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デンベレ、残るハードルは変動額交渉

移籍金全体では1億3,000万ユーロで合意済みと

ネイマール収入でメディア受けするクラックを一人連れてくるミッションは、現在のところ、ウスマン・デンベレに落ち着きそうな気配です。コウチーニョ獲得は日ごとに難しくなると言われる一方で、フランス代表デランテロに関してはドルトムントのディレクターさんが「こちらの要求さえ飲まれればデンベレは去る」と発言。残る交渉課題は変動額部分の条件設定ということで、選手による練習欠席という無茶な反乱もあった夏のメロドラマは、ようやく決着へと向かいそうな様子です。

今週中の契約完了となるか

デンベレの移籍に関しては、MDもSPORTも自信満々な様子です。どちらも「予期せぬ問題が発生しなければ」との定番前置き付きながら、クラブ間合意は近いだろうとの見解。同じように言われたセリが予期せぬこじれを起こしているので、なんの保証もないですが、合意に近いのは近いできっと間違いないのでしょう。

両紙はいずれも、ドルトムントを含む各方面がオペレーションを今週中に完了させることを望んでいると報道。独BILD紙はさらに、BVBがバルサに対し「私たちの要求する額を27日(日)までに支払う以外に、移籍が実現する可能性はない」と伝えたと報じています。

選手代理人は日曜日にバルセロナに入って契約条件を磨き上げており、BVBから活動停止処分を受けているデンベレはモナコでその瞬間を待ちわびているそうです(MD)。

変動額の支払い条件

23日付のSPORT曰く、デンベレのバルサへの移籍金はもう1億3,000万ユーロで決まっています。問題は固定額と変動額の割合がどうなるのか、そして変動額の発動条件がどう落ち着くのか。ドルトムントは交渉を一切受け入れないわけでなく、このあたりは聞く耳を持っているようです。

SPORTによると、バルサが受け入れさせたがっているのは選手の試合出場数によって発生する移籍金です。ネルソン・セメドは公式戦50試合ごとに500万ユーロがベンフィカに支払われる仕組みになっていますが(バルサと1度契約更新をすれば、それもなくなる)、アスルグラナクラブは同様の条件をデンベレにも入れたいらしく。もしくはチャンピオンズやリーガといった主要タイトル獲得を、その条件にしたいと考えています。

対するBVBはもっと達成が容易な条件、例えばバルサのチャンピオンズ出場権獲得などであれば、固定額を9,000万ユーロまで減らしてもいいよと言っているとかで。MDの金額は少し異なり、固定額が1億ユーロ、変動額部分が3,000万ユーロと踏んでいます。どちらにせよバルサ史上最高額での獲得選手になります。

変動額の名を借りた固定額にならないよう、バルサの交渉担当理事がしっかりと好い条件を引き出せるか。正直あまり期待はもてませんが、日曜日には決まるっぽいので、あと数日良い結果を待つことにしましょう。

 

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