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ぷち情報集(3/09)

3月9日のカタランメディアはやはりまだ、メッシによるあの”ひとりマニータ”の興奮が収まっていないという感じなのですが、一方でオールド・トラフォードでのアスレチック・クラブの名勝負&勝利でも大いに盛り上がっています。夢の劇場でリーガ勢の底力を見せ付けたビエルサチーム。5月末に末コパ決勝が、なんとも楽しみってなもんです。こちらもきっと、コパキングたちによる長く語られるような好ゲームが観られることでありましょう。なにはともあれ、グッジョブ・アスレチック。

◇メッシフィーバー続く

リーガで28点、チャンピオンズで12点、コパで2点、ムンディアリートで2点、スーペルコパで3点、欧州スーパーカップで1点と、今季すでに驚異の48ゴール(41試合)をマークしているレオ・メッシ。ペナルティでのゴールの少なさ(わずかに3)も特筆すべき点でして、SPORT紙の言葉を借りるならば「CR7に圧勝」であります。リーガでピチーチの色男は現在38得点で、リーガだけでも10点がペナルティによるものです(それだけ白組はペナルティに恵まれている)。

メッシはまた、伝説度のレベルが違います。あらゆる記録を塗り替えまくっているレオは、近日中にまたふたつほど数字を更新することでしょう。バルサでの通算ゴール数はすでに228となり、セサールのもつクラブ歴代最多ゴール記録へはあとわずかに7ゴール。シーズン自己ベストの53ゴールへも、あと5ゴールへと迫っているのです。まさかの怪我(これだけは御免)がないかぎり、おそらく3月中に彼はこの2つを更新するでしょう。おそるべしメッシ。

チャンピオンズが現在のチャンピオンズになってから”ひとりマニータ”を達成した選手はいないわけで、それをノックアウトステージでやってしまうという異星人的偉業に、世界中のスポーツ紙がさまざまな見出しを付けて称えています。でもまあこれは言うなれば、”よく見慣れた光景”です。しかし今回の離れ業がどれだけインパクトを残したかがよく分かる例が、米国ホワイトハウスのマイク・ハマー報道官(母がマドリー在住)が記者会見において、「私はマドリディスタだけれど、メッシを祝福する」と言ったというお話。マドリディスタ・・・まあそれは気にしますまい。

◇契約更新に理想の週

メッシ賞賛以外に、バルサメディアで共通している話題がペップの契約更新です。来週はふたたびミッドウィークに試合がなく、バルサにとってのんびりできる一週間になります。なのでメディアが言うには、”契約を更新するには理想的な週”。今度こそ来週中に、クレ待望のニュースが届くのではないか、というわけです。SPORT 紙はすでにスケジュールも予想していて、クラブはラシン戦の翌日月曜日にペップとの合意を発表、そして水曜日に新契約書にサインではないかとしています。

同紙によれば、ペップはすでにチームの重鎮たちに続投を伝えているとか。そして彼らはペップの件について問われると口々に「ミスターはきっと残留するよ」とコメントをしています。クラブの首脳陣にしても同様。推測の域は出ないにせよ、最近はグアルディオラの契約延長に関して楽観的ムードが漂っているのは事実です。レシャックなどはラジオ番組で「今月中に更新する」と予言しています。

しかし一方でSPORT紙は、”このペップの迷いは、来季が彼のバルサでの(少なくともこのサイクルでの)ラストシーズンではないかと思わせる”とも言ってまして、そうかもしれんと考えられるだけに切なくなります。ペップは以前「サイクルには終わりがある。自分も終わりに向かって進んでいる」とコメントしていますし、彼が監督という職業の理想のサイクルが3、4年だと考えているならば、契約更新すれば5年目となる来季、さらなる延長はしないんじゃないか・・・と。来年のことを心配しても仕方がないので、まず今はペップ続投のニュース到着を信じて待ちましょうぞ。

◇幸運なクレ女子が耳にしたのは

ペップ・グアルディオラに関しては、SPORT紙にこんなエピソードも載っていました。それはこの木曜日にシウター・エスポルティーバで起こったことだそうです。この日も練習場の入り口には、数名のファンが選手やペップの帰りを待っていました。そのなかのひとり、19歳の女子学生マルタさんがこの日、グアルディオラに停車してもらえただけでなく、ツーショット写真を撮ってもらえるという幸運に恵まれたのです。その際の写真は、彼女のツイッターアカウント@_messid10Sにつなげれば見ることができます。

で、そのアカウントにSPORT紙の記者さんが質問をして手にした情報によれば、マルタさんがペップと記念写真を撮っているとき、車内ではラジオが流れていて、そのスポーツ番組でちょうどペップの契約更新が話題になっていたのだとか。ただそれだけの話でオチは特に用意されていないんですが、グアルディオラもそういうラジオを聴いてるんやなぁ、ということで。無論、発車後はすぐ音楽にチェンジかもしれませんが。

◇プジョルの動物愛護キャンペーン

昨年の12月、NGOインターナショナル・アニマル・レスキューによるオランウータン保護キャンペーンに一肌脱いだカピタン・プジョルが、今度はカタルーニャ動物愛護団体(CIPAC)のキャンペーンに参加しています。

これはカタルーニャ自治政府もバックアップしているキャンペーンで、4月30日までの間、バルセロナのすべての動物病院にプジョルのワンちゃんのポスターが張り出されるそうです。その内容はコンパニオン・アニマルたちの繁殖制限の重要性を啓蒙し、捨てられるワンコやニャンコ、フェレットたちを減らそうというもの。なんでもカタルーニャでは毎年3万匹以上のペットたちが捨てられているそうです。

ちなみに日本での平成20年の犬猫の殺処分は約30万匹。安易に飼ってしまうことも大きな理由ですが、飼っている彼らを考えずに繁殖させてしまい、結果捨てたり動物愛護センターに持ち込んだりするのも問題なのです。バルサと離れて申し訳ないですが、日本はこのあたりの認識度が非常に低い。メッシあたり、こちらで啓発キャンペーンに一肌脱いでくれたらいいのにな、と思ったりする次第です。

◇アビダル 「まだたくさん薬を飲んでる」

エリック・アビダルがサンジョアン・デウ病院の患者さんたちが発行しているという雑誌Hospital Joveの第24号のインタビューに答え、次のように語っているそうです。昨年3月に肝腫瘍を患ったアビさん曰く、「まだたくさんの薬を飲んでいるし、すごく健康的な食事をせなあかんのや。でも僕は病気が治ってすごく元気にしてるよ」

アビダルによる病気に苦しむ人たちへのアドバイスは、「ポジティブな説を信じること」で、家族や友人たちのサポートもとても重要だとしています。そして病気になって以来、彼の幸福感も劇的に変化しました。「僕にとっての幸せとは、家族と友人たちやね。娘たちの成長を見るのが僕の幸せなんや。そしてなにより、その瞬間瞬間を楽しむことかな」

「バルサはまさにクラブ以上のクラブ」というアビさんは、昨年獲得したチャンピオンズについてこう言っています。「あれは僕にとってはひとつの贈り物やったよ。何故なら肝臓の手術をしたばかりで、プレーできるとは考えてなかったからね。あれは自分のキャリアにおけるすごく重要で感動的な瞬間やった。プジとチームには、いくら感謝しても足りへんよ」

 

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