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それはもう芝生も擦り切れるほどに

トレーニングが激しい故に、ピッチの維持も大変に。

FCバルセロナのプレシーズンが始まった7月、まず話題になったのが鬼教官ルイス・エンリケによるトレーニングのハードさでした。バルサらしくボールを用いながらも、サーキットトレーニングを強化し、選手たちの体力をみっちりと鍛えていった新監督。それによってどういう現象が発生しているかといいますと、練習場の芝生がお疲れモードになるという、ここ数年間は見られなかったことが起こっているようです。

これは8月末のSPORT紙で見かけた記事なのですが、普段トップチームがトレーニングに使用しているシウター・エスポルティーバ第1&第2グラウンドのピッチにハードワークによる影響が見られるようになっているらしく、芝生を管理しているROYALVERD社のスタッフが毎トレーニング後や朝に行う養生作業が大いに増加しているとのこと。カタルーニャは今年の夏はさほど暑くなく、降水量も例年より多かったそうなので、芝生にとっては乗り切りやすい環境だったにもかかわらず、コンディション維持への大変さは増しているのです。で、ROYALVERD社のスタッフさん曰く、ペップ時代の最初の3年間を思い出すと。

ティト・ビラノバとタタ・マルティーノの2年間は、春になるとチームがヘロヘロになり、それは日々のトレーニングにおける激しさが不足しているからだと指摘されてきました。ルイス・エンリケはそういった事態を避けるべく、ハードなメニューを選手たちに課している。一方でペップの場合はローテーションをあまり行わず、中心選手を繰り返し起用したことで消耗させてしまいましたから、ルーチョが上手く出番を調整しつつ体調を管理していければ、ステキな春の到来を期待できるんではないかと思える次第です。選手たちもコーチ陣も芝生管理会社の皆さんも、全員でタイトル獲得を目指していこう!バモス!

 

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