セントラル補強はないわけではないとか。
6月29日のMD紙の表紙に、ちょっと気になる見出しがありました。曰く「セントラル(SB)を補強する選択肢は捨てられたわけでなく、プレシーズンのテストの後で決定されるだろう」。ではプレシーズンで試されるのは誰かといいますと、ローマへの期限付き移籍を終えて戻ってくるトーマス・ベルマーレン(31)とバルサBからの昇格が見込まれるマルロン・サントスの2名です。
移籍先が見つからない
ベルマーレンはこの1年間、買い取りオプション付きでASローマへと移籍をしていましたが、複数の怪我によってほとんど試合に出なかったらしく(12試合、609分出場。涙)。三十路で怪我を繰り返す選手をマーケットに出したところで名乗りを上げるクラブは見つからないだろうとの後ろ向きな理由により、少なくともプレシーズンはバルサで試してみることになった模様です(MD紙)。
前向きに考えれば、これはベルマーレンにとってチャンスとなります。もしこれでエルネスト・バルベルデに良いところを示し、確信させることが出来れば、バルサで花を咲かせることになるかもしれない・・・ 2週間前に美しいポリー・パーソンズさんと結婚式を挙げたばかりの彼ですから(子供はすでに2人)、気合いも入っていることでしょう。バルサとの契約は2019年まで残されています。
マルロン・サントス
マルロン・サントス(21)もまたバルベルデに試される一人です。リーガ終盤の緊急登板では安定感のあるパフォーマンスでクレの信頼を得たセントラルとはいえ、出場したのはわずか2試合のみ。トップチームで十分にやっていけるかどうかを新監督はその目で確かめたいでしょうから、7月12日から始まるプレシーズンはマルロンにとってもアピールの機会となります。
バルサのセントラルはジェラール・ピケとサムエル・ウンティティがレギュラー格、マスチェラーノが第3の選択肢といった状況です。ジェレミー・マティエウはスポルティングでメディカルチェックを受けたとウワサされましたが、それから特に動きなし(弾かれた?)。ムッシュやトーマスが残留となれば、マルロンはバルサBで経験を積みつつトップチームを補完する起用法が一番良さそうです。
よって、もしセントラルを補強するのであれば、マルロンをあと一年バルサBで経験を積ませると判断した場合となるでしょう。しかし予算の点から可能性は低い。イェリー・ミナはどうやら来年のようです。マルロンとミナを同時に使うためには、外国人枠を空ける事務作業がバルセロナには必要となります。
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