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進まない放出活動で渋滞するスカッド・・・プレシーズン開始まであと3日

3シーズン連続での赤字を最終日で回避したバルサ
次の目標は新たな資産売却で収入を得つつ、構想外選手の放出などでスポーツ経費を減らすことだが

バルセロニスタには見慣れた光景、それが難航するスカッド整理です。今日7月1日から2022/23シーズンに入り、週明けの4日にはいよいよプレシーズンが始まるチャビチームですが、ここまでに退団が決まった選手はわずかに3人(ルークアダマアルベス)。昨日をもって契約満了となったデンベレにしても、再契約の可能性はまだゼロではありません。所属選手は30名にも及び、10名以上の削減が求められる強化部門です。

2022/23シーズン開始

さて、フットボル界では新たなシーズンの初日となる7月1日です。2022年は例年以上に新たな出来事が発生していて・・・

■ 渦中のウスマン・デンベレが正式にフリーエージェントとなった
Sixth Street とのラ・リーガ放映権10%譲渡を巡る合意によって、3年連続の赤字を回避できた
■ カンプノウの名前がSpotify Camp Nouになった

などなど。
Spotifyのことはすっかり忘れてました。これに伴いスタジアム正面入り口(ファザード)上部の大看板もSpotify仕様になっており、ぺドリアンスオーバメヤン(!)と共にマピ・レオンアレクシア・プテリャスアイタナ・ボンマティら女子選手が選ばれているのが印象的です。
今は男子よりも女子チームの方が結果を残してますもんね。彼女らがカンプノウで戦った女子チャンピオンズの2試合では、男子チームよりもたくさんお客さんが入っていますし。

Sixth Streetと2億750万ユーロの投資で合意

米投資会社Sixth Street との合意も、シーズン最終日に無事発表されました。彼らは2億750万ユーロを投資する見返りとして、ラ・リーガ放映権でバルサが得る利益の10%を25年間にわたって受け取る。
これによって3年連続となる赤字決済を回避したラポルタたちは、更なる換金策を実施して行く構えです。

ラ・リーガ放映権に関しては、6月のソシオ総会で最大25%まで譲ってもよいとの承認を受けていますので、残る15%分も近々換金する見込み。あとはBLMBarça Studiosの株式、フレンキーあたりが有力な収入源と期待されます。
それらで得られる何億ユーロが、真っ当に使われますように。大金を手にしては失敗してきた黒歴史がありますからね。。。

ちなみにSixth Streetから受ける2億ユーロの投資は全額が収入として計上されるわけではなく、スポーツ経費の改善に充ててもいいのは15%だそうです。70%はインフラの向上に、15%を負債返済に向けねばならない。これはCVCの融資を受けた場合と同じですね。
BLMの株式売却によって2億ユーロを得た場合は、50%が収益として計上されるとか。会計の知識がないので、この辺りはさっぱりです。

ごった返すロッカールーム

なので大きな収入があるといっても、ラ・リーガのFFP縛りから解放されるためには、スポーツ経費の大幅削減(現在は5億6,000万ユーロ。4億2,000万ユーロまで減らしたいという)も必要となります。
FFPにおいては収入におけるスポーツ経費の割合(7割以下)がカギ。給与支出を減らさなければ、恐怖の1/4ルールから逃れられず、つまり現状ではレバンドフスキの登録は夢なんですよね・・・

高給選手との減給交渉も予定されますが、時間がかかる。
まずはチャビから構想外とされる選手たちでごった返しているスカッドの整理です。そもそもファーストチームの背番号は25しかないので、5選手を補強したいなら最低でも10名は移籍しないといけません。物理的にもロッカールームはぎゅうぎゅうでしょう。

現スカッドの面々を立場別で表すと以下のような感じです。

戦力としてカウント:17名
テル・ステーゲン、イニャキ・ペーニャ
デスト、セルジ・ロベルト、ピケ、アラウホ、エリク、ジョルディ・アルバ
セルヒオ・ブスケツ、ぺドリ、ガビ、ニコ
アンス、フェラン・トーレス、オーバメヤン、メンフィス、アブデ

新規加入:3名
クリステンセン、ケッシエ(公式発表待ち)、パブロ・トーレ(B選手登録)

戦力だが売りたい
フレンキー

移籍先探しに専念させるため、プレシーズンに招集せず:3名
ミンゲサ、ウンティティ、リキ・プッチ
移籍先求む
ネト、ラングレ、ワゲ、ピアニッチ、ブライスウェイト、レイ・マナイ、トリンカオ

欲しい
レバンドフスキ(バイエルン)、ラフィーニャ(リーズ)、ベルナルド・シルバ(マンチェスター・シティ)、クンデ(セビージャ)、マルコス・アロンソ、アスピリクエタ(チェルシー)、デンベレ(フリーエージェント)

17名の残留が確定的だとして、クリステンセンケッシエが加わり、さらにレバンドフスキら6人を獲得したら定員の25名。放出作戦の成功が不可欠です。

ただ、構想外選手を全員放出したとして、狙っている選手は実績ある人が多い。つまりはそれなりの報酬が必要になりそうで、スポーツ経費の削減が可能なのかとの疑問は消えません。どうやって1億ユーロ以上減らすんですかね。
なにはともあれ、来週月曜からプレシーズンが始まります。

コメント

  1. silver より:

     見やすい一覧まとめ、ありがとうございます!

    いやー、、、 わかりやすくまとまると、ほんと絶望的な状況ですね、、笑

    売りが下手なのは今に始まったことではないですが、移籍話が上がるのはFrenkieばかりでイライラする毎日。
    結局、完全移籍させられなかった選手をレンタルで放出、来季に問題を持ち越しってパターンで終わりそうですし、補強も失敗に終わりそうな気がしてなりません、、、

  2. たてうみ より:

    今シーズンいっぱいで契約が切れるメンフィスも売却候補にして良いと思うんですよね。
    噂に上がってるレヴァやラフィーニャが加わったら確実に出番は減るでしょうし

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