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第二の目的地、サンフランシスコ

バスケットボールで楽しいひと時。

ルーチョバルサ一行は現在、USAツアー2015の第二の目的地、サンフランシスコに滞在し土曜日に行われるマンチェスター・ユナイテッド戦への準備をしています。いつぞやの北米ツアーでは、移動のたびに選手たちがイベントに駆り出され(ハリウッドやらNASAやらホワイトハウスやら)、もっとのんびりさせてあげなよと思うことしきりでしたが、今回はどうやら三冠監督エンリケの希望が考慮されたか、イベントは練習グラウンド上が多くて良い。ロサンゼルスのコービーに続いてサンフランシスコではNBA王者ハリソン・バーンズ(ゴールデンステート・ウォーリアーズ)が練習場を訪れ、バルサ選手たちとバスケットボールを楽しんでいます。

アルダが全体練習に復帰

ロサンゼルスでの任務を終え、水曜日にサンフランシスコへと到着したFCバルセロナはその日の夕方、休む間もなく次のトレーニングを行っています。同地でのトレーニング場となるのは、サンフランシスコ州立大学のキャンパス内にある多目的グラウンド、コックス・スタジアム。大学のサッカーチーム、陸上チームが主に使用しているようです。

一夜明けて木曜日は、朝と夕方のダブルセッション。ここ数日別メニュー調整を続けていたアルダ・トゥランがチームメイトたちと通常メニューをこなしたことが、このトレーニングでの最大のニュースです。一部メディアでは、ひょっとしたら思っているより重傷?と報じられていたアルダだったので、まずはひと安心。一方、LAギャラクシー戦で打撲傷を受けたというジェレミー・マテューが個別調整となっています。ちなみにサンフランシスコはこの数日は気温が20℃に届ておらず、過ごし易そうでなによりです。

NBA王者バーンズが訪問

木曜日のお楽しみイベントは、午前のトレーニング終了後に行われました。今年度のNBA王者ゴールデンステート・ウォーリアーズの注目株ハリソン・バーンズと代表団がNBA優勝トロフィーを携えバルサを訪問。コックス・スタジアムの陸上トラックにはバスケットゴールがこしらえられ、バルサ選手たちはバーンズによるバスケットボールクリニックを楽しんでいます。スペシャル体験をしたのは、ウォーリアーズのスタッフから技を教わったジェラール・ピケ、セルヒオ・ブスケツ、アンドレス・イニエスタの3人。ピケはバスケ好きで知られるだけあって、素人目にも普段からプレーしていそうなのが分かります。なんか余裕そう。下の埋め込み動画は、NBA Spainがツイッター投稿したものの一部です。その下はバルサ公式。

バルトラ、残留を強調 「昨年を超えることが目標」

その他ではマルク・バルトラ、ジョルディ・マシップ、セルジ・サンペールあたりがお上手だったみたいです。バルトラはまた、このイベントの最後にちょっとした主役にもなったらしく。なんでもメディアのインタビューに応じていた彼に向かって悪戯っ子ピケがボールを投げてきたのですが、そのボールをえいや!と投げ返したマルクのシュートが見事バスケットゴールのネットにすぽっ。15mは距離があったので、チームメイトたちも報道陣も拍手喝采で称えたのだそうです。

そしてそのバルトラ、しつこく付きまとっているナポリ移籍のウワサについて、「夏になると毎年あれこれと語られるけれど、僕の頭の中にはいつだってバルサで続けることしかなかったよ。ここには全てがあるし、最高のグループの中で自分が重要な存在だと感じているんだ」、「もっと良い選手になるとの意欲と希望を胸に、シーズンに挑んでいくよ。個人的な目標は数字面だけでなく、チームへの貢献度でも昨シーズンを上回ることだ」と、きっぱりと否定。マルクは2週間ほど前にこんなふうに心境を語っているわけで、ウワサが消えないのが不思議なり。

セントラルはまた、退団がウワサされるペドロ・ロドリゲスについてもコメント。「意欲をもってトレーニングをしてるように見えるし、彼はすばらしいチームメイトだから、ここに残ってくれるといいね。試合数はとても多く、11人だけでは不十分なんだ。チーム全体の力があってこそ、タイトルを勝ち取ることができる」と、残留しようよコールを送っています。

ペドロとアドリアーノ、チームメイトに退団を伝えた?

去就が注目される二人、ペドロ・ロドリゲスアドリアーノ・コレイアですが、24日付のMD紙電子版には彼らがすでにチームメイトたちに退団の意向を打ち明けた、との記事が掲載されています。それによると二人は現チームとクラブが大好きで、感謝をしているけれど、プロである以上もっと試合に出場したい。なのでこのUSAツアー中に二人はチームメイトたちに、今季はバルサでプレーを続けないだろうと伝えたのだそうです。

クラブ(ルーチョとバルトメウ)はこの件に対し、移籍を希望する選手は契約解除金を支払うべし(9,000万ユーロに設定されているアドリの場合は納得のいく市場価格でも可)、と繰り返していますが、ペドロとアドリアーノはもし彼らに関心を持つクラブが経済的な努力をすれば、最終的にはクラブは譲歩し、自分たちを送り出してくれるだろうと信じているのだとか。

昨日はドグラスがインスタグラムにて、「兄弟よ、キミのような人には愛と平和、喜びこそが相応しい。(中略)キミと家族の夢がすべて実現しますように。キミが今日だけでなく人生の全てで幸せでありますように(後略)」とアドリアーノに向けたメッセージを送っています。

 

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