ヒザ靭帯を負傷し、復帰には2-3週間を要する見込み。
FCバルセロナのポルテーロは夏に憂き目に遭うように定められているかのようです。11日(木)のトレーニングでマルクアンドレ・テル・ステーゲンが左ヒザの内側靭帯を捻挫し、戦列を一時離脱。クラブはスーペルコパ第1戦(14日)を欠場、その後は「経過次第」としていますが、メディア情報によると回復には2-3週間を要する見込みで、復帰は早くてリーガ第2節、通常で第3節となりそうです。
バルサのポルテーロは昨夏はクラウディオ・ブラボが9月7日の練習中に左ふくらはぎを傷め、約1ヶ月間のリハビリ生活。ルイス・エンリケ体制が始まった2年前はテル・ステーゲンがこちらも8月11日の練習中に腰を強打、第三腰痛を痛めたことで2-3週間の離脱となっています。ドイツ人門番にとって8月11日はなにか祟りでもあるかのごとし…。
ポジション争い、一時休戦
リーガ開幕戦でのポルテーロは、テル・ステーゲンとクラウディオ・ブラボのどちらが選ばれるのか?レギュラー争いを巡って両者がクラブに直談判を行ったとの情報が流れたことで、ルイス・エンリケがリーガ初戦でどちらを先発に選ぶのかがここ数日の大きなテーマのひとつとなっていました。
しかしドイツ人守護神が木曜日のトレーニング中にヒザ靭帯を捻ってしまったことで、このポジション争いも強制的に一時休戦です。テル・ステーゲンにとってこれは痛恨のタイミングでの負傷。クラブにとっても影響の大きな怪我となりそうです。
もしテル・ステーゲンの負傷がなかった場合、ルイス・エンリケはおそらく去年のようにスーペルコパのイダとブエルタで両ポルテーロを起用し分けた後、リーガ開幕戦(対ベティス)で重要な決断を下すはずでした。そしてベンチとなったポルテーロが、残る10日間の移籍マーケットで新天地へ去るなどの動きがあったかもしれない。それが3週間後の完治となれば夏の市場はもう閉じていますから、ポルテーロ問題もしくは騒動の解決(といっていいものかどうか)は少なくとも冬までは保留となりそうです。
いずれにせよ明らかなのは、捻挫が思いのほか軽度でないかぎりはテル・ステーゲンはスーペルコパの2試合だけでなく、リーガ開幕節にも間に合わないことです。そしてこの時期のバルサの守備はだいたい不安定なので、スーペルコパでの失点でブラボ周辺が騒がしくなることもありえるでしょう。テル・ステーゲン本人はインスタグラムに「無駄にする時間はない。頭を上げ、回復に集中する」との気持ちを投稿しています。
There's no time to waste. Head up and focusing on my recovery.
A photo posted by Marc ter Stegen (@mterstegen1) on
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