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12時キックオフ

 

今年はバルサも例外ではない、とLFP副会長。

リーガ・エスパニョーラでは2011/12シーズンから、日曜日の正午キックオフ枠が創設されています。プレミアリーグに遅れを取っているというアジアマーケットの開拓を目的としているのですが、クレの皆さんならご存知のように、バルサはこれまでこの影響を特に受けてはきませんでした。ペップチームがプレーをするのは、大抵が20時以降。これは確実にクラブの希望が認められてきた結果ですが、今季はどうやら、ついにバルサも正午デビューをすることになるようです。

 

バルサは反対せず

今シーズンはバルサにも12時にプレーをしてもらう、そう宣言したのはリーガ・プロフットボール機構(LFP)副会長のハビエル・テバスです。ラジオ・マルカの取材に応じた彼は木曜、こんなふうに言い切りました。「彼らが好むかどうかに関係なく、バルサは昼12時からプレーをすることになるだろう。他の全てのクラブのように、バルサも12時から試合を行わなければならない」

サンドロ・ロセイ会長がいつぞや「私たちは12時の試合は好まない。カンプノウの伝統は夕方と夜のゲームにある」とコメントしていたように、バルサはナイターのチームです。昨季はマドリーも1度正午に試合をしているのに対し、アスルグラナはゼロ。テレビ局(メディアプロ。本社バルセロナ)の都合を優先させ、帰りの電車がなくなる時間でもしれっとゲームを行うなんてのは、日本ではちょっと考えられないことです。フエラでもほとんどがナイターなのは、当日移動というチームルーチンも関係しているのかもしれません。18時開始でも、場所によっては前日移動をしなければなりませんので。

そのLFP副会長の宣言に対して、FCバルセロナのメディア担当理事であるマネル・アロヨは、SPORT紙にこう語っています。「バルサは12時開始に反対はしません。物事にはプラスとマイナスの両面があると私たちは考えています。アジアのマーケットを開拓できるのは、私たちにとって良いことです」

いずれにせよ、12時キックオフについては特に騒ぐようなことでもナイ。もし生中継されるのであれば、その時間(日本では19-20時)は極東のクレにはとてもありがたいですし、現地の子供たちにとっても日曜22時よりは好いでしょう。ちなみに今季はすでに23時キックオフなんていうクレイジーな試合がすでに5つも組まれており、開始時間を巡ってはなにかと騒動が起こりそうです。でもそれがスペインだもの。