マドリーは近年、紳士のクラブではなくなったと言うテンカテ。
かつてフランク・ライカーの右腕としてチームを陰で支えた男テン・カテさんがカタルーニャのラジオ局 La Xarxa の番組に出演し、バルサとマドリーの違いやレオ・メッシ、カンテラーノやクエンカについてコメントをしています。
まずはFCバルセロナとレアル・マドリーの違いについて、オランダ人テクニコはこう語りました。「ここ数年におけるバルサとマドリーの一番の違いは、バルサが紳士のクラブであり続けている一方で、マドリーが大きく変わったことだよ。マドリーは世界有数のビッグクラブだけれど、ここ数年は紳士ではなくなってしまったね。あとはマドリーには決まったシステムがなく、バルサにはそれがあることだ。マドリーは相手に合わせてプレーをするけれど、バルサはいつもバルサであり、同じようにプレーをしているよ」
メッシとロナウジーニョ
今や世界最高のクラックとなったレオ・メッシについては、テン・カテはただ称賛あるのみです。「彼はフェノメノだね。メッシは今、世界最高の選手だ。ロナウジーニョもまた一時代を築いたけれど、ロニーとレオのキャラクターは全く異なっている。メッシはごく普通の青年で、スター然とはしていないけれど、ロナウジーニョはまた違うんだ。彼はブラジル人で、メッシはアルゼンチン人。アルゼンチン人はブラジル人よりも厳格だし、ブラジル人はより人生を謳歌している。アルゼンチン人はもっと普通だね」
テン・カテさんはバルサのカンテラーノ(特にバルデス)についても語っています。「バルデスはすごいヤツだよ。ヨーロッパでも特に難しいゴールエリアでとても良くやっているポルテーロだ。カサの選手でさらにビクトルやチャビ、プジョルのような選手たちは、このクラブにずっといるべきだね」
バルサのカンテラーノとテン・カテの故郷オランダと言えば、アヤックスへとレンタルされたイザーク・クエンカのことは外せません。「今朝、私はアヤックスのオフィスにいて、クエンカと会ったんだ。それで少しの間話をしたよ。アヤックスはバルサとよく似たクラブで、とても攻撃的だ。彼はチームに貢献できるし、アヤックスで彼はバルサへと戻るためのフォームを掴めるだろう。クエンカは優れた選手で、オーベルマルスよりもテクニックがある。フランク・デボエルとオーベルマルスは、クエンカがチームへと適応するのを大いに助けられると思う」
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