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【マッチレポート】ラ・リーガ第36節 バジャドリー 0-1 バルサ

まだ優勝は決めさせない

アルトゥロ・ビダルのゴールによってバジャドリーに辛勝。
とどめを刺せず、後半苦しんでしまうのが最近の傾向。

FCバルセロナがアルトゥロ・ビダルのゴールによってバジャドリーに0-1で勝利。レアル・マドリーの今節での優勝確定を阻止した。バルサは15分で先制し、その後も何度か得点機を作るなど前半で勝負を決することも出来たが、後半は苦しみ、やっとこさの逃げ切り。連戦の疲れか、90分を通して相手を支配するには至らず苦しんでいる。

試合のポイント

立ち上がりから圧倒:もしホセ・ソリージャで勝点3を確保できなければ、マドリーは今節で優勝を決めるだろう。バルサ選手たちのゲームへの入り方は良く、前半はほぼ一方的に試合を支配していた。テル・ステーゲンが脅かされる場面はなく、忙しかったのは元バルサのGKマジップ。前めの位置取りだったセメドが効果的にサイドを破っている。ただ先制点は中央突破。メッシが柔らかパスをDFの間を通すと、アルトゥロ・ビダルがデランテロの如く、逆ポストを弾く鋭利なシュートを決めて見せた。15分のことだ。



だが遠い2点目セルジ・ロベルトの位置を低くし、両ラテラルを上げるセティエンのプランは機能した。あとは追加点を決め、勝負を決定づければ言うことはなかったのだが・・・ 惜しかったのは、セメドのセンタリングを押し込むだけだったグリーズマンがシュートを失敗した場面(19分)。その後はマジップが活躍し、セメドの強襲シュートをブロックしたり(24分)、リキからグリジへの決定的パスをカットしたり(29分)と0-2を阻止している。

バジャドリーの攻勢:バルサがリードしているものの、点差はわずか1。ハーフタイム後はバジャドリーが攻勢に転じ、バルセロナはコントロールを失っていった。両陣営を行き来するボール、忙しくなるテル・ステーゲン。61分にはエネス・ウナイのヘッド弾を弾き、同点を回避している。ゴラッソであれ事故であれ、1発被弾で勝点2を失いかねない状況はしんどい。

またも不可解なるVAR:審判のジャッジを巡って、またも不信感を増幅させる場面があった。75分、ラキティッチのCKに頭で合わせようとしようとしたピケを、相手DFが思い切り引っ張ったのだ。違法な妨害がなければ、フリーで合っていた。にもかかわらず、マテウ・ラオスはこれをスルー。VARも無言を決め込んだ。白組の試合ならすかさず介入するであろうに。萎える。

●ゲーム終盤もバルセロナは防戦一方だった。懐かしのサンドロは元気そうでなにより。勝てたので良しとするが、しんどい勝ち方だ。チャンピオンズ・ナポリ戦への準備にはなったのだろうか。

トピックス

仕留め人ビダル:力強いシュートによりマジップの壁を破り、チームに勝点3をもたらしたアルトゥロ・ビダル。DFの間を通すレオ・メッシの技ありパスを受けての、デランテロ顔負けのゴールだった。
データ企業OPTAによるとビダルのシュート成功率は34.8%で、シュート数20本以下の選手ではリーグトップだという。今季8得点め。

メッシ歴史的20アシスト:アルトゥロ・ビダルの得点をアシストしたことで、レオ・メッシの今季のアシスト数が20の大台に到達。21世紀以降、この数字を残せたのはチャビ・エルナンデスとメッシの2人しかいない。得点ランキング(22ゴール)でもトップを走る、比類なき我らのD10S。

攻守に精力的なリキ:意表を突く3-5-2にて左インテリオールとして起用されたリキ・プッチが実に活動的だった。メッシ、グリーズマンへのつなぎ役をアルトゥロ・ビダルと共にこなしつつ、折を見てはPエリア内へと侵入し守備陣を混乱。ディアゴナルの動きが効いていた。一方でチームがボールを失った時には、プレッシングでも大いに貢献。驚くほどの走行量だった。引き出しを増やすリキ。

疲労があるとセティエン:悪くなかったアントワン・グリースマンをハーフタイムで交代させた理由を、「違和感が出たことで、彼が交代を求めた」と説明するキケ・セティエン。後半のリズム低下は「中2日でプレーせねばならず、今日は非常に暑かった。私たちにはフレッシュさが足りず、重さが感じられている。疲労があるんだ。疲れているとボールを失うもので、良い判断するのにも苦労する。普通のことだよ」と述べる。

テル・ステーゲン100完封:ホセ・ソリージャでもエネス・ウナイのシュートをセーブするなど勝利に貢献したドイツ人守護神が、バルサで100回目の完封を達成(出場233試合)。今シーズンでは14回目で、リーガ再開後では6回目となる。

