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クエンカの苦悩

 

背番号も与えられない。

あと少し何かが違っていれば、ほんの少し幸運が味方していれば、ボージャンやフランク・デボエルとともにアヤックスの選手としてバルサと対戦していたかもしれないイサーク・クエンカ。ミランでは今ひとつ輝けなかったものの、アムステルダムで「見てろよバルサ!」と燃えるボージャンとは対照的に、日々シウター・エスポルティーバで見えない明日と戦っているクエンカの悲しい話をここで(敢えて)紹介してみましょう。

 

クラブからの冷たい扱い

昨季アヤックスへとレンタルされるも、怪我によって実力発揮とはいかなかったイサークは、シーズン終了とともにバルセロナへと戻ってきました。そして6月に右ヒザの半月板を手術し、現在は3-4ヶ月続くとみられるリハビリの最中です。

8月27日付のSPORT紙によれば、クエンカを今悶々とさせているのは回復には10月までかかりそうなヒザのことではなく、クラブからずっと放置されていると感じていることです。自分が戦力外扱いだと感じるのはもちろん、ならクラブが自分をどうしようと考えているのかを教えてくれる人物もいない。スビサレッタも他の人事部の人間も、誰も彼とは直接話をしていないといいますから、それは悶々となるでしょう。

代理人であるジョゼップ・マリア・オロビッチが、クラブの仲介人としてエルチェほかのオファーを受け入れるように要求してきたり、給料の減額をほのめかしてきたりしたことも、代理人のくせに顧客よりもクラブの利益を守ろうとしているとクエンカには感じられ、腹立たしい日を過ごしたみたいです。バルサと彼の契約は2015年までとなってます。

また、アヤックスでのレンタルを終え、現時点ではれっきとしたバルサの一員であるにもかかわらず、自分に背番号が与えられていないこともまた、イサークを悲しい気分にさせています。トップチームに昇格してから愛用していた23番は現在フリー。なのにクエンカは背番号なし選手となっていて、ガンペル杯でも彼の背中は空白でした(同じく負傷中のアフェライは20番をテージョに取られていて、こちらも可哀想な扱い)。

 

ラフィーニャのアパート

ちなみに、、、クエンカは現在、親友ラフィーニャが使っていたアパートで暮らしているそうです。冬のマーケットでアヤックスへと修行に出る際に市内のアパートを引き払っていたのか、オランダから戻ってきたイサークはまず住むところを探す必要があったらしく。そこでセルタへとレンタルされるラフィーニャの部屋が空くというので、親友宅を引き継いだようです。なんでもそのアパートはカンプノウやシウター・エスポルティーバに近いらしく、リハビリに集中するには最適。毎日朝夕トレーニング場に通い、復活を目指し戦っているクエンカに、どうか幸運が訪れますように!

(※クエンカは初夏、自らアムステルダムへと赴き、アヤックスに個人的に売り込んだりしていたそうです。そしてあちらさんも興味を示してというのですが、残念ながら怪我からの回復が最優先だったため、話は具体化せず。とはいえ将来的に扉が閉ざされたわけではないようなので、良い方向に転がればクレとしても嬉しいところです)

 

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