アダマ獲得で合意：デンベレ包囲網、強まる

弾丸エストレーモの復帰でクラブ間合意に達した模様
居場所のなくなるデンボウズ、問題解決のためのタイムリミットはあと3日

アダマ･トラオレ（26）のレンタル移籍に関し、FCバルセロナとウォルバーハンプトンが合意に達したとのニュースが報じられています。今季分のサラリーを低く抑えることでデンベレ問題を解決せずともラ･リーガ出場登録が可能になるらしく、半年間で正式な移籍方法について話し合っていく模様。これでデンベレはまた一歩退団に近づき、本人も扉を開いたと言われます。

今日にもメディカルチェックか

アダマ･トラオレは今日にもバケーション中のドバイからバルセロナへとやって来て、メディカルチェックを受けると見られています。ラ･マシアにいた時から異質な筋肉系でしたが、英国での6年半でボディはさらに厚みを増した様子。今季は怪我なしだそうで、検査は問題なく通過するでしょう。

（オスピタレ出身の弾丸・矢といえばジョルディ･アルバ。全然違うのが面白きかな）

弾丸エストレーモであるアダマが加入するということは、ウスマン･デンベレはいよいよアディオスの流れで間違いありません。あと3日でデンボウズのメロドラマは完結するのか。それとも半年間を観客席で過ごすぐだぐだの最終章に突入するのか。是非とも完結でお願いしたいです。

デンベレケースは問題にならない

冬マーケットで新選手を登録するにはデンベレの契約更新もしくは移籍が不可欠だと見られていましたが、アダマの場合はレンタルとなる半年間の給与を低く設定してくれたため、バルサのサラリーキャップに引っかからないとのことです。
選手と代理人ジョルジュ･メンデスが協力し、即登録可能な（だいぶ低い）サラリー額でOKしたんでしょう。なんだかんだでメンデスはいい仕事します。ラポルタと親しいスーパー代理人。

そして7月1日に正式移籍をしてバルサ選手となった暁には、クラブの条件内で適切なサラリーを受け取ることになるという。あとは如何にして正式移籍を成立させるかです。

ウォルバーハンプトンのメンデス案件といえばフランシスコ･トリンカオがそうなので、アダマの件と絡めて交渉されることになるかもしれません。トリンカオは今季 同クラブに貸し出されており、買取オプションは3,000万ユーロ。これを行使しなければ600万ユーロがバルサに支払われます。

デンベレは放出で一致

アダマが加入することで、いよいよウスマン･デンベレの居場所は無くなります。

バルサの強化部門とチャビ･エルナンデスはデンベレを冬市場で売ることで意見を一致させており、デンベレの代理人がチャビと面談し直訴したからといって流れは変わらない。フランス人エストレーモが居残った場合の序列はアダマよりも下ですし、おそらくはトレーニングだけして試合は観客席から見る気まずい事態になるでしょう。
バルサとしても、これは避けたいですが･･･

ラジオ局SERカタルーニャが伝えるところでは、デンベレの代理人氏はチャビとの面談後にラファ･ユステ副会長、フェラン･レベルテルCEOとも話し合っており、その結果、冬マーケットでの移籍へ向けて動き始めたらしく。
タイムリミットはあと3日間、クラブと選手の双方にとって納得の解決策は見つかりますでしょうか。