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LFP賞はバルサ色

 

プリメーラの選手たちが評価したのは、リーガ準優勝だったバルサ。

11月14日のスペインスポーツ紙は、カタラン系と首都系で鮮やかなコントラストを見せています。アスルグラナ応援団であるSPORTとMUNDO DEPORTIVOは、どちらも前日に発表となったLFP賞を大きく特集。一方でマドリ系のMARCAとASは、本日パナマで行われます(重要性ゼロの)ラ・ロハの試合をでっかくメインに持ってきていまして、主要部門賞をバルサに持っていかれたLFP賞に関しては、ほぼスルー状態となっています。あなたたちの大切な聖イケルが受賞してるでしょうに。

 

花形部門はバルサ勢が占拠

今回LFP(プロリーガ機構)が発表したLFP賞(LFPアワード)ですが、2008-09シーズンに創設されました若い賞になります。したがって2011/12シーズンのパフォーマンスを表彰する今回で4回目。受賞者の選出方法は、年間最優秀選手と最優秀監督はリーガに所属する選手と監督たちの投票で決まります。傾向としましてはやはり、前年度のリーガ優勝チームから多くの受賞者が生まれています。

けれどもこの第4回LFP賞は、ちょっとした異変が起こりました。MVP(年間最優秀選手賞)にはFCバルセロナからレオ・メッシが選出され、最優秀監督賞も優勝チームを指揮したポルトガル人ではなく、ペップ・グアルディオラの受賞となったのです。あれあれ、これはどうしたことでしょうか。最優秀監督を決めなかった09/10シーズンを除けば、ペップは同賞を毎年受賞してきましたのに。プリメーラの選手たちからの支持を集めない、モウとCR7。

一方、ポジション別の最優秀選手賞は監督たちの投票で決まるらしく。こちらも花形のポジションはバルサ勢が占めていまして、最優秀デランテロにレオ・メッシが、最優秀セントロカンピスタにイニエスタが選出されました。残る3部門の最優秀ピボーテ(シャビ・アロンソ)、最優秀デフェンサ(セルヒオ・ラモス)、最優秀ポルテーロ(イケル・カシージャス。サモラ受賞のバルデスは2位)はレアル・マドリー勢の受賞となっています。オメデトウ。

またバルサ選手では、我らの偉大なるカピタン、カルラス・プジョルがフェアプレー賞を受賞。こちらはファン(各クラブのペーニャ会員)の投票で選ばれるらしく、激しいながらも常にクリーンなプジーがトロフィーを受け取ったのは、そのとおり!といえましょう。カピタンは受賞に際し、「デフェンサである僕がフェアプレー賞を受け取ることを誇りに思う。僕はボールに強く行きながらも、いつも気高くあろうとしてきた」との言葉を残しています。

バルサ選手では他に、マルク・バルトラがセグンダの最優秀デフェンサ賞を受賞。バルトラは2010/11シーズンのLFP賞では、最優秀若手に選ばれており、着実にステップアップしているキラキラ星です。

 

メッシ「すごく大きな誇り」

レオ・メッシがリーガのMVPに選出されるのは、これで4年連続となります。なんとなく、バロンデオロもこうなるんじゃないですか?と、暗示しているような今回の受賞。我らのクラックの喜びのコメントは、次のような感じです。「この2つの賞を受賞できたことに感謝してるよ。最優秀デランテロに投票してくれた監督たち、最優秀選手に選んでくれたプロ仲間たちにありがとうと言いたい。これはものすごく大きな誇りだし、ものすごく嬉しいよ」

アンドレス・イニエスタの最優秀セントロカンピスタ賞も2年連続で3回目です。唯一受賞を逃した2009/10シーズンの同賞は、何故だかペドロ・ロドリゲスが受け取っているんですね。ペドロがセントロカンピスタ?まあそれはさておき、ドンは受賞にあたって、「仕事が評価されて、とても幸せだよ。来年以降もまた受賞していければと思う。それはつまり僕が選手として成長を続けているということだし、それこそが僕が一番気にかけていることだからね」と語っています。

 

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