紅白戦で問題なくプレー。
FCバルセロナの公式ウェブページでは、26日のトレーニング内容がさらっと伝えられています。トップチームはバルサBと合同で練習を行い、フベニールAからはルジェール・リエラが、フベニールBからはジューレン・アレジャノ、アドリア・ビラノバ、ダニ・セグラが参加。選手たちはミニゲームを含むセッションを行い、プジョルもそのグループ練習をこなした云々。つまりはカピタンもまたその紅白戦に出場し、なんら問題はなかったということです。プジーはその後インスタグラムに写真をアップし、「一歩前進!フィーリング良好、また試合をプレーしてすごく嬉しい。あと少し!」とコメントしています。
ヒザへの負担を減らすため、4kg減量
あのGRAN REMONTADA(大逆転劇)によってバルサ史に太字で記されたミラン戦(4-0)に途中出場した3日後、カルラス・プジョルは手術台に上りました。当時の診断では、彼の右ヒザが回復に要するであろう期間は1-2ヶ月。当人も医療部も、復帰が半年後になろうとは想像もしていなかったことでしょう。同じヒザの裏にこぶが出来るベイカーのう胞を患ったことも計算外でした。
思いのほか長く密接にヒザと関わってきたこの6ヶ月間で、プジョルには幾つかの変化が生じたそうです。そのうちの一つが、体重(体脂肪率)の減少。MUNDO DEPORTIVO紙によりますと、プジョルはここ数年体重80kgをキープしていたのですが、今回はそれを4kg少なくしています。目的はもちろん、複数回手術を受けている両ヒザへの負担を減らすため。以前よりトレーニングや食事ケアによって体重を管理しているアスリートが4kgを減らすのは簡単ではないと推測しますが、プジーは持ち前の献身によって厳しいダイエットに取り組み、目標を達成したのです。そういえば最近のトレーニング写真でのプジの脚、鋭くなっている感があります。
あとは35歳という年齢もあり、復帰を急がなくなったのも変化の一つです。かつてはプジョル=超回復でしたが、今回のリハビリは非常に慎重に進められており、急ぐ様子は全くありません。情熱と気合で怪我を治していた時期はもう終わり。今は逸る気持ちを抑えつつ、着実に確実に復帰を目指すようになったカピタンであります。多少の無理は若い衆の専売特許ですから。
バジャドリー戦で復帰予定
というわけで、より引き締まった身体を手に入れたプジョルは木曜日の“テスト”に合格しました。カピタンが問題なく30分ハーフのミニゲームを終えると、チームの全員が彼を祝福。なかでもmoc mocトリオの一員であり親友のセスク・ファブレガスが真っ先にプジの元へとやってきて、心からの抱擁を交わしていたとのことです(SPORT紙)。あとは医療部からの出場許可を待つばかりですが、メディア情報によれば来週末のバジャドリー戦あたりが有力、というかほぼ決まりのようで。試合状況にもよりますが、スピーカーがカピタンの名前を告げた時のカンプノウを想像すると、それだけでご飯お代わり3杯はいけそうですよね。
ちなみに昨日のトレーニングセッションにはバルサBの面々ほか、フベニールAとBからも合計4選手が参加しているのですが、そのなかにティト・ビラノバの息子アドリア(16)もいました。カンテラ育ちの若者たちにとっては、トップチームとの練習は夢のまず第一歩。しかもマルティーノやエウセビオが見る中でミニゲームでプレーできたとなれば、それはもう感激でありましょう。プジョルだけでなく彼らにとっても特別なものとなった、26日のセッションでした。
コメント