バルセロナとしてはオリンピック出場を望む。
ルーチョチームが今年初めてとなる平日試合のない一週間を過ごしているこの3月上旬、ネイマールはルイス・エンリケやカピタンたちの許しを得て、母国ブラジルでの休日を楽しんでいます。そのネイくんは月曜日には地元の子供たちのために設立したインスティテュート・ネイマール(学校)を訪れ、「子供たちと一緒にいることで、バルセロナでタイトル獲得のために戦うパワーを得た」と語ってますのでなにより。愛する妹の誕生パーティでもリフレッシュし、木曜日にはまたトレーニング場で元気な姿を見せてくれるでしょう。そしてその木曜日にはブラジル代表監督ドゥンガがバルセロナを訪れ、ネイと夏の予定について話し合うのだそうです。
五輪の方が身体を休められる
コパアメリカ・センテナリオか、それとも地元リオデジャネイロにて開催されるオリンピックか。この夏に開催される二つの国際大会のどちらに出場するのかを、ネイマールとドゥンガは決めなければなりません。彼やブラジル代表としましては、その両方に出場できることが理想でしょうが、高い年俸を支払っているバルセロナとしましてはそれを認めるわけにもいかない。バルサが望むのはネイマールがどちらか一つの大会にのみ出場することで、MD紙によりますとそれはコパアメリカではなくリオ五輪なんだそうです。
その理由は主に二つあります。まず一つめが、オーバーエイジ枠での出場となるネイマール(24歳)にとっては、地元で開催される今年のオリンピックがおそらく出場のラストチャンスになるであろうこと。一方でコパアメリカは今後も何度も参加する機会があるだろうから、今回は五輪を選びなよということのようです。
もう一つは、6月3日に開幕し、26日に決勝戦のあるコパアメリカに出場しなければ、バルセロナがもしミラノでのチャンピオンズ決勝(5月28日)に進出したとしても、丸1ヶ月間の夏休みを取れることです。8月5日に開幕し、21日に決勝戦のオリンピックに出るとバルセロナでのプレシーズンには参加できなくなりますから、クラブがそちらを好んでいるというのは少々意外です(事実かどうかは不明)。
ドゥンガは、もし選ぶなら五輪
一方、ネイマールをどちらか一つに招集するのであれば、母国でのオリンピックかな、、というのがカルロス・ドゥンガ監督の考えです。昨日サンチャゴ・ベルナベウを訪れ、マドリー対ローマを観戦したセレソンの指揮官は試合後、「選ぶのは難しいけれど、五輪の金メダルがブラジルにまだないことや、母国開催の大会であること、そしてネイマールには長いシーズンが待っていることを私たちは分かっている。もし片方の出場するのならば、五輪の方がフィジカルやメンタルを回復させる時間を持てるだろう。両大会で彼を擁することができることになれば良いけれどね」とコメントしています。
ドゥンガは現在ヨーロッパ視察の最中で、昨日はマドリー、今日はロンドン、木曜日にバルセロナ、そして週末はミラノを訪れるのだとか。バルセロナではネイマール本人、ルイス・エンリケと会って話し合うとされています。アニモ、ルーチョ!
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