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ソング状況

 

進んでいるようで、特に進展もなし。

過去数年に比べると、とっても地味な感じになっているFCバルセロナの補強を巡るエトセトラ。唯一ネイマールに関する記事がいくらかの華やかさをもたらしてはくれましたが、いかんせんティト・ビラノバが今は欲していないということで、それ以上の盛り上がりありません。ハビマルの件も最初だけで尻すぼみ。アレックス・ソングの獲得は間近と見られていますが、クレの心をときめかせるオペレーションでもないので、水球女子チームの銀メダル獲得の方が扱いは大きいくらいです。

 

選手側とは合意済み?

SPORT紙のウェブアンケートによりますと、”バルサはソングに賭けるべきだと思いますか?”という問いに対し、「Si」と答えたのは56%。辛うじて過半数を超えているといった程度です(6,449票時点)。とはいえMUNDO DEOPRTIVO紙のウェブ調査では、”バルサのために誰を獲得する?”という問いで、「ソング」が51%に対して「ハビマル」が49%。評価が低いわけではないのも分かります。

ワタクシとしましては、ソング獲得の意味は”ピュアなチームに異質な存在を混ぜること”にあると考えています。カンテラ100%が実現するのは楽しいことですが、それだけではきっとチームは弱くなる。ブスケツの負傷期間は仮にジョナタン(セビージャへのレンタルが有力視される)で務まったとしても、戦う集団としてはダニやマスチェ、ケイタ、トゥレのような異質さが不可欠ですので、それで~1900万ユーロあたりならアリかなといったところです。あとはティトの意思が尊重されている点。派手ではないという理由で、別段ときめかない作戦なのはたしかに否定できないんですが。

それはさておき、SPORT紙の伝えるところによると、補強候補リストの一番手であるソング側とバルサはすでに移籍で合意済み。あとはクラブによる交渉を残すのみで、一部ではこの週末のうちにオペレーションは成立するかも?言われていますが、相手はアーセナルなのでそれはないでしょう。そもそもまだ正式な交渉は始まってないようですし、バルトメウ副会長、アンドニ・スビサレッタは現在、揃ってチームとスウェーデンにいます。

フェルナンド・ジョレンテが退団希望を出したことが、ハビマルにドミノ効果をもたらすのでは?という見方もあります。いい加減しつこいハビマルケース。

なんであれ確かなのは、誰かがチームに加入するならば、現在のトップ登録25選手のうちの誰かがカンプノウを離れなければならないことです。仮にフィリアル登録のテージョが資金調達に使われるとしても、それでは背番号が空かない。もうひとり誰かがチームを出る必要があります。なのでそういった諸々も含め、土曜日のディナモ・ブカレスト戦に注目といったところです。

 

「ピッチ内のリーダー」

“スーパーデポル”時代にあちらのポルテーロだったジャック・ソンゴーの息子であり、カメルーン代表のフランク・ソンゴーがCOMラジオの番組内で、ソングについてこう太鼓判を押しています。「ソングはとっても好いよ。ピボーテでプレーすることが多いけど、セントラルもこなせる選手。キャラクター(芯)が強い、ピッチ内のリーダーなんだ。バルサに入ったなら?問題なくフィットするだろうね」

そして。「ソングはマスチェラーノみたいだけれど、もう少し攻撃的だね。彼はポリバレントで複数のポジションでプレーでき、チームのどんな欠場者の穴も埋められる。それはティト・ビラノバやセクレタリオ・テクニコがポジティブに評価するところだと思う」

プレーだけでなく、ソングは性格も良いとソンゴーは言います。「彼はものすごくいい人間だし、かなり外向的な良いチームメイトだよ。彼はもう父親になってて、とても人間が出来ている」。バルサで成功するためには、人間性、これ大事!陰の必須条件といえましょう。

ちなみにこのフランク・ソンゴーはかつてラ・マシアにいたことがあるのだとか。しかも黄金世代のカデッテのメンバーでした。「ラ・マシア時代はピケ、セスク、メッシと同じチームで、監督はティト・ビラノバだったんだ。ティトは選手とよく会話をする人だし、全員が参加していると感じることを望む監督。リーダーだったよ。彼は準備を整えているし、このチームを率い、目標を達成する上で問題があるとは思わない」

 

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