- ■チューリッヒのコングレスハウスにてFIFAバロンデオロ式典が催され、大方の予想どおりにアノ選手が受賞。おめでとうさんでございます。37.66%の得票。
- ■リオネル・メッシは15.77%の得票で2番手。FIFAW杯優勝のノイアーさんは3番(15.72%)。以下バルサ選手ではネイマールが7位、イニエスタが17位、マスチェラーノが19位。
- ■投票を行ったバルサ選手は3人。アルゼンチン主将メッシはディ・マリア、イニエスタ、マスチェラーノに投票。チリ代表キャプテンのクラウディオ・ブラボはメッシ、イニエスタ、ノイアー。ブラジルのネイマールはメッシ、クリスティアノ、マスチェラーノ。アルゼンチン代表監督タタ・マルティーノはメッシ、ディ・マリア、マスチェラーノ。マスチェ率高し。
- ■FIFA/FIFProの2014年度ワールドイレブンには、レオ・メッシとアンドレス・イニエスタが選ばれた。全世界の6万人以上のプロフットボル選手の投票によって選出。メッシは2007年から8年連続、イニエスタは2009年から6年連続での受賞となる。
- ■注目されたレオ・メッシの今年のタキシードは赤紫色。イニエスタはオーソドックスに黒。アントネージャはロサ・クララの黒いドレス。
- ■式典終了後のミックスゾーンにて、数時間前の記者会見での発言(「来年はどこにいるか分からない」)について訊ねられたレオ・メッシ曰く、「何かを言うたびにそれを説明して歩くのにはもう疲れた。僕があまり否定をしに出ていかないのは、何かを言っても論争を起こそうと言葉尻を変えられるからだよ」、「(モウへの投票)人として好きかどうか以上に、彼が偉大な監督なのは間違いないと思う」、「退団はまったく考えてない」
- ■アンドレス・イニエスタ(式典終了後) 「受賞者はいつも正当」、「僕らはレオに5回目のバロンデオロを手にしてほしかった」
- ■バロンデオロ候補者としてメッシが壇上に紹介された際、バルサ監督ルイス・エンリケと先輩パブロ・アイマールからの応援メッセージビデオが会場に映し出される。で、エンリケの際のメッシが無表情、アイマールの時はニコニコの笑顔だったと報じられるから彼も大変。
- 授賞式までのあれこれ
- ■FCバルセロナ一行は当日午後、式典に出席すべくプラット空港を出発。最終候補者のレオ・メッシほか、FIFA/FIFProベストイレブン候補のアンドレス・イニエスタ、アルベルト・ソレール理事、フットボルディレクターのラウール・サンジェイらがスイスへと飛んだ。メッシはアントネージャと親友ペペ・コスタを同伴。イニエスタはアンナ夫人は付き添わず、顧問のジョエル・ボラス氏が同伴した。
- ■滞在先のホテルから記者会見場へと向かう際、出待ちしていた複数のファンがメッシに対して“ロナウド!ロナウド!”と野次った…との記事があるものの、全体としてはメッシコールが優勢。アノ人のアンチ人気には敵わない。
- ■授賞式前の記者会見にてレオ・メッシ曰く、「2015年も全てのタイトル獲得を目指していくよ。難しいのは知ってるけど、そのために戦っていく」「6月にはコパアメリカがある。アルゼンチンは優勝から遠ざかっているし、W杯では優勝を逃したから、コパアメリカでリベンジをしたいね」
- ■レオ・メッシ 「この場に居れて幸せだよ。これで8年目。それだけの間ベスト3に入っているのは簡単なことじゃない」、「来年はどうなってるか分からない。僕はいつもバルサで引退したいと言っているけど、フットボルではいろんなことが起こるからね。ニューウェルズ・オールドボーイズでプレーするかも分からないよ」
- ■レオ・メッシがバロンデオロ授与役のティエリ・アンリと久しぶりの再会。二人は挨拶を交わし、しばし談笑。ティティとレオはエトーと共に恐怖のトリデンテを編成し、トリプレッテ達成に貢献した。
- ■バロンデオロ式典を利用し、バルサのアルベルト・ソレール理事がFIFA事務局長ジェローム・バルケ氏と面談。FIFAからの処分が厳しすぎるとの不満、ならびにクラブとしてFIFAとの関係を“凍結”する旨を伝えた。
- ■一方でFIFA会長ジョセフ・ブラッター氏がTVEに曰く、「バルサの代表と話をしたい。これは解決可能なテーマだからね」、「時間はあるが、バルセロナのようなクラブは世界的な手本でなければならない」、「フットボルにおいて重要なのは、敬意を持って決定を受け入れることだ。フットボルでは勝つことを学び、また負けることも学ぶものだからね」。歩み寄りとも取れるが、具体的な解決方法の提示はなし。
- その他バルサ関連
- ■カルラス・プジョルが親友イバン・デラペーニャと共にミランミュージアムを訪問。アルベルティーニのガイドで見学して回った。ACミランの公式ツイッターが報告。