2018年4月12日(木)のバルセロナスポーツ紙は、チャンピオンズにおけるバルサの敗因分析と、またもや土壇場の判定によって利益を得たマドリーの二本立て。白組を助けた判定にMDは皮肉り、SPORTは激怒モードです。
MD「審判の匠」
- ■審判の匠:マドリー 1-3 ユベントス
- ■自らのスタイルに忠実にマドリーが準決勝へ:93分、ルーカスへの非常に疑わしいPK
- ■審判の論争を呼ぶ決断がユーベの大逆転をダメにした
- その他の見出し
- ■大失敗の分析:MDの技術解説員(ビクトル、カラスコ、レシャック、ミゲリ、サリナス)はこう見る
惨事の10のポイント。戦術から疲労まで - ■バイエルン 0-0 セビージャ:ミュンヘンで潰えたセビジスタの夢
- ■ヨーロッパリーグ/スポルティング対アトレティコ 21時5分:トーレスへと捧げる準決勝を目指して
SPORT「世紀の強奪事件」
- ■世紀の強奪事件:マドリー 1-3 ユベントス
- ■93分のPK:存在していなかったPKを、マドリーを準決勝へ勝ち進ませるためにねつ造した審判
- ■スキャンダル:ブッフォンは退場、歴史的逆転が逃げていくのを見て狼狽のユーベ
- その他の見出し
- ■バルサ内部の怒り:裏情報/スカッドは彼らがマドリーにチャンピオンズのお膳立てをしたと考える
- ●分析:ヨーロッパにおけるバルサの大失敗のポイント
- ■最初の決断:ウンティティの契約更新を凍結する
- ■バイエルン 0-0 セビージャ:ミュンヘンで引き分け、チャンピオンズに別れを告げたセビージャ
コメント
息苦しい思いをしながら試合を見直し自分なりに敗因を探ってみました。
①CB2人のパフォーマンスダウン
ローマは先制点で確信したと思う。バルセロナのCB2人はゼコ1人に負けていると。
バルサのCB2人は何なの分からないが明らかにパフォーマンスダウンしていた。
ピケの膝は良くないのかもしれない。
普段ならゼコに負ける彼ではない。
相方のフランス人は金銭闘争以来
皮肉にもパフォーマンスダウンしている。
悪い事に早々に先制点食らったあとは点差を守りきる方向にコントロールし始めた。
ただ試合をコントロールしている感じはなく いたずらに押し込まれ CB2人の状態からやられるのは時間の問題だった。
②バルベルデの無策。
後半開始からデンベレを入れるべきで、そもそも先発でもよかったのではないか?
セルジの偽サイドハーフも前半はそれなりに機能しCBの状態が良ければ無失点だったかもしれない。
しかしメッシが下がってくると実質アタッカーはスアレス1人で脅威が薄く攻め手に欠ける。
ひっくり返されるまでデンベレを出さないのはデンベレの守備が信用できないのか、このまま守りきれると思ったからか。
いずれにせよあまりに消極的。
この監督で来年のチャンピオンズを戦えるか心配になる。
失点を恐れ過ぎ勇敢に戦えない監督。
逆に守りきりたいのだったらアンドレゴメスを早々に投入すべき。
結局何をやりたいのか分からなかった。
ピッチ上の選手も何をやっても上手くいかず狼狽していた。
③セメドを突けば何か出る。
この選手はビルドアップ時に激しいプレッシャーを受けると後ろ向きになってしまう。
これではボールが前に進まない。
前にポジション取るべきなのにCBと同じラインに留まりメッシに怒られていた。
ローマはスカウティングからセメドが弱点と分かっており執拗に攻めてきた。
時間はかかるが改善は出来ると思う。
1年目は仕方ない。
④スタイルの喪失
現執行部ではスタイルを喪失するのではないか?
アウエーではポゼッションも怪しい。
ポゼッションできなくてもブロックを敷いて守りきれると思ってるのだろうか?
今のCB2人に跳ね返す力はそれ程ない。
全盛期のリオファーディナンドとかジョンテリーを連れてくれば別だが。
結果が出てるうちは控えていたが点を取りにいかず守備的に調整しながら戦うのはバルセロナではない。
今年になって調整する試合が増え嫌な感じはしたが重要な試合でまさか・・・。
ポゼッション志向でないならせめてクロップみたいな攻撃的で勇敢に戦える監督を連れてきて欲しい。
クロップはバルセロナと同じような状況に置かれたが見事に跳ね除けた。