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アビダル、ヘタフェ戦で復帰?

 

6日にBチームとの紅白戦に参加し、問題なければ招集、復帰という流れ。

1月23日(水)、FCバルセロナが公式ウェブページにてこのような発表を行いました。「エリック・アビダルが3~4日間、バルセロナのオスピタル・クリニック病院に入院することになった。彼はここで昨年4月に行なわれた移植手術の経過を見るための検査を行なう」

アビさんに関しましては同日、各メディアが2月上旬での復帰の可能性が高い、と報じています。このところの彼はチーム練習に普通に参加をしたり、トレーナーのファンホ・ブラウとの個別練習を行ったりをしているのですが、SPORT紙によればその”個人プレシーズン”も、2月の上旬には終了になる予定なのだそうです。ではその後に彼を待っているのはなにか。言うまでもなく、医療サービス部のOKをもらうための最終テストであります。

そのXデーと見られているのは、2月6日です。この日は世界各国で代表親善試合が組まれていて(スペインはウルグアイと対戦)、トップチームには閑古鳥が鳴くことになります。そこでチームのフィジオたちはフィリアルとの紅白戦を計画しているらしく、もしそこでアビダルがなんの問題もなくプレーをこなすことができれば、その数日後にもドクターからはプレー許可が下り、ティト・ビラノバ次第ではゲームへの招集も受けるだろうという流れのようです。

ということでアビさんが復帰する可能性がある、として注目されているのが、昼12時開催が決定した2月10日(日)のカンプノウでのヘタフェ戦。彼が肝移植手術を受けたのが昨年の4月10日でしたから、わずか10ヵ月後でのエリート競技復帰となります。実際に10日になるかどうかは別として、この短期間でそこまで辿りついたこと自体がミラクル。アビダルの体力と精神力、努力には、もう言葉もなにもありません。

 

「エリックはすでにバルサ選手のひとり」

エリック・アビダルの肝移植手術を担当したel Hospital Barnaclinic の医療チームの責任者、ファン・カルロス・ガルシア・バルデカサス医師は22日、ラジオ局SERの取材に対して、このように語っています。「エリックはもうすでに、バルセロナの選手の一人です。彼はプレーの場に戻りたがっていますし、あとはクラブの考え次第。医学的には彼は回復しています」

「今回の回復において、カギとなったのはアビダルの備えていた姿勢です。彼の姿勢は常に称賛に値するものでした。彼やビラノバ監督は、同様の問題を抱える患者さんにとって最高の励みとなります」

またバルデカサス医師によれば、エリックへと肝臓の半分を提供した従兄弟のジェラールの体調も「ばっちり」だそうでして、ドクターは従兄弟にもまた、「彼の行いは簡単なことではありません。これは人が考える以上に、驚くべきことなのです」との賛辞を送っています。

 

またアビダルの今回の検査入院は前々から予定されていたもので、SPORT紙が病院筋のコメントとして報じているところによりますと、「アビダルはこれまでの検査を問題なくクリアしていて、全てがこの上なく順調」だそうで。なんの説明もなくアビさんが入院すると、マスコミがやんやと心配するのは間違いないですし、実際、23日のトレーニングに彼がいなかったことで、番記者の間では何故だ?と話題となっていたらしく。そこクラブは騒音を回避すべく、公式発表を行ったとのことです。

 

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