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いざ、カルデロン決戦

チャンピオンズ生き残りを懸けた大勝負。

さてやって来ました、ビセンテ・カルデロンへと乗り込んでの、アトレティコ・マドリーとのチャンピオンズ1/4ファイナル第二戦です。リーガで連敗したことにより、チームを取り囲む雰囲気は重苦しくなっていますが、こんな時の最良のお薬は試合に勝つこと。強敵シメオネ組を下し、チャンピオンズ準決勝へと勝ち上がることが出来れば、自ずと活気も甦ってくるでしょう。ファンとしましてはルーチョチームが今出来るかぎりのバルサのフットボルをし、良い結果を掴み取ってくれると信頼して応援するだけです。

ルーチョ 7-0 チョロ

アノエタでは何故だかさっぱりなバルサですが、対シメオネアトレティコに関しましては何故だかめっぽう強いのがルーチョチームです。ルイス・エンリケ率いるバルサとチョロ・シメオネ率いるアトレティコはこれまで7度対戦し、全てバルセロナが勝利。“7回ある事は8度ある”と信じるか、それとも、これまでが良過ぎただけでそろそろ反動が来ると不安になるのかなら、前向きに楽観的にいこうじゃないですか。バルサはアノエタで勝てない。シメオネアトレティコはルーチョバルサに勝てない。きっとそういうものです^^;(タタバルサは逆に5分1敗)

ルイス・エンリケのバルセロナにはまた、チャンピオンズのトーナメント戦では必ず結果を出してきたという信頼もあります。昨年の1/8から今季の1/8までの9試合で、バイエルンに敗れた1/2ブエルタ(3-2)以外は全て勝利しているバルサ。さらにこの2シーズンの彼らはチャンピオンズでは必ず1ゴール以上を決めていますので、今回もその流れでいく、と都合よく信じております。欧州の舞台で特に強いルイス・スアレスがなんとかしてくれるでしょう^^

カードに要注意

シメオネ組とのチャンピオンズ生き残りを懸けた試合は、過去の7度の対戦と同じように、激しくハードな戦いとなるでしょう。アトレティコ選手に自陣深く侵入され、ギリギリのタイミングでカットに行かなければならない場面もあるに違いありません。そこでカードに注意しなければならないのが、バルサの柱であるセルヒオ・ブスケツとハビエル・マスチェラーノです。二人は今日(明日早朝)の試合でカードを受ければ、次のチャンピオンズ戦は出場停止となってしまいます。

もしカードを出されずに準決勝へと勝ち進めば、イエローはここで一度リセットされるそうです。

カウンターの鋭いアトレティコを相手に、セルヒオマスチェも両方無事で済ませるのはかなり難易度が高いミッションです。ポイントはやはり彼らのカウンターを発動させないこと。ボールの出所にしっかりとプレッシングをかけられるかが重要となります。ポジショニングが大事です。もちろん、不用意なパスを浅い位置でカットされると命取り。チーム戦術で二人をカードから守りましょう。

残念ながら二人がカードを受けてしまった場合は、マルク・バルトラの出番がやってきます。それについてはまた、後の機会に。

ルイス・エンリケ「チームは準備OK」

バルサの宿泊先ユーロスターズ・マドリー・タワーホテルにてルイス・エンリケによるUEFAの前日会見が始まったのは、その数キロ南にあるサンチャゴ・ベルナベウでマドリー対ウォルフスブルグがキックオフされたのと同じ頃だったようです。ゆえにルーチョは報道陣に対し、ここは手短に済ませることを要求。質疑応答はさくさくと行われていきました。監督が強調したのは敗れたレアル・ソシエダ戦後と同じく、チームへの厚い信頼です。

「このような舞台でなんとかやれるチームがあるとするなら、それは私たちバルサだよ。私たちとしては、カルデロンが満員となってほしいと思っている。最高の雰囲気であるほど、モチベーションも上がるからね。スペクタクルな試合になることを期待してるよ」

「対戦相手は、お互いによく知るアトレティコなんだ。難しい試合になるだろう。けれども私から何か約束するとするなら、それは私たちが競い戦っていくことだよ。自分たちが勝ち抜けに相応しいかどうかは、後で分かるさ。このチームが準決勝を目指して戦うことをクレは知っている。それを疑う人がいるなら、フットボルをあまり見てない人だ

チーム状態は良い。ピケの状態も良好だよ。チームはハイレベルに競っていけるだけの状態にある。その後の結果への満足度には大小あるだろうけれど、選手たちの返答に関してはクレは安心していれば良い。彼らはこの対決に臨むだけのレベルにある」

シメオネとの試合はどれも非常に拮抗していた。私たちは互いに、相手に迷いを生じさせようと試みてきたんだ。試合は私たちが勝ってきたけれど、それは大変な努力の成果だと私は強く言いたい。もちろん今回も、歴史が繰り返されることをこちらは希望しているよ。いつものように勝利を目指してカルデロンへと乗り込んでいく

我らのミスターがこれだけチームは大丈夫だ、と明言しているのですから、ファンとしましては信じることにいたしましょう。調子を落としているレオ・メッシについて訊ねられたルーチョは、こうも言っています。「私からコメントはない。一人や二人の選手の力で試合に勝つと考えるのは不当だし、負けとなるといわんや、だからね。試合に勝ったならば全員で祝っていく。そして負けた時の責任者は私だ。選手たちのパフォーマンスを上げるべき人間は監督であるこの私なんだ」

 

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