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補強のウワサあれこれ

話題はもっぱら来季について。

応援するバルサは週末にしか公式戦のない今日この頃、カタルーニャのスポーツ紙はもっぱら来季の話題で盛り上がっています。2014/15シーズンのバルセロナは大幅な戦力入れ替えが見込まれていますので、探せばネタには困らない。ティトの服喪期間が終わった火曜からはさっそく、ラポルテ、ハビ・マルティネス、クアドラド、そしてルイス・エンリケなどの名前が紙面を賑わせているところです。

監督はルイス・エンリケ?

タタ・マルティーノ監督の去就が明らかになっていないこの段階で、新監督のことを取り上げるのは気が乗らないので簡単にまとめておきますと、現時点での筆頭候補とされているのはセルタのルイス・エンリケです。押しているのはSPORT紙。バルサというややっこしいクラブのことを熟知していて、バルサBをクラブ歴代最高成績(セグンダ3位)へと導き、カンテラの選手たちに詳しく、クレに愛されていて、リーダーシップがあり、夫人と子供はカタルーニャ人と、確かに良さそうな条件は揃っています。

ルーチョはセルタ・デ・ビーゴとの契約があと1年残っていますが、あちらでは退任も止む無しとの考えのようでもあり、しばらくはルイス・エンリケを軸として監督人事の話題は続いていくような雰囲気です。

セントラルはラポルテを本命視

補強の優先第一ポイントであるセントラルは、アスレティック・ビルバオの若きフランス人、アイメリク・ラポルテ(19)が有力そうな状況です。マンチェスター・シティのチキ・ベギリスタインが交渉のためにビルバオを訪れたともいわれていますが、SPORT紙によれば、テレビルバオのコメンテーターであるホセ・フェリクス・ゲレーロ(ジューレン・ゲレーロの兄弟)が「チキがラポルテの獲得は無理だと言ってた。彼はすでにバルサで決まっているんだ」と語ったらしく。左利きで将来有望株の長身セントラルがバルサ行きを望んでくれているなら有り難いことですが、問題は必要経費の高さにあります。

アスレティック・クラブのジョス・ウッルティア会長がラポルテの移籍で交渉の席に着くとは考えられず、バルサは2年前のバイエルンがハビ・マルティネスを獲得した際のように、契約解除金の支払いによって彼を得るしかないでしょう。話は分かり易いですが、来月で20歳のセントラルを獲るのに3,600万ユーロは並みの金額ではありません。

セントラルとしてはラポルテに加えて、ハビ・マルティネスもまた候補に挙げられています。アレックス・ソングを獲得した際の“セントラルも可能なピボーテ”案が、そのソングの退団が濃厚につき、もう一度巡ってきたわけです。ただこちらもバイエルンが易々と手放すとは思えず、3,500万ユーロは下らない見込み。ラポルテとハビマルの2人で7,000万ユーロはナイです。マルケスやアビダルやトゥレ・ヤヤをフランスから掘り出してきたような、そんな目利きな補強作戦はないもんですかね。

右ラテラルにはクアドラドの名前

ダニ・アルベスのバルサ時代が終了に近付いているとされる右ラテラルでは、以前からフィオレンティーナのコロンビア人ファン・クアドラド(26)が有力視されています。SPORT紙によると、バルサはすでにクラブ側に条件の紹介を行ったらしく。そしてムリめな3,000万ユーロなる回答をもらったそうです。クアドラドの所有権の50%はウディネーゼが持っていて、フィオレンティーナは1,100万ユーロ+選手で全権利を得ようとしているとされます。そのぶん、バルサが獲得する際に高くなるみたいです。複数のグランデ(ユベントス、アーセナル、バイエルン)も彼に関心を抱いている点も、価格を上げさせます。

バルサとしては、クアドラド側の意思を探りながら、出来るだけ早く話を進めたいところでしょう。ムンディアルで彼が活躍し、価値がさらに上昇する前に交渉をまとめたい。フィオレンティーナとしては彼の去就が夏の補強計画を大きく左右しますので、こちらも話を引っ張るつもりはないみたいです。肝心のクアドラドの希望は、現時点では不明。なんにせよ、まずはダニ・アルベスの去就がどうなるか次第です。まだ5月が始まったばかりにつき、確かなことはほとんどありません。

 

コメント

  1. Machgogo より:

    ポルテ獲得断念
    http://bit.ly/1qtMwfy