ルイス・エンリケ、六冠に意欲

どの選手にも出てほしくはない、と監督。

全世界のクレが歓喜したベルリンでのトリプレーテ達成から約40日、FCバルセロナのルイス・エンリケ監督が今シーズン最初の記者会見(RDP)に臨みました。これから彼が百回以上行う会見のその一つめ。今年もどうぞよろしくお願いしますというところです。この日のRDPにおけるミスターはどうやらご機嫌でリラックスした様子で、30分以上にわたって記者さんたちの質問に回答。すでに入団の決まった二人の新戦力や去就が注目されるペドロ、新シーズンなどについて見解を述べています。

幾つかの重要なフレーズの中で一番に取り上げるべきはやはり、新たなる挑戦への意気込みでしょう。ルーチョは言います。「トリプレーテはもう過去のこと。今私が関心があるのはセクステーテ(六冠)だよ。ライバルチームは私たちを打倒目標としてくるわけで、達成は難しいだろう。けれども私たちは再びトリプレーテを達成するために働いていく。進化していく必要があるんだ。もし立ち止まれば、焦げ付いてしまうことになる」

運営委員会を評価

プレシーズン開始前、バルサ周辺で最も話題となったのは、会長選挙期間中ゆえに理事会に代わって運営委員会が移籍契約を交わしたアルダ・トゥランでした。委員会がオペレーションを実行する上での“御旗”となったのは、ルイス・エンリケがそれを強く望んでいるとの理由。その件について、ルーチョはこう語っています。

「チーム計画作成が私の責任だったし、退団すると知っていた選手たちとも勿論話をしていた。アルダ・トゥラン作戦の件では、運営委員会におめでとうと言うよ。私たちは彼のことをとても信頼しているし、彼は重要な選手となるだろう。アレイシ・ビダルとともにすばらしい補強だ。二人を補強できたことに私はとても満足している。これからもどうスカッドを仕上げていくかを考えていくよ。退団や加入で幾らかの動きが出る可能性はある」

退団の可能性がある一番の選手は、ペドロ・ロドリゲスです。「私は契約のある選手には誰にも出て行ってほしくはない。ペドロにも残ってほしいよ。説得?契約解除金というものも存在するわけで、彼が去るべき時だと考えるなら去ることは出来るからね。彼はこれまでいつもクラブに全てを捧げてきた選手。関係がこれで途切れず、残ってほしいと思う。ただしそれを決めるべきは選手なんだ。もし去るとしても、理解はできるよ」

出場時間を求めて移籍を望んでいるとされるアドリアーノについても、ルーチョは「退団は望まない」としたうえで、「選手たちにウソは言えないし、出場時間を約束することも、自分に出来ないようなことも言えない」と語っています。

カンテラーノに落胆

一方、トップチーム選手としてこのプレシーズンに参加しているムニールサンドロに関しては、「彼らはトップチームの選手だ」と認めた監督でしたが、「昨シーズンのフィリアル(Bチーム)選手の出来には満足していない。彼らにはもっと期待していたんだ」と落胆を隠さず。プレシーズンではハリロビッチ、サンペール、グンバウにチャンスを与えるとしつつも、例えばアダマといった選手たちはフィリアルでプレーを続けていくことになると明かしています。

セビージャにて修行中のデニス・スアレスについては、「FIFAにはレンタル期間は2年だと言われた。それによって私たちは彼を呼び戻せない」とのことです。

その他チーム関連では、傷心のコパ・アメリカとなったメッシマスチェラーノについては「彼らにはこの状況を上手く乗り切るだけの経験がある」とコメント。軽率な行為で大会に別れを告げたネイマールに関しては、「彼は過ちを犯したけれど、若い選手には普通のことでもある。ここでは常にほぼ完璧な振る舞いをしている」と述べ、これからの成長に期待といったところです。

選挙には関わらない

加入がウワサされる選手では、ポール・ポグバの名前がメディアから消えることはありません。当然、チーム責任者であるエンリケにはフランス人セントロカンピスタについての質問が飛ぶわけですが、会長選挙に影響するかもしれない話題ゆえ、ミスターは口を挿もうとはしませんでした。

会長選挙について口を出す気はないし、自分のチームにいない選手について話すことは出来ない。興味深い選手ではあるけれどね。アルダについてであれば話すことは出来るよ。彼は攻撃的な選手で、縦への突破力がある。チームを強化し、競争力を生み出してくれる選手だ。アレイシ・ビダルもまた、チームを向上させるだろう」

そして、もし新たに会長に選ばれた人物と考えが合わなかった場合については、「仮に候補者からコンタクトがあったとしても、私は沈黙を守る(接触しない)。クラブの職員として、トップチームの監督として、会長やスポーツディレクターの決めることに私は耳を貸すよ。どのような環境になろうとも、準備は整えている」と、折り合いを付けていくと説明したルーチョ。選挙で自分の名前が使われることには、「別に不快ではない」と語っています。いずれにせよ、「全ての問題は月曜以降に話し合っていく」とのことです。

ちなみにルイス・エンリケは会長選挙ではどの候補に票を入れるかすでに決めていて、土曜日は投票に行くと明言しています。

 

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