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「プジョルはプレシーズン初日に間に合う」

 

ドクター・プルーナがカピタンのヒザの状態について説明。

バルセロナ市内のデシェウス病院(la Clinica Dexeus)にて19日、右ヒザに患ったベイカーのう腫の手術を受けたカルラス・プジョル。その後、トップチームのドクターであるリカルド・プルーナがカピタンの状態に関する記者会見を行い、彼がプレシーズン開幕にはバッチリ間に合うであろうとの見解を示しています。ちなみに今回プジョルの手術を担当したのは、いつもお世話になっているラモン・クガット医師ではなく、同病院のヒザのスペシャリスト、Joan Carles Monllau医師。プジョルがセカンドオピニオンを求めたのでMonllau医師を紹介したところ、彼の手によって手術を受けることにしたのだそうです。

 

手術を行った経緯と、今後の予想

術後会見において、ドクター・プルーナはまず、今回どういう経緯でベイカーのう胞(ヒザの裏にある小袋で、液が溜まると腫れて痛む)を摘出することになったのかを説明しています。

「今回は右ヒザにあるベイカーのう胞を摘出しました。選手はこれまでに2度、同じヒザの関節鏡手術を受けています。初回のオペは非常に上手くいき、二度目(3月15日)は患部の掃除に役立っています。しかしその3ヶ月後、プジョルは違和感が続いていると私たちに伝えてきました。プレシーズンが近付く中で、回復が上手くいきそうにないと彼は思ったのです。そこで私たちは、のう胞の摘出を決めました。通常は保存治療によって治療するのですが、今回は圧迫によって痛みがあり、ヒザの曲げ伸ばしに不都合が出ていたことが摘出を選んだ理由です。手術の所要時間は35分。問題がなければ、プジョルは今日の午後には自宅へと戻ることができるでしょう。今週は傷を癒すことになり、復帰には3-4週間を要すると見られています。7月15日にプレシーズンを始める計画です」

そしてプルーナ医師は、プジョルが「100%の状態でプレシーズンを迎えるためにバケーションを中断した」のだと説明。さらに「過去の2度の関節鏡手術によって軟骨の問題は解決していて、今回のう胞を摘出したことで、選手の苦しみは終わると思う」と述べています。過去の手術でベイカーのう胞を摘出しなかったのは、「普通はそういうことは必要ない。フットボル選手の多くはベイカーのう腫になるけれど、悪影響は及ぼさない」からだそうです。

ドクターはこうも言います。「あなたがアパートをリフォームする場合、それはそのアパートで長く暮らしたいと思うからであって、そうでないなら売り払うでしょう。私たちが今回この手術を行ったのは、彼が望む期間、より大きな成果を残せるようにです。私は彼がそう出来ると信じていますよ」、「壁を設ける必要はありません。彼はブラジルでのムンディアルに出場したがっていますし、その可能性をとても楽しみにしています。年齢からいって、最後の機会でしょうからね」

 

ブスケツの恥骨炎について

トップチームのドクターであるプルーナさんは、他の選手たちの状態についても説明をしています。例えばメッシとブスケツはそれぞれ、太ももと恥骨に不安を抱えた状態で代表チームへと招集をされたわけですが、それぞれの代表とは「最善の対応をする」ことで合意しているとプルーナ医師はコメント。ブスケツに関しては「恥骨炎の手術は行わず、事前にそうならないようにするのがこのクラブの哲学です。予防することで、恥骨炎は回避できますから。しかしセルヒオの場合、私たちは見逃してしまった。もし痛みが引かなければバルセロナに残ることで合意していたのですが、痛みがなくなったので代表へと向かいました」とのことです。

 

メッシの怪我はタイミングが悪かった

一方でメッシの怪我について、ドクターはこう述べています。「メッシは完璧なコンディションで戻ってきて、プレシーズンを開始するでしょう。その点に私は一切疑問を抱いてはいません。検査をして見る必要はありますが、代表でのプレーを見た感じと、休息によって、彼はきっちり回復するでしょう」

パリでの負傷は軽度でしたが、タイミングが良くありませんでした。筋肉系の怪我ではゆっくりとしたリハビリが望まれるのですが、日程的にそうはいかなかったからです筋肉を痛めて、時間と戦ってはいけない。私たちはPSG戦ではプレーしないのがベストだと提案しましたが、彼は出ざるを得なかった。怪我が悪化することはなかったのですが、私たちは計画を組み直さなければならなかった。彼はトレーニングで治療を進めながら試合にも出ることになり、それはいつも非常に困難なものです。それによって彼は筋肉の強度とフォーム、そして自信を失いました。私たちは怪我の状態よりも、カレンダーの方を気にしていた。筋肉の怪我では、動かないのが一番。もし怪我が12月上旬であれば、彼は1月の最初には完璧な状態で復帰できていたことでしょう」

6月3日に入団プレゼンテーションを行い、現在はコンフェデ杯で活躍中のネイマールについては、「理想の体重を知るためには、選手のことを知らなければなりません。メディカルチェックが急ぎ足だったため、彼に関するデータは少ししか持ち合わせていませんが、現段階では、何キロか体重を増やすほうが良さそうに思えますね」と語ったプルーナ医師。アビダルの件について訊ねられた彼は、こんなふうにコメントをしています。

「その件に関し、会長の言葉に私から付け加えることはありません。クラブは彼が病気の際に非常によく対処し、選手としてもそうでした。契約を延長しなかったのは、クラブの全部門が合意した上での決断です」

 

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