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スポルティング戦で Bのセントラルに頼れない問題

UEFAの規約とタリンの怪我で

サムエル・ウンティティが2ヶ月の戦線離脱となったことで、セントラルのやり繰りに頭の痛いエルネスト・バルベルデ監督。直近の課題としては、明日行われるチャンピオンズ第6節 スポルティングCP戦が地味な割にけっこう厳しい状況です。理由は週末のビジャレアル戦にむけ、ピケ・ベルマーレンコンビを休ませにくいことにあります。

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リスク無用の試合で、リスクを冒したくない

バルセロナはすでにチャンピオンズでグループDの首位を確定させていますので、明日5日のスポルティング戦はいわゆる消化試合です。主力はビジャレアル戦のために温存し、出場時間少ない組やカンテラーノたちの頑張りを左うちわで観る、そんなはずでした。

しかしセントラルはちょっと困ったことになっています。

ハビエル・マスチェラーノがリハビリ中であることに加えて、サムエル・ウンティティが土曜日のセルタ戦で負傷。ジェラール・ピケトーマス・ベルマーレンがいるものの、唯一残されたこの二人にもしものことがあれば・・・

特に怪我がちで知られるベルマーレンが3試合連続出場中(バレンシア戦とムルシア戦で90分、セルタ戦で20分)であることを考えれば、あまりリスクを冒したくはありません。

年齢制限+2年以上の在籍が必要

通常であれば、こういう場合はカンテラーノに頼るのですが(国王杯ムルシア戦はダビ・コスタスが後半ピケと途中交代)、残念ながら今回はバルサBの若者たちをバルベルデが起用することはできません。理由はUEFAの選手登録条件とタリンの怪我です。

シーズン最初に登録し、1月まで変更できないリストAの25名はトップチーム選手でほぼ埋まるので、フィリアル(Bチーム)選手の多くはリストB(キックオフ24時間前まで無制限で変更可能)で登録されるのですが・・・

  • 条件1。リストBへの登録資格があるのは、21年前(1996年)の1月1日以降に生まれた選手。つまり22歳以上はダメ。
  • 条件2。リストBに登録資格があるのは、15歳の誕生日以降、2年以上継続しての在籍がある選手。

バルサBのセントラルたちでは、条件1によってマルティネスファリ(24歳)が外れ、条件2によって現レギュラーのダビ・コスタスホルヘ・クエンカ(今季加入)が外れます。試合に出てないウルグアイ人のサンティアゴ・ブエノも条件2で使えない。そして唯一登録資格を満たすロドリ・タリンは現在負傷中・・・(涙)。

そこでどうするか

リスク不要のスポルティング戦でリスクを冒すかどうかはエルネスト・バルベルデ次第ですが、重要なビジャレアル戦のためにピケベルマーレン(もしくは両方)を休ませる場合、考えられるのは次のような選択肢です。

  • ディニェをセントラルに一時起用する。このオプションは昨季用いられたことがある。左ラテラルはマルク・ククレヤがリストBで登録されている。
  • セルヒオ・ブスケツイバン・ラキティッチのような、器用な中盤選手を起用する。
  • ・思い切ってフベニールAから呼んでくる。よく知らないけど、ファン・ブランダリス(18)?オスカル・ミンゲサ(18)?
  • ・ラテラルだらけの3バック

せっかくの主力を休ませられる試合でセルヒオたちを使うのは勿体ないので、ここはディニェのセントラル起用が有力でしょうか。Bチームで主力のコスタスクエンカのどちらかを使えれば良かったんですが。さて、我らのミスターはどんな決断を下しますか。

 

このニュースのまとめ

  • ・週末にビジャレアル戦が控える状況で、消化試合のスポルティング戦
  • ・残されたセントラルはピケとベルマーレン。リスク覚悟で彼らを使うか否か
  • ・バルサBのコスタスとクエンカはCL登録資格を満たさず、タリンは負傷中

 

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