ピケからマテウへの訴え:自分のシャツを引っ張ったバジャドリー選手の行為はPKではなかったのか、とマテウ・ラオス主審に訴えたジェラール・ピケ。後半の給水ブレイク中、セントラルが主審と話し続ける様子がテレビ視聴者の関心を引いた。粘りすぎてピケにカードが出やしないかと心配したが、ラオス主審は“説教”を問題と捉えず。代わりに(?)言い方がマズかったらしいジョルディ・アルバに警告をしている。




La Liga | Jornada 36
11 de Julio 2020 – Sabado 22:00 h
José Zorilla
:—
Real Valladolid FC Barcelona
0 1
Goles
  Arturo Vidal (15)
Titular
Masip 【8】Ter Stegen
Moyano 【8】Semedo
Olivas 【8】Piqué
Javi Sánchez 【7】Lenglet
Carnero 【7】Jordi Alba
Joaquín 【6】Busquets
San Emeterio 【7】Sergi Roberto
Alcaraz 【8】Riqui Puig
Kike Pérez 【8】Arturo Vidal
Óscar Plano 【7】Messi
Sergi Guardiola 【6】Griezmann
Cambios
Carnero→
Nacho (25)
Griezmann→
【6】Suárez (46)
Alcaraz→
Enes Onal (46)
Lenglet→
【6】Araujo (57)
Joaquín→
Hervias (46)
Riqui Puig→
【6】Rakitic (57)
Sergi Guardiola→
Sandro (61)
Busquets→
【6】Junior (74)
Óscar Plano→
Waldo (80)
 
Entrenadores
Sergio González 【6】Qique Setién
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano)
Tarjetas
Alcaraz (45) Lenglet (40)
Kike (65) Jordi Alba (78)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0

Golesredcard

1 0 1
4 9 13 (4)

Tiros a puertaredcard

9 (6) 3 6
0 2 2

Ocasiones de Golredcard

4 0 4
1 3 4

Cornersredcard

5 2 3
0 0 0

Fueras de juegosredcard

0 0 0
    371

pasesredcard

729    
26% 45% 35% Posesion del Balon 65% 55% 74%
7 8 15

Faltasredcard

13 5 8
1 1 2

Tarjetas Amarillasredcard

2 1 1
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

デンベレ、ウンティティが負傷欠場。アルトゥールが扁桃腺炎。アンスは出場停止。デ・ヨングは大事を取って招集外。
ネト、ラキティッチ、スアレス、ブライスウェイト、ジュニオル、アラウホ、アルナウがベンチスタート(バルサBの選手たちがプレーオフ準備のために多数いなくなった)。

先発イレブンは、最近の傾向からは変更が行われた。最大の特徴はスアレスが温存され前線が2人になったこと。その後方をアルトゥロ・ビダルが走り回った。セルジ・ロベルトは下がり目でフリーとなってボールを散らす。実はセルジが3バックの右セントラルで、セメドはカリレーロか。この試合ではセメドの攻め上がりが目立っていた。アルバは控えめ。
リキは非常に広範囲に動いていた(ガス欠上等、行けるところまで行く感じ)。

1人目の交代はハーフタイム明け。グリーズマンに代えてスアレス。
2人目と3人目は57分、ラングレとリキ・プッチがベンチに下がり、アラウホとラキティッチが登場。セルジ・ロベルトが左に移動している。
4人目にして最後の交代は74分で、ブスケツからジュニオル。セルジがピボーテに移動か。

Titular Final
先発時 終了時
 

2020年7月12日(日)、バジャドリー戦翌日のバルセロナスポーツ紙。 先制点(であり決勝点)を決めたビダルとアシストしたメッシの2ショットが表紙です。

MD「キング・アルトゥロ」

  • キング・アルトゥロ
  • → チリ人の逆ポストへのシュートが苦悶の対決を決め、バルサがタイトルを志願し続けることを可能に
  • → セティエンチームは勢いを落とし、最後はボール保持をせず。そしてマテウはピケへの明らかなPKを取らなかった
  • アトレティコ 1-0 ベティス
    2点を取り消された後、ディエゴ・コスタが決めた

SPORT「降参しない!」

  • 彼らは降参しない!
  • → アルトゥロ・ビダルの唯一のゴールでバルセロナがバジャドリーに勝利
  • → 前半は支配をしたものの、ハーフタイム後はマドリーに圧力をかけるために耐えた
  • バルサ
    アンス・ファティが昇格プレーオフの準備
    Bチームとトレーニングを行った
  • フォーミュラワン/エストニアGP
    サインスが3位スタート!

 

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