プレッシングの仕方や審判への対処を教わったとデランテロ。
バルサの9番 ルイス・スアレスのインタビューがウルグアイの一般紙 LA REPUBLICA に掲載されました。ウルグアイの新聞だけに、代表チームや先日行われたU-20ムンディアルに関する質問が多いのですが、バルサについてもルイス・エンリケやあと一歩で優勝を逃したリーガとその敗因などについてデランテロは語っています。
監督への感謝
「バルサのプレーがどういうものかは、世界中の人が知っている。例えば、ボールを失った時のプレッシングとかね。プレッシングはずいぶんと改善されたよ。以前の僕は、ボールを失ったら次のプレーを待つという意味で諦める選手だったから。でも彼は僕にどうプレッシングをかけるべきかを教えてくれた」
「審判にあまり異議を唱えないようにも言われていたね。なんにせよ、そうは見えなくても、彼にはたくさんのことを教わったよ。彼もまたデランテロだったから、どういう動きをすればチームメイトの役に立つのかを知っていた」
「心に残っている言葉?審判に口答えをしてエネルギーを消耗するな、というやつだね。それはチームに損害を与える行為だし、僕がすぐにプレッシングに注意を払ってチームメイトを手助けすることがチームの利益となるんだ」
周りからは自分がルイス・エンリケからあまり教わってないように見えてるかも、とスアレスが感じているところが興味深いです。
自己批判が必要
2016/17シーズンのことで、今でもまだ思い出すたびに悔しさがこみ上げてくるのが、バルサの取りこぼしが大きく響いてマドリーにリーガ優勝を持っていかれてしまったことです。これについてルイス・スアレスは「勝ったチームの手柄」との見解を示しているのですが、同時に「大事な瞬間に失敗したことは分かっているし、自己批判が必要」として次のように語っています。
「勝てる可能性が高かったスタジアムで勝点を落としたなら、痛いし、自分たちが失敗したという感覚が残るよね」「マラガとの試合で負けた瞬間から、このパフォーマンスではダメだ、リーガ優勝はかなり難しくなったと自己批判をしていたと思う。僕らにはマドリーが失敗するしか選択肢がなくなって、ベルナベウでは勝ちにいった。でも僕らはかなり自己批判をしているよ」
実際、この言葉を言うときのルイスは、勝てたはずのリーガを落としたことを本当に悔しそうにしていたそうです。では心が痛むのは、マドリーに負けたから?「いや、相手がどこであってもリーガを獲られるのは辛いことだからね、チームに関係なく心が痛むんだ」
そして40ゴールを記録したことには「個人的には満足しているけど、チームが目標を達成できなければ喜びも半分だよ。チーム目標こそ僕らにとって一番重要だから」というバルサの9番。来季は心底負けず嫌いのレオ・メッシやネイマールとともに、さらに気合いの入った戦いぶりを見せてくれると期待しましょう。バルベルデはこの世界最強トリデンテをどう活用していくのでしょうか。
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