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2015年4月21日(火) 2-0:CL準決勝へ!

  • ■チャンピオンズリーグ1/4ファイナル第二戦。カンプノウへとパリ・サンジェルマンを迎えたFCバルセロナがネイマールの2得点によって勝利し(2-0)、2試合合計5-1で準決勝進出を決めた
  • FCバルセロナのCL準決勝進出は、ここ10年では8回目。この8年では7回目。昨年は7年連続となるCL4強入りを逃したが、1年をおいて再び栄誉あるステージへと勝ち進んだ。CLが現行方式となった1992/93シーズン以降の準決勝進出は11回目で、大会単独首位
  • ■勝負を決めたのはネイマールJrの決定力。14分の先制点はイニエスタからの縦パスを完璧なファーストタッチで受けてダビ・ルイスを抜き、前に出てきたGKシリグもひらりとかわして無人のゴールへ押し込んだ。34分の追加点はダニ・アルベスからのピンポイントクロスに頭で合わせた。ネイにパンチ力が戻ったのは今後に向けて朗報。
  • ネイマールは今季、PSGとの4試合の全てでネットを揺らしており、計5ゴール。試合終了後はイブラヒモビッチとユニフォーム交換。
  • ネイマールの今シーズンの総得点が30となり(リーガ18、CL6、コパ6)、15得点だった昨シーズン(リーガ9、CL4、コパ1、スーペルコパ1)の2倍となった。
  • アンドレス・イニエスタの変態ドリブルが復活。ネイマールの先制点の場面では自陣深くからドリブルを開始し、緩急をつけたコントロールでPSG選手をひらりひらりと置き去りに。最後は絶妙パスで仕上げた。このプレー以外にも中盤の核となってPSGのバランスを崩すなど存在感絶大。チームの勝利に負けず劣らず嬉しいニュース。
  • ■敵地でのイダを1-3で先勝し、ともすれば油断しがちな状況だったが、ルーチョチームは立ち上がりから集中して試合に臨み、ファンも納得のパスフットボルでPSGを封じた。能動的なボールコントロールが機能し、パリチームに危険を作り出させず。ボールを奪われてからのプレッシングも良かった。
  • ■前半を2-0で終え勝負がほぼ決したことで、後半は中盤でローテーション。骨盤の打撲傷から回復したばかりのイニエスタとセルヒオ・ブスケツがお役御免となり、チャビ・エルナンデス、セルジ・ロベルトがピッチに立った。チャビの安定感は言うまでもなく、スペースをカバーしたロベルトのピボーテも上々。計算できるオプションとなりそうだ。
  • ■少し心配だったのはレオ・メッシの元気のなさ。バルサの10番はチャンピオンズではトーナメント戦に入って以降、マンチェスター・シティとの1/8、PSGとの1/4と4試合連続で無得点。SPORT紙によるとCL4試合連続無得点は2006/07シーズン以来のことらしい。レオが得点せずとも、ネイマールとスアレスが決めているのは心強いが。準決勝はメッシの番になりますよう!
  • ルイス・エンリケのバルサ監督として公式戦50試合の戦績は42勝3分5敗(得点143、失点31)。これはエレニオ・エレイラの40勝5分5敗、ペップ・グアルディオラヘラルド・マルティーノの37勝8分5敗を上回ってクラブ歴代最高成績
  • 選手たちのコメント
  • ネイマールJr
  • ■「僕らはパリでしたのと同じように、自分たちのフットボルをして、ゴールを決めた。(勝負は付いたと)確信してはいけなかったから、それが大事だったよ。僕らはすばらしい試合をしたし、全ての選手とチームを称えたいね」「3-1という有利なスコアで試合に臨むのは簡単じゃないけど、戦わないといけなかった」
  • ■「先制点でのイニエスタのプレーはファンタスティックだったね。僕はただボールをゴールの中に送り出せばいいだけだったよ
  • ■「僕らはチャンピオンズですばらしい瞬間にあるし、リーガでは首位だ。それにはとても満足しているけど、これを続けていかないといけない」「次の相手?どのチームも強いし、もしタイトルが欲しいのなら勝つしかないからね」
  • アンドレス・イニエスタ
  • ■「勝利は全員の功績だよ。再びセミファイナルへ行けたことと、チームの与えるセンセーションを嬉しく思う。とはいってもハードワークと改善を続けないといけないけれどね」
  • ■「腰の怪我は幸いなことにただの打撲傷で、ちょっとヒヤッとしただけだった。これからは休む間もなく次の試合の準備をしないといけない。エスパニョール戦はタフな戦いになるだろう」
  • ■「(10年で8回目のCL準決勝)すごい数字だね。でも僕らは準決勝で終わるわけにはいかない。もう一歩先へ進む必要があるんだ。ここまでくれば、試合はディティールで決まる。どのライバルも厄介だし、決勝へ行くためには150%を要求されるだろう。物事を上手くやる以外に道はないよ。感覚は良いので、一歩ずつだね」