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新カンプノウの工事が、この夏から始まる:2023/24はムンジュイックが本拠地に

バルセロナ市役所からスタジアム周辺改修工事の認可が下りた
工事はまず1-2階から始まり、来々季はオリンピックスタジアムでプレーする

長らく待たされたカンプノウ周辺の改修工事が、いよいよ6月から始まります。昨日28日、バルセロナ市役所にてバルセロナ市長アダ・コラウさんとFCバルセロナ会長ジョアン・ラポルタの会見がありまして、カンプノウ改修工事に対する承認が市から下りたことを発表。工事はシーズン終了後の6月から始まり、2025/26シーズンに完了する予定となっています。やっとここまで。長かった。

シーズン終了後 6月に着工

カンプノウ改修工事の主な予定は以下のようになっています。

2022/23シーズン
カンプノウ:観客収容 ほぼ100%
・1階席と2階席の工事
・スタジアム周辺や都市計画に関する工事も進められる

2023/24シーズン
カンプノウ:試合開催なし
・3階席の取り壊しと屋根の建設
・試合はムンジュイックのエスタディ・オリンピコで開催される

2024/25シーズン
カンプノウ:観客収容 約50%
・試合を開催しながら工事を進める

2025/26シーズン
カンプノウ:観客収容 50%〜100%
・工事完了

最も目を引くのは、2023/24シーズンはカンプノウでの試合開催はなく、ムンジュイックの丘にあるエスタディ・オリンピコが仮の本拠地になる点です。工事の進捗具合によっては、2024/25シーズンの序盤まで続く可能性があるらしい。というか、続きそう。
ウクライナでの戦争の影響で資材供給など不確実な要素も多々あります。無事、2025/26シーズンに工事完了となりますように。

それにしても、ここまで長かったです。
日研設計が国際設計コンペに勝ち、カンプノウの改修を手がけると発表されたのが2016年3月のことなので、もう6年。当初予定では改築工事は2017年に始まり、2021年に完成することになっていましたからね。。。メッシがバルサにいるうちに完成させたい、みたいな話でね。。。

それから月日が経ち、クラブ運営者もバルトメウ一味からラポルタたちへと変わったことで、建設計画も持続可能性を高めた方向で練り直しが為されました。その間には環境テクノロジー分野などにおいての技術革新もあり、結果、新スタジアムはより進歩した形で完成することとなる。遅れはしましたが、結果オーライだったと前向きに捉えましょう。
全てのクレが誇りに感じるような、素晴らしいスタジアムになるでしょうから。

新カンプノウが特徴的なのはスタジアム周辺に壁や柵がないことで、ここを訪れる人々は自由に敷地内に出入りできる点です。樹々もふんだんに植栽され、市民にとっての憩いの場になるデザイン設計がとても好みであります。

極私的な話ではありますが、2025/26シーズンは新婚旅行でのカンプノウ詣からちょうど20周年にあたり、家族での再訪問を目論んでいるのであります^^ 自由空間に立ち、煌びやかに輝く新スタジアムに感動したい。その頃には流行病も落ち着いているといいですし、今の若いチームが熟成することで、再び欧州の覇権を真剣に狙えるようになっていればと期待します。

融資計画

カンプノウの全面改築を含むスタジアム周辺の大規模改修計画 Espai Barça の費用はゴールドマンサックスからの融資で賄う。昨年のソシオ総会では、総事業費を15億ユーロ以内に収めることで承認を得ています。

ラポルタ「最高の街の最高のスタジアムとなるだろう」

FCバルセロナ会長 ジョアン・ラポルタ
「Espai Barça が持続可能で世界的なリファレンスとなり、地球環境における建設的な効果を持つことを望みます」
「世界最高の街の中の、最高のスタジアムとなるでしょう」
「融資に関してはゴールドマンサックスと共に順調に進めており、5月には投資家たちがバルセロナを訪れます。現時点では1億8,000万ユーロのブリッジローンを手にしていますし、関心を持つ企業も多いと聞いています」「Espai Barça により、シーズン収益は200万ユーロ増を見込んでいます」

コメント

  1. マカロン より:

    結婚記念、新スタジアムで観戦出来ると良いですね^ ^

  2. ゼロ より:

    新婚旅行から20周年に新スタジアムを訪問できるといいですね。

    個人的には新スタジアムのトイレがどれだけ使いやすくなるかが気になりますね。今のトイレはちょっと使いづらく古いなあと感じてました。

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