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マスチェラーノ「まだ我々が死んだと見なすなかれ」

バルサはまだ終わってはいないとヘフェシート。

タタバルサがバジャドリー戦でのさっぱりだったイメージを拭い取り、タイトルを争えるチームであることを示すためのマンチェスター・シティ戦が近付いてきました。カンプノウでのUEFA前日会見に選手代表として現れたのは、プジョルの抜ける来季はカピタンに名を連ねてほしいハビエル・マスチェラーノ。レアル・ソシエダ戦とバジャドリー戦で敗れ、リーガ連覇への道が険しくなったバルサではありますが、だからといって自分たちが終わったとされるのは早すぎる、とヘフェシートは言います。「今はまだ、僕らが死んだとは見なさないでほしい」

批判を封じるのではなく、ベストの状態に戻ることを目指す

「バルセロナのようなビッグクラブでは、タイトル獲得が求められる。僕らは今、そのタイトルを賭けて争っているところなんだ。だから今はまだ僕らが死んだと見なさないでほしい。まだ、死んだことにはしないでほしい」。そうメディアに訴えかけたマスチェラーノは、チームの思惑についてはこう述べています。

僕らがしたいのは批判を黙らせることじゃなく、ベストのバージョンに戻ることだ。そうすることによって、僕らは3つのタイトルを争う可能性を手にするからね。僕らが全てを失っていってるように信じさせたい人たちがいるけれど、実際はそうじゃないことを僕らは知っている。明日(のシティ戦)はそれを示す絶好の機会だよ

そして。「僕らは傷ついてはいない。僕らはみなさん(記者)とは異なる方法で分析をしているんだ。僕らはチャンピオンズの1/8ファイナルを戦っていて、コパでは決勝に進出したし、リーガもまだ優勝できると信じている。失敗の余地はもうないけれどね。シティ戦はまったく別のストーリーとなるだろう。僕らに求められるのは、過去の同様の状況でそうしてきたように、リアクションを示すことだ。僕らは全てを分析した。まずはチャンピオンズで次のラウンドへと勝ち進み、その後でリーガを見ていくよ」

バルサ周辺では、物事が過大に演出されがちです。「僕らはそれを知ってる。時には大げさに書かれるし、それほどでもない事も時々ある。そういう文化なんだ。でも僕らはプロフェッショナルだからね、バルセロナのようなクラブでプレーするなら、それらと共存する術を知っていなければならない。僕らが気にすべきは、良いプレーをすることだよ

結果を守りにいく事はない

マンチェスター・シティ戦へと臨む心構えについては、マスチェラーノは次のように説明しました。「理論上では僕らはアドバンテージを手にしているし、それを最大限に活用していくよ。でも僕らはそれを、過去数年間でやってきたことと混同するつもりはない。僕らは決して、ある結果を守ろうとはしてこなかった。自分たちのスタイルにいつも忠実だった。僕らは勝利を目指してプレーをしていくよ。1/4ファイナルへと進む大きなチャンスを手にしていることは分かっている」

トレーニングで激しさがないのでは?との質問には、ヘフェシートは自信をもってこう答えました。「周りで言われていることは、別にいいんだ。僕は自分やチームがしていることを信じているからね。毎日トレーニングをしているのは僕ら。このチームはこの仕事に品格を与えてきた」

チームにはモチベーションや飢えがなくなっている、とも言われます。「僕らがハングリーさを失ったと言われている。負けた後に批判をするのはとても簡単なことだよ。でも僕らの願望は満たされてはいないんだ。今はまだ、バルサが死んだと見なさないでほしい。僕らが不安定なのは事実だ。大事な試合ですごく良い内容だったことも、別の試合で良くなかったこともある。それは結果の問題じゃなく、プレーの問題だよ」

タタを擁護、自らの将来

強い批判を受けているタタ・マルティーノ監督に関しては、マスチェラーノは全面的に擁護しています。「彼と仕事をするのはこれが1年目。彼は今、とても厄介な状況にいるね。でもプレーをしているのは僕らであって、彼じゃない。成功も失敗も、責任はチーム全員のものなんだ。おそらく彼はあなたたち(記者)にとって、名声のある監督ではないだろう。でも彼はこの仕事を15年間やってきているし、彼が成し遂げたものはどれも、誰かから与えられたものじゃない。彼はアルゼンチンを離れて尊敬を勝ち取り、母国に戻ってからも勝利を収めた。それに彼はムンディアルで世界王者(スペイン)を敗退に追い込みかけた監督でもある。彼を過小評価することは出来ないよ。誰かを悪く言うのは、敬意を欠く行為だ」

そして退団もウワサされている自身の去就については、「道半ばの件について、僕は考えない。シーズンは今決定的な時期に入っているわけで、自分のことを考えるのは失礼な行いになる。僕は常々、バルセロナに感謝していると言ってる。先のことはシーズン終了後の話だよ」

 

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