グループHはバルサ、ミラン、アヤックス、セルティック。
8月29日にモナコのグリマルディ・フォーラムにて開催された、チャンピオンズリーグのグループステージ組合せ抽選会。クジ引き役となったルイス・フィーゴの手によって導き出されたバルサの対戦相手は、ACミラン、アヤックス、セルティック・グラスゴーでありました。過去2シーズンですでに6回対戦しているミラン、2年連続となるセルティックはともかく、嬉しかったのはアヤックスと顔を合わせるようになったこと。元々バルサとは深いかかわりのあるクラブですし、ボージャンが所属しフランク・デボエルが監督を務めているのも良い因縁です。そしてバルサは意外にも、アムステルダム・アレナは公式戦では初訪問になるんですな。
公式戦での初顔合わせ
いわずもがな、アヤックスはバルサと“他ならぬ関係”にあるクラブです。その元となっているのはヨハン・クライフがバルサへと持ち込んだフットボル哲学。数年前にFCバルセロナを超黄金時代へと導いたペップ・グアルディオラはその際、クライフとレシャックが進むべき道を示してくれたからこその成功だと強調しています。ミケルス、クライフ、バンガール、それにライカーといったアヤックスに所縁のある監督たちがバルサを率い、かつ数々のアヤックス出身選手が所属したってのもありますし、とにかく彼らはクレにとって大きな親近感の沸くクラブであります。
ともにチャンピオンズ4度制覇し、100年以上の歴史を有する名門クラブであるバルサとアヤックス。しかし!意外にも両クラブが欧州の公式大会で対戦するのは、今回が初だそうです。MUNDO DEPORTIVO紙の情報によれば、バルサはアヤックスと過去に8回試合をしています。けれどもそれらは、いずれも親善試合。1974年のガンペル杯準決勝に始まり、1978年のクライフ引退記念試合や2度のアムステルダムトーナメントなど何年かに一度ずつ顔を合わせる関係ながら、公式戦では一度も当たってないんですな。前回の対戦は2004年、エルチェで行われた親善試合でした。だから、「ついに!」と心弾むのです。
ちなみにバルサは何故か最近はオランダのチームともあまり対戦しておらず、チューリップ勢と公式戦で最後にぶつかったのも1997/98のグループステージ(対PSV)だそうであります。鳴り物入りでアヤックスからやってきたバンバン率いるバルサが、1勝しかできずに最下位で終了となったシーズンですな!ハハ!
アヤックスとの対戦は、グループステージ第1節となる9月18日(カンプノウ)と、第5節の11月26日(アムステルダム・アレナ)。18日にもきっと同じことを書くでしょうが、地元での欧州開幕戦でボージャンとフランク・デボエルのいるアヤックスと対戦って、なんとも良いじゃないですか。楽しみです!
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