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2015年1月11日(日) 3-1:雰囲気変える快勝!

  • ■この1週間クラブを包んだ騒動を終わらせ、自分たちにタイトルを争う力があることを示すためのアトレティコ・マドリー戦は、チーム一丸となった闘志あふれるプレーによってバルサが3-1の快勝。イメージを好転させ、今後に期待を抱かせる勝利となった。
  • ■激しさが売りのシメオネアトレティコに対し、その激しさで全く引けを取らなかったところが第一の嬉しいポイント。前半は特にプレッシングが有効に機能し、早い攻めへと繋げられていた。昨季は6度対戦し、5分1敗とやり込められていたチョロのチームに実力で勝った意味は大きい。
  • ■ここ数日は盛んにルイス・エンリケとの確執がウワサされていたメッシだったが、ピッチに立てばそんな騒音は関係ねぇと1ゴール2アシストの大活躍。守備にも貢献し、まさに大エースたる働きだった。
  • ネイマールも引き続き元気いっぱい。チームに流れを引き寄せる先制点を上げたほか、スピードあるドリブルによってアトレティコの右サイドを翻弄。前半16分にはヒメネスの足裏タックルで足首がちに染まったが、その後もピッチに残り、ファンフランたちを苦しめ続けた。
  • ルイス・スアレスもまた存在感を発揮。中央にて相手セントラルを引き付けたほか、カウンターの場面ではネイマールやメッシへと良質なボールを送ったり、仕上げ人となってネットを揺らしたり。エルチェ戦から2試合連続ゴールと、だいぶ乗ってきた様子
  • ■試合開始前、LFPよりレオ・メッシにリーガ歴代最多得点を表彰するトロフィー授与。カルラス・レシャックの手によりトロフィーが手渡された。メッシは昨年11月にテルモ・サーラの記録(251)を塗り替え、現時点ではすでに259ゴールとしている。
  • ■キックオフ前にはまた両チームにより、ブラジルW杯中に死亡したアルゼンチン人記者ホルヘ・トポ・ロペス氏を悼み、事件の真相究明を支援するキャンペーン #JusticiaParaTopo の横断幕との記念撮影もあった。パルコにはロペス氏の妻と2人の子供たちも出席。
  • ■観客数は81,658人と、PSG戦の82,570人に続いて今シーズン2番目の多さ。90分間チームを励まし、選手たちに力を与えた。
  • メッシ@バルサTV
  • ■試合終了後、渦中のリオネル・メッシがバルサTVの番組El Marcador にゲスト出演。団結の重要性を訴えると共に、移籍の意思がないことをきっぱりと明かした。「僕はどこにも行く気はないよ。残留のための条件も出してない。退団する考えは全くないからね。父がチェルシーやシティーと話したこともないし、全部ウソだよ」
  • ■「僕はこれまでに何度も、グアルディオラやエトー、イブラヒモビッチ、ボージャンと悪い関係にあると言われ、多くの人を追い出したとも言われた。でもそれは事実ではないよ。監督を追い出せと求めたこともない」
  • ■「そういった報道がバルセロナのメディアから出たことが僕は悲しいね。クラブにダメージを与えようとする人たちは数多くいるし、今はかつてないほどに団結することが重要になってる。僕に関するウワサにはウンザリなんだ。僕は一選手に過ぎない。決断も下してないし、要求もしてない
  • ■「現実的に、バロンデオロ受賞は難しいと思う。セレモニーを楽しんでくるよ。クリスティアノとノイアーはすばらしい1年を過ごした」
  • 監督のコメント
  • ルイス・エンリケ 「最高に困難なライバルに対し、完璧な試合をしたね」「今日の試合は全てのクレにとって心地良いものだった。私たちは昨年1度も勝てなかった相手に勝利できた。非常にハイレベルだったよ」
  • ■「この勝利はチームを強くする上で役立つが、得たのが3ポイントであることに違いはない。直接のライバルが勝点を得るのを妨げたとはいえ、順位表においては3ポイントでしかなく、前半戦はまだ終わってもいないんだ」
  • ■「勝つことが波を穏やかにする唯一の方法とはいえ、私は楽観視はしていない。私たちが失敗をすれば、緊張感は再び高まるだろう。ここではそれは避けられないことだ
  • ■(バルセロニズモのリーダーは誰かと訊ねられ)「リーダーはエスクードとロッカールーム、選手、カンプノウ、ファン、、その好きなものを選んでくれれば好い。重要なのは私たちが団結していることだ」
  • ■「ファンの振る舞いは信じられないほどすばらしかったよ。ペナルティの際ですら、怒号は聞こえなかった。ファンがチームと共にあることを私は嬉しく思う。彼らがチームを疑ったところを私は見たことがない。それが重要だよ」
  • ■「カサではピッチの状態やファンのサポートにより、物事は私たちに有利に運ぶ。カサでの私たちは強いし、完全に不公平だったセルタ戦で失敗をしただけだ。これからはフエラでの試合を改善しないとね
  • 選手たちの喜びの声
  • ルイス・スアレス 「チームを強くする勝利だね。チームの自尊心は今、とても良い状態だよ」「アトレティコのような激しいチームと対戦する時は、相手より走る必要があると僕らは分かってる。前半の僕らはとても良かった。後半は彼らが盛り返したけど、最終的にはハードワークで僕らが勝利をものにしたよ」、「僕らはピッチで起こることに集中してる」
  • ネイマール 「チームの試合ぶりに大満足さ。全員の力による勝利だ」、「ロッカールーム内にはなんの問題もない。もう終わったことだよ。今の僕らはまた団結してる」、「バルサをより支配しているのはメッシかルイス・エンリケか?それはバルトメウだよ
  • ハビエル・マスチェラーノ 「アトレティコへの勝利は僕らを助けるけれど、来週の試合でも勝てなければ意味はないんだ。僕らはこの試合を、自信を得るための転換点としなければならない」、「今週言われていたことは作り話。全てウソだよ
  • アンドレス・イニエスタ 「個人的には、報じられているようなことを見たことも聞いたこともないよ。不確かな情報が現れてはダメージを与えるんだ」、「チームを支配しているのは監督だと僕は考える。チームの灯台は監督であるべきだ。彼はチームにとってのベストを望んでるよ」、「カピタンによるミーティングは一切なかったよ。僕らはいつもいろんなことを話し合ってるけど、不必要だと思えばしないからね。この勝利によってフットボルの事が話されるようになると期待してる
  • プレマッチ
  • ■ルイス・エンリケが午前、アトレティコ・マドリー戦への招集メンバーを発表。直前に医療部からの出場許可の下りたジェレミー・マテューはリストには入らず。左ふくらはぎを痛めているチャビ・エルナンデス、リハビリ中のトーマス・ベルマーレンも招集外となった。
  • マシップ、ドグラス、モントーヤは監督判断で招集外。
  • ■招集リスト18名:テル・ステーゲン、ブラボ、ピケ、ラキティッチ、ブスケツ、ペドロ、イニエスタ、スアレス、メッシ、ネイマール、ラフィーニャ、マスチェラーノ、バルトラ、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト、アドリアーノ、アルベス、ムニール。