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狙うのはデンベレ、コウチーニョ、イニゴのトリプル補強?

多額のネイマール収入を得たバルサのスカッド強化策

この8月5日のバルセロナ系スポーツ紙MDとSPORTのトップ記事は、似たようなものとなりました。アプローチは若干異なるものの、両紙に共通するのは多額のネイマール収入を得たバルサが前線と中盤のクラック、そしてエルネスト・バルベルデの要望であるイニゴ・マルティネスを獲得しようと目論んでいること。このラ・レアルのセントラルとドルトムントのウスマン・デンベレは近々アスルグラナのシャツに袖を通す確率が高そうな雰囲気です。

デンベレは近づく

ネイマールの空けた前線の穴を埋める選手は、ドルトムントのフランス代表ウスマン・デンベレが有力となっています。当初、独クラブはデランテロの放出を断固拒否する構えでしたが、ここで効いてくるのは選手本人のバルサ移籍希望。1年前はトリデンテの壁を前に、ロベルト・フェルナンデスの誘いを断ったデンベレでしたが、ネイマールが去った今は十分すぎるほどに出場機会を得るチャンスはあるでしょう。ドルトムントで高い評価を受け、急ぎ足ながら、次はカンプノウで実力を試すべき時が来た、と彼が考えて不思議はありません。

SPORTによると、1年前はバルサ移籍に消極的だったデンベレも、ネイの後釜になるという挑戦に乗り気で、ここ最近の対話の中でその旨は代理人からバルセロナに伝えられているそうです。選手の望みは、すぐさまのバルセロナ加入。対するカタランクラブは今日5日に行われるドイツのスーペルコパ(対バイエルン)が終了後、ドルトムントと公式な連絡を始めていく考えのようです。

そういった状況の変化に伴い、ドルトムントは今ではデンベレの引き留めは困難と考えているようになってきているとMDはいいます。そして気になるお値段は9,000万~1億ユーロと。20歳の選手にルイス・スアレス以上の額を支払うのはためらうところですが・・・このネイマール移籍で狂乱の度を増すマーケットでは、それも仕方ないといえる範囲内でしょうか。

イニゴ・マルティネスは契約解除金の支払い次第

エルネスト・バルベルデがクラブに求めたらしいイニゴ・マルティネスに関しては、選手本人が移籍に乗り気で、バルサが契約解除金を支払うつもりというのであれば、もう障害となるものはありません。

イニゴに対するバルサの関心について、レアル・ソシエダのスポーツディレクター、ローレンさんが報道陣に語ったコメントはこうです。「バルサが私たちと話したのは事実だよ。彼らからの連絡があり、その選手への関心を示された。しかし現時点では公式なオファーはテーブルに載ってはいない。それが私たちに言えることだ」

イニゴを容易く放出しようという考えは、ラ・レアルにはない。彼は替えの効かない選手だ。ラ・レアルはイニゴを売ることを望まない」

一方でローレンSDはイニゴ・マルティネスには3,200万ユーロの契約解除金があり、もし選手が退団を望むのであればクラブに出来ることはない(ネイのバルサ退団のように)とも言及。メディア報道によると選手との合意を取り付けているバルサですから、あとは契約解除金を払う決断をするかどうか、そんな状況です。

バルサのセントラルを巡っては、昨日のナスティックとの練習試合で第4のセントラルになるかともいわれたトーマス・ベルマーレンが負傷する悲しい出来事がありました。マルロン・サントスはEU圏外枠なので、冬にイェリー・ミナを獲得する予定なのを考慮すれば、数年前からウワサのあったイニゴを押さえておきたいのでしょう。

コウチーニョ獲得目前というが

そしてインテリオールですが・・・ ウワサのコウチーニョに1億ユーロってのはどんなものか。バルサが初夏に狙っていたのはマルコ・ベラッティで、PSGの反対に遭って彼を獲得できないのであれば、同タイプのB案と言われていた選手(セリ)にいくべきではないのかという素朴な疑問。コウチーニョを欲しがる理由とされるポリバレントな攻撃的セントロカンピスタであれば、うちにはすでにデニス・スアレスがいるわけでして、爽やかデニスを伸ばす方向で良いんじゃないかと思うわけです。

ということでMDのRoger Torello記者による、“ここへきてパウリーニョが消え、セリがポイントを稼いでいる”という記事にちょっとした期待をかけます。ニースがアヤックスを敗退させたチャンピオンズ予選でセリは良い活躍を見せたそうですし、最近は情報がなく水面下にずっぽり沈んでいたことも、むしろロベルト・フェルナンデス流交渉術だと都合良く判断。さて当たりますでしょうか。(※いきなり外れそうデス)

 

コメント

  1. silver より:

    ようやくpeseteroが出ていきましたね。
    今になってpeseteroと金の亡者である父親が言い訳がましいことを喚いていますが、まぁ何を言ったところで世界中のバルセロニスタから”裏切り者”と言われることに変わりはないでしょう。
     いつかパリのユニフォームを着たpeseteroに豚の頭が投げつけられるような日が来たら笑いますが(笑)

     デンベレの獲得には賛同できますが、なぜイニゴ・マルティネス? EU圏外とはいえ、これでは若手を伸ばすチャンスを自ら潰しているように感じられます……
    ………せっかくのマルロンが……

     若手が偉大な選手達から学びつつ、確かな自信を付けていけるチームに向かっていってほしいものです。

  2. レト より:

    デニスに関しては期待してはいるんですが、先日の親善試合見てその期待もグラつきました。
    思った以上に控えのアピールの薄さが深刻で焦るのも仕方ないと思います。
    かつてのような一強時代だったら余裕を持って成長を待てたんでしょうが。