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セスク「事を大げさにしてはダメ」

 

初黒星に関する見解を語ったファブレガス。

アヤックスに残念なパフォーマンスで敗れて以降、初となるバルサ選手による当番会見。当事者である彼らがどのようなコメントを発するのか、周囲は大きな関心をもってその会見を見つめました。そこでメッセンジャー役を担当したのが、アーセナルでは若くしてカピタンを務めていたセスク・ファブレガス。彼はアムステルダムでの今季初黒星に関し、チームに改善が必要なのは間違いないけれど、大げさに騒ぐことはないとの見解を示し、自己批判によって多くを改善させていかなければならないと強調しています。

 

プレーへの姿勢ではなく、走り方が悪かった

アヤックス戦の終了直後、ピッチ上でのテレビ取材に応じたジェラール・ピケは、チームにはプレーに臨む姿勢が欠けていたとのコメントを残しました。けれどもセスクの見解は異なっています。

「ヨーロッパでは多くのチームがすでに負けを経験しているし、リーガ・エスパニョーラは勝つのが難しい。勝つためには100%を出さなければいけないのに、火曜日の僕らはそうじゃなかったね。今の僕らに求められるのはリアクションだ。(アヤックス戦の)後半の僕らは鋭さが足りなかったし、スペースへのボールをもっと出すべきだった。それに攻撃の移行にスピードがなかったと思う。僕らが鈍かった一方、相手はパスの選択肢を増やすためにあらゆることをしていた。アヤックスとリズムが違っていたんだ。今はどのチームも打倒バルサを目指してくる。バルサはすごく大きな存在であり、フットボルで多くのことを成してきたチームだから、みんなバルサに勝ちたいと思っている

リアクションを起こす精神力があることを、僕らは示さなければならない。それは僕ら次第だよ。自己批判が必要だし、僕らはたくさんのことを向上させていかなきゃならないと思う。チームのみんなもそれを分かっているよ。でもこれからは、このクラブでいつも起こるように、事を大げさにしてはいけない。僕はアヤックスとの試合をもう一度見返したんだけれど、姿勢が欠けているわけじゃなかった。きちんと走れていなかったことが、僕らの落ち度だったんだ。ミスターの立てたプランを、僕らは正しく実行できていなかった」

 

もう少し賢く、試合を読む必要あり

さらにセントロカンピスタは言います。「シーズンの間にアヤックスのようなプレーを僕らに仕掛けてくるチームはそう多くはない。激しさの点においてだけじゃなく、戦術面や、相手が僕らのようなプレーをするという点においてね。僕らが用いるようなやり方を、彼らは僕らを相手に実行したんだ。プレッシングに出る準備のために5分間引いていても、それは後退じゃない。これからの僕らは、試合でもう少し賢くあって、もっと試合を読まなきゃいけないよ。あの試合の前半は、それが出来ていなかった」

スタイルについて、セスクはこう説明しました。「バルサがトリプレッテを達成した時、グアルディオラは革新者だった。相手チームはバルサをどう止めればいいのか分からなかった。でもそれから年月が過ぎ、彼らはそのやり方を学んでいってる。だから僕らはやり方を変えていかなければならないんだ」

しかしチームが結果主義者になったかと訊ねられると、彼はきっぱりと否定しています。「結果主義なんて不可能だよ。だってこのグループはフットボルをプレーすることが好き過ぎるし、攻撃が好きだからね。チャビやイニエスタがいないのであれば、結果主義なプレーをすることも考えられるだろう。僕らは新監督を信頼しなければならない。彼は僕らにすばらしい指示を出してくれているし、僕らが一歩前進しなければならないんだ。長くここにいる僕らが、まず手本を示さないとね

効きが半端ゆえに批判を受けているプレッシングに関しては、セスクはこう言います。「イレギュラーなところがあるのは確かだね。この前は間違ったプレッシャーをしていたし、それには途中で気付いたよ。チームが団結してボールを奪回するためには、引くべき瞬間も時にはある。スタイルには忠実でなければいけない。それは僕らが失いたくないものだ」

そして。「アヤックス戦は悪い試合だった。シーズンで1つ悪い試合をすることは、許容もされるだろう。毎回良い試合をするのは不可能だしね。でも僕らはあれがアクシデントだったことを証明する必要があるし、勝つためにいつものように全力でトレーニングをしなければならないんだ

 

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