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ベラッティのバルサ移籍物語 第2部開始

PSGのプレシーズンに参加するため、パリへと向かう。

その大半をイビサ島で過ごしたマルコ・ベラッティの夏休みが今日終わり、セントロカンピスタ(MF)は今日故郷のペスカラからPSGのプレシーズントレーニングに参加するためパリへと向かいます。昨シーズン終了後にイタリア代表合宿に参加していたことで、PSGは彼が金曜日に合流することを認めていたそうですが、ベラッティは休日を切り上げて明日の練習初日からエメリの元へと。いよいよバルサ移籍を目指すマルコ夏物語の第二部のスタートです。

強行作戦は中止

夏が始まるや、自らが表紙となったMUNDO DEPORTIVO紙(MD)を持って同紙の表紙を飾るという、分かりやすくもPSG首脳陣にとっては刺激の強い移籍希望を出したマルコ・ベラッティでしたが、彼を巡る状況はあの時(6月16日)からほとんどなにも変わっていません。

あれやこれやと仕掛けていくベラッティに対して、PSGは断固として放出を拒否し、交渉へと続く扉を固く閉ざしたままでした。バルサ移籍を実現させるための選手からの試みはことごとく失敗。ならば無理にでもその扉から出させてやる、とプレシーズン参加を拒否するのか、強硬手段には出ず穏便に粘り強く交渉の席についてくれるよう訴えかけていくのか、ベラッティがどう動くのかに注目が集まっていました。

SPORT曰く、バルサは強硬手段を支持していたようですが、彼の代理人たちは『北風と太陽』でいうところの北風作戦は取りやめ、太陽作戦へと路線変更。このままぶつかり合っていても道は開けませんし、ましてやトレーニング拒否は断裂を決定的にすることで、ベラッティはパリへと向かうことになったというのが各メディアに共通する情報です。

バルサはまだ動かない

ただ、3日の表紙で「D-デイ(作戦開始日)」と大きく見出しを付けたSPORT紙は、ベラッティナッセル・アルケライフィ会長と面談をすることは可能であろうし、そこで彼はパリではもう幸せではないんだと人情に訴えるべきとしています。バルサが登場するのは扉が少し開いてからで、これ以上事をややこしくしないためにも現時点ではバルサから使者を送らないという同紙です。

気を悪くしているに違いないアルケライフィ会長がすんなりとベラッティの求めに応じるとも思えず、物語はまだ先が見えません。そして覚悟の上であるにせよ、契りを破って目標を達成しようとしているのですから、待つのは茨の道です。

これがスッキリしないオペレーションである点は今も変わらないですが、ここまで選手がバルサに移籍しようとしているのだから、出来るかぎり良い結末を迎えてほしいところ。潮目に変化が見えたその時には、バルサもしっかりやれることをやりんさいよ。ちなみにバルサが提示するであろうオファーは8,000万ユーロとされています。

 

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