドアップをすっ飛ばしてPAに近づいて決定機を作ろうとしてるのが、現状のセンタリング戦術なんでしょうね。ただ、メンバーはクーマン時代と違い、一試合に2点を取れる能力を持った面子だし、最終手段であるセンタリング戦術をやる前に選手のポジショニングや役割を変えれば改善できる問題なんですよね。そこがユウさんや他のクレが持っている不満なのではないでしょうか。

  3. クリスタンバル より:

    シーズン序盤はCL出場権獲得で上出来かなと思っていたので、私の評価としては今も変わらず及第点という感じです(ELは残念でしたが)。
    チームが波に乗ってる時期も攻め手がペドリとデンベレのところに片寄ってたのは明らかでしたし、ペドリのゴラッソで救われた試合数を考えれば最近の結果も特に驚くようなものではないのでは。ちょっと前までは肝となるポジショニングすらあやふやだったチームです。継続性を期待できるのはもう数シーズン先のことになるでしょうね